太郎、ナイアガラの滝の色を変える
アメリカから帰った後、Sちゃんの彼氏が車を出してくれたのでナイアガラのダウンタウンへ。でもダウンタウンとは名ばかりで、すさんでいる。アメリカとの国境が近いので、麻薬の取引もあったりでちょっと治安が悪い場所らしい。あちこちで若い子がたまっている。そんな中にある中華料理屋さんへ行った。小さい小汚い店だけどとにかく料理が美味しくて安い。春巻きはパリパリ、蒸しものはジューシー。さくらも太郎も「美味しいね!」とものすごく食べた。それでもお勘定は6人で50ドルほど。毎週金曜、日曜には滝で花火が上がるらしいので見に行くことになった。でも日暮れが遅いので花火は22時スタート。こっちに来てから寝不足&夜更かしの子供たちのことが気になるが見てみたい気持ちが勝ってしまった。22時ちょうど、いきなり花火がどかどか上がりだした。日本の打ち上げ花火のように間隔はあかず、ひたすら上がり続ける。しかもかなり近い場所なので目の前にせまってくるし、音が滝に反響してどんどん響くしで、きれいだけどかなり怖い・・。情緒なんてないぞ。10分ほどで花火は終了。それも「・・・終わり?」て感じでいきなり終わる。滝は毎日21時からライトアップしているので、赤、青、黄色、緑に色が変わっていた。それを見てSちゃんが「あのライトアップはおじいさんが1人でやっててね~、たまに消し忘れて朝まで点いてることもある」なんてアバウトな・・日本ではありえない話。そして「滝の色、変えてみる?入れると思うから」とSちゃんが言う。滝の色を変える??と思いながらもついていくと、少し登ったところにライトアップをしている所がひっそりとあった。Sちゃんが中に入って何やら交渉してる。しばらくすると「いいって!」と声がした。ツアー客などを有料で入れて、ライトアップの装置を触らせてくれるのがあるらしい。昨年までは無料だったらしく、ガイドで何度も来ているSちゃんが無料でできるように話してくれたようだ。何のことやらいまいちわかってないさくらと太郎を連れて中に入った。まず、色がついているところを消して無色でライトだけあてた状態にする。その後にいくつもある色のスイッチを押すと、滝が自分の好きな色に変わるという訳。でもこれはやっている本人には外は見えない。私も自分でした時はどうなっているのかまったくわからなくて困ってしまった。太郎が色を変えた時はちゃんと外で見ることができた。無色になった滝が太郎が「青にするね~」とスイッチを押すと青色に染まる。「右の滝は黄色かな~」と声がするとカナダ滝が黄色に染まった。おおっ太郎!今何してるかわかってるか?すごいぞー。その後、滝の色を変えた認定証(?)をもらって終了。最後まで太郎は自分がやったことがどうなったのかわかってなかったようで「ほんとに色変わった?」と何度も聞いていた。帰るともう23時すぎ。今日も寝不足だ~。でも楽しい1日だった。