ひかりのダンス

昨夕、あるテレビ番組が、目にとまりました。

ＮＨＫ仙台局８０周年ドラマの「お米の涙」です。


ストーリーは、ある商社のお米の買い付けのお話しで

その年の長期予報が、世界的な異常気象の可能性があるという

情報を先に手に入れた商社の上司は、この情報が公表されないうちに

青田買いをする指示をだし、宮城県に買い付けに行かせた社員と

地元の農家との心模様です。


そのドラマの中で知ったことは、


「高温不稔」　（こうおんふねん）


７月中旬～８月にかけて午前１１時の気温が３５度を

超えると稲が穂を出さないため凶作になる。

このことは実際に2002年中国で発生していて、

昨年、この日本でも起きたことです。


原因は地球環境の変化、温暖化です。

この事実を私は、ドラマからしっかりと知りました。


もうひとつ、このドラマを製作するきっかけになったのが、

鳴子温泉の地元で作られた



「鳴子の米プロジェクト」


地域の「食べ手」が地元の米の「作り手」をサポートする。

今年で３年目で１０ヘクタールに３５人が作付けしています。


「食べ手」として名乗りを揚げているのが、鳴子のホテル

経営者の皆さんと飲食店の皆さんです。


「山あいの、のどかな田園風景があってこそ鳴子温泉に

　来てくださる人が、癒され喜んで帰って行かれる。」と

地元ホテルの女将も話していました。



さらに、もうひとつ、今、稲作農家が抱えている

大きなテーマ　”後継者がいない！”


稲作農家の平均年齢が６０歳を超えているのが現実です。

この地元でもこの１０年で１００軒の農家が離農し

全国では、年間７万世帯が減り続けています。


１年、心血注いで作るお米の金額が、今の若者たちに魅力ある

金額では、ないことが後継者不足でもあるようです。


しかし、このドラマが見せた異常気象の予想によって

私たちの命を繋ぐ「日本人の食」について考えさせられ

お米をはじめ、農産物など安い高いという面から見るのではなく

地域とお米、農産物について「作り手」と「食べ手」との

繋がり・絆を築いていくことが、

相手が見える、安心出来る「食」へと歩んでいける。

つまり、


　”　地　産　地　消　”　　ですね！



まず　「作り手の顔」を知っているお米を

　　　　　　　　　　　　買わせていただきます♪