不機嫌で甘い爪痕
崎谷さんの新刊『不機嫌で甘い爪痕』を読みました。崎谷さんは3,4年前まで激しく嵌っていたのですが、最近は挿絵が好みだと購入する程度になり・・今回は 小椋ムク さんだったので即ゲット!!!期待どーりの綺麗可愛いイラストにウットリで、特にお気に入りはカラー扉絵と中のキスシーン♪羽室の余裕の無さにツボってしまい、ラストのキッチン抱擁もけしからんほどラブリーでしたお話は大手宝飾会社社員の羽室謙也と契約デザイナー・三橋颯生の物語で、大好きな 年下攻秘かにひかれていた颯生がゲイという噂聞いた羽室は、ノンケのくせに・・ガンヲタのくせに・・思わず告白。羽室の想いがゲイに対する好奇心と誤解した颯生は、彼を挑発して関係を持ってしまいますが、謙ちゃんの気持ちはかなり本物。後半は颯生の仕事と元彼のトラブルを交え、強いようで繊細な颯生と優しい羽室の絆が深まっていきます。で、面白かったは 羽室のパーソナリティ。控えめで優しく、料理上手で癒し系。イラストがなかったら受キャラと誤解するよーな人なのに・・イザとなるとエロ魔人(笑)。余裕のない攻め方が何とも可愛かったです。そして可愛いといえば颯生も相当で、男らしい攻的性格と見せかけて実は繊細で気を使うタイプ。なので二人の相手を思いやる謙虚な会話が心地よく、欲を言えば仕事関係の文章をもう少し省いて欲しかったですが・・全体的には優しいお話で挿絵も最高でした♪