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カテゴリ:伝承するもの
少しお休みをしていました。 旅の続きです。 宮城県涌谷町の天平浪漫館のそばに日本で初めて金が 産出された黄金山神社があり、そこに寄ってから 岩手県の平泉・中尊寺へ行く予定でした。 しかし、車のナビは、東北自動車道を北上しています。 不思議に思って確認すると・・・ あらあら、何故か、先に中尊寺が目標にセットされています。 こんな時は、何か意味があるとそのまま車を進めると 今夜中に岩手に入り、明日の朝から平泉・中尊寺を 拝観させていただく予定が・・・ 中尊寺閉館の30分前に中尊寺に着いてしまいました。 「明朝にしましょうか?」と私が言うと 「こういう時は、出来る事を最善を尽くすことです。 本殿に直行しましょう!」とYさんの言葉 閉館間際の中尊寺の駐車場は車は2台のみ 駆け足で参道を登り、まっすぐ本堂にむかいます。 辺りは、夕闇が迫り始めています。 息を切らして本堂に着くと なにやら今日まで特別の展示というか 重要文化財の 阿弥陀如来像 が本堂に祀られているでは ありませんか! カーナビの予定外の行き先変更はこういうことでした! 今日中でなければ、この本堂にいらっしゃらなかったのです! 明朝であれば、本堂では、お目にかかれなかったのです。 南部の地である中尊寺にて夫の先祖が、南部藩を 裏切った行為を子孫の私が代表してお詫びしました。 お百姓さんの命を優先し、藩の年貢徴収の命令に背いた わけですからね。 160年の時を超えての謝罪です。 当時であれば、切腹ものでしょう! そのためにこの本堂で 阿弥陀如来さま がお待ち くださっていたのです。 心を込めてお詫びをし、今 生かされていることへの 感謝を申し上げ、今回の旅の大きな山場を終え ようやく、ほっとしていると お坊さんが、「ただ今より照明を消します。」と言われ こんな幻想的な感じになりました。 ”すべて 完璧とは、こういうことですね 神・仏の計らいに 心より感謝いたします ” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月11日 08時58分45秒
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