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カテゴリ:松本零士作品
銀河鉄道999DVDコレクション2 いいか、坊主。撃たれる前に撃て。 相手が涙を流しても必要な時は心を鬼にして 容赦なく撃て。 宇宙で生き残るにはこれが絶対の条件なんだ。 第4話「大盗賊アンタレス」では、宇宙を駆け巡る大盗賊の アンタレスが鉄郎に対して、宇宙で生き残る条件を伝えたり 戦士の銃を調整したりと、この先に待つ運命の厳しさに立ち 向かえるようあれやこれやと世話を焼いているのがなかなか 微笑ましかったです。 そんな強い盗賊であるアンタレスをもってしても老いと孤独 を抱える心の闇が垣間見えたシーンは、この宇宙に一人で 生き続けることの難しさがひしひしと伝わってきました。 また、この回で特筆すべきことはこれまであまり気にされて なかったメーテルの正体について、地球にはいかにも機械な 身体をしている機械人間しかいませんでしたが、ほとんど 人間と変わらない機械人間もいる中で、明確に人間だと証明 されたことです。 第5話「迷いの星の影」では、氷の墓地の管理人のシャドウ が自ら望んで機械の身体になったにも関わらず生身の身体に 戻りたいと自分を責め続ける姿が印象的でした。 自分が一番美しいときの姿を残してしまったからこそ、それ を越えるものを作ることが出来ず、かといって壊すことも 戻ることも出来ないため執着してしまい永遠に苦しみ続ける のは純粋な気持ちであったからこそ、余計に悲劇的に思えて しまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.10 17:11:31
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