カテゴリ:崎谷はるひ
崎谷さんの新刊『大人は愛を語れない』を読みました。
ストーリーは舞台俳優を目指す大学生・湯田直海と 微妙に厭世的な居酒屋のオヤジ・宮本の年の差ラブ。 で、崎谷さんの年の差作品といえば 「不埒なモンタージュ」「白鷺シリーズ」「恋は乱反射する。」等が思い浮かびますが・・ 今回はヤマダサクラコさんの絵と、宮本のくたびれたオヤジ臭さが手伝ってか 1番年齢差を感じるっ!! ところが数えてみれば19と35で16才差・・上記3作品と同じようなものでした(笑)。 直海は親に役者になることを反対されているため、仕送りを切られかなりの生活苦。 宿無しでボロボロになっていたところを宮本に拾われますが・・ がむしゃらに夢にしがみつく直海と、何でも諦め気味でだらしない宮本は正反対なキャラ。 それでも直海は宮本の力の抜け切った言葉に癒され、宮本は一生懸命な直海が眩しいので 二人の相性は◎。 が、宮本は過去のトラウマから恋に臆病で逃げの一手。 なのでダメな大人が愛に突き進むまで少々時間がかかりました・・。 でも、でも 吹っ切れたその後は凄かった!! 小汚かったオヤジがいきなりフェロモ~ン エロエロで直海はヘロヘロになりましたが、頑張り屋の想いは報われ、宮本の豹変ぶりも最高! 面白かったですっ さてこの物語のエピローグに出てくる井原は『絵になる大人になれなくても』の攻くんでしたが、 こちらは本を手放してしまったために、記憶おぼろげ。 自分の感想文を思わず読んでしまいました(汗) (「絵になる」レビューはここ) そして本編中の中垣&律は『その指さえも』(プラチナ文庫)のキャラらしく、これはどうやら未読。 (たかなしちせさん、情報ありがとうございます) 中垣はどーしてこんな居酒屋でバイトを続けていたのか??とか、 律とはどーやって出来上がったのか??とか・・知りたくなってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.18 13:10:50
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