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カテゴリ:伝承するもの
☆イヨマンテのお祭り アイヌ民族にとって”熊”は神様として大切にしています。 アイヌの人たちは、狩をし熊を神の世界へ送り、 感謝の気持ちを表わしている。 私はそのことを知った時、熊を殺すことが、なぜ感謝なのか・・?? と子供心に疑問でした。 ”死”を忌まわしい事、ふれたくない事としていた時には 理解出来なかったのですが、自分が大切な人の”死”に 直面した時に、感情の部分とは、別に ”死”の荘厳さや達成感を感じたのでした。 そこで”死”というものを素直に受け入れることが出来ました。 話を戻して、熊狩りにいくと親子熊の場合もあり その時には、親熊がお祭りに奉げられ 残された小熊2頭(必ず2頭なのです)は、小さなうちは ぼろ布に包み人の懐に入れて温めて育てるそうです。 ミルク代わりにお米をすり鉢ですってミルク状にし 人の手に付け小熊になめさせるて育てます。 そして驚きは、ご飯を食べれるようになると 熊は神様なので、別にご飯を炊いてあげるそうです。 どれほど熊を大切に思っているかが、感じられますね~! この写真は、今回の講師の方のお祖父さんとお祖母さんです。 そしてお二人の後ろにあるのは、イヨマンテのお祭りに神の世界に 還っていった熊の頭の骨です。 アイヌの方が熊(自然の恵み)にたいして自分達の命を繋ぐもの として大切に神として扱っていたかが感じられますね。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月09日 12時48分02秒
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