日本シリーズへの興味はいつのまにか減ってしまったなあ
野球の日本シリーズはそれなりに好ゲームだったのだろう。今年は久しぶりに巨人対西武。でも、一般に言われている野球人気の凋落は自分自身を省みても実感する。 そもそもこの文章の書き出しに「野球の」とつけている時点で昔と野球に対する接し方が変わった証拠。以前なら単に日本シリーズと書いただろう。 記憶が確かなら日本シリーズがナイターに初めてなったのが94年。(違うかな?)あの頃は仕事が終わっても日本シリーズが見られるというので、結構うれしかった。会社から早く帰ろうと思ったものだ。 今は家にいてもせいぜいたまにチャンネルを合わせる程度。他に用事があればリアルタイムに見ようとも思わない。 野球という競技そのものは変わってないし、決して日本シリーズのレベルが下がったわけではないだろう。それでも、スター選手のメジャー流出とサッカーを始めとするスポーツ娯楽の多様化のために野球への興味も薄れているのだろう。 後は媒体であるテレビも関係しているのではないだろうかと思う。家族みんなで一つのテレビを見ていたのは「今は昔」。テレビが一家に一台から一人に一台の時代になり、ネットの普及に伴って、テレビの地位は低下した。 先日のこと、うちの本をドラマ化したいというので某テレビ局の人と話したが、1日の平均テレビ視聴時間が1,5時間。これでは「いつまでテレビ見てるのよ!」と子供が怒られていた時代が懐かしい。 どんなものでも溢れると値崩れを起こす。本も含めて外部から情報が溢れている現代。テレビ、ラジオ、新聞もネットの先行きは決して明るくない。