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テーマ:新撰組!(305)
カテゴリ:「新選組!」
君がため惜しからざらむ身なれども
咲くが誉や五位の桜木 う~ん、昨日に引き続き「輪違屋糸里」の後編 を見たのですが、何というか圧巻な物語でした。 昨日は昨日で面白かったのですが、今日の後編を 見れば昨日の内容は序の口としか感じられない くらいの濃い展開。影の濃い薄いの差はあれども どの人物もきっちりと描かれており、中でもメイン どころはこれでもかというくらいに深く掘り下げ られていたのには大満足な作品でした。僕的に ツボだったのは芹沢が襲われているときに助けに 向かおうとした永倉さんと斎藤さんが一瞬にして 切り結んだシーンでしたが。あの場面こそが一番 の緊迫したシーンではなかったかと思います。 よく幕末のミステリーといえば坂本龍馬の暗殺が とかく取り上げられることが多いですが、この ドラマも芹沢鴨暗殺という点では同じくミステリー の気配を色濃く感じたのですが、まさかその影には 会津藩が裏で糸を引いていた口封じのために近藤 らに切れとの沙汰を出したというのは、今まで 想像もつかなかったことだけに面白いものでした。 芹沢は無法の限りを尽くしたと世に言われがちですが、 実は会津藩の命を受けての狼藉であって、尽忠報国 の士である芹沢や新見らは魑魅魍魎と陰謀が蠢く 京の都で生きる道を模索しながらも時代に翻弄され ながら命を散らしていったというその奥の深い 考察はなかなかに新鮮なもので食い入るように 見入ってしまいました。そういえば、「壬生義士伝」 でも坂本龍馬暗殺について新しい視点で言及している ところがあったような。 偶像化されたイメージの中での新選組ではなく、 等身大の人物たちを描いた物語としてこのドラマを とても楽しむことが出来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.11 00:03:29
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