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カテゴリ:松本零士作品
銀河鉄道999DVDコレクション4 姿かたちあるものは、いずれ老いさらばえて 醜くなっていく 第4巻となる本巻は、「トレーダー分岐点」後編、「不定形 惑星ヌルーバ」、「化石の戦士」前編の3つのエピソードが 収録されていましたが、その中でも「不定形惑星ヌルーバ」 のエピソードが印象に残りました。 この不定形惑星ヌルーバは、その名の通り惑星の形が定まら ないところでして、そこに住むアメーバ状のヌルーバ星人に 鉄郎とメーテルが襲われてしまいます。 決まった形がないからこそ、形のある人間に憧れて銀河鉄道 で旅に出ようとしたヌルーバ星人の子供たちに対して、形が ないからこそ差別や辛い思いをしなくて済むと、自分の身体 に誇りを持っているヌルーバ星人の教えが何だか胸に突き 刺さるものがありました。 確かに他人を羨む感情のスタートって、自分にはないものを 他人が持っていることから妬みや恨みが生まれ、きっかけと しては形があるからこそ見た目から始まり、そういう負の 感情が積み重なっていくものだなぁと。 そういう意味ではこのヌルーバ星人が言う、形がないから こそ不要な争いが起きないというのは至言だと思うのですが、 形がないからこそ自分としての個性もそこにはないと思うと、 逆に他人に語ることの出来る今の自分を形作るものは何か あるのかと、改めて考えさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.30 16:26:15
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