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カテゴリ:「新選組!」
新選組 故郷の多摩、駆け巡った京の町…… 近藤勇、土方歳三がいたその瞬間を擬似 体験する 先日の日記に書きましたが、今まで小説の中でしか お目にかかったことがない壬生に行ってきまして、 想像の世界でしかなかった風景を現実のものと認識 することが出来るようになりました。 まぁ、当時のままで現存しているものは数少なく、 そのほとんどが残ってはいないというのは時代の 流れなので仕方ないにせよ、場面場面でその当時の 見たものと合致することが出来るのは小説を読む上 でとても楽しいものです。 前川邸に訪れたときに入り口のところに当時の屯所 時代の間取りが図面として公開されておりまして、 どの場所でどんな事件があったかというのを見まして、 現状と見比べながら当時を回想する作業というのは とても趣深く、残念ながら現存してなかったのですが 山南敬助と明里が別れた出格子窓があった場所は特に 僕の中では印象深かったです。 そんな前川邸のおみやげ屋さんの中にあった本がこの CG日本史シリーズなるもので、新選組の人物や事件 にまつわるスポットを完全CGで再現するというもの で、リアルにその当時のものをまざまざと見ることの 出来た僕は、さらに視覚としても見てみたいと思い 購入いたしました。 多摩時代のときから五稜郭までの有名なスポットを CGと図面と出来事が詳細に記されたこの本はなかなか 読んでいて楽しかったです。 僕の行った八木邸や前川邸は言うに及ばず、新選組の 名を全国に知らしめた池田屋騒動の詳細な記述などが 図面とともに書かれていたのは当時の緊迫感がそのまま 伝わってくるようでした。 活字でしか得る手段のない情報を視覚で認識するという 作業は、よりリアルに追体験できるという意味でとても 面白かったです。 新選組の大まかな年代とともに解説されていた本だった ので、紙面の兼ね合いから詳細本を期待するとちょっと 物足りない部分もありましたが、ビジュアルで新選組の 足跡をたどることの出来るいい本だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.02 10:09:16
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