バイオエタノール&バイオディーゼル
サトウキビやとうもろこしから自動車燃料を作る話がにぎやかになっています。 原油価格が上昇して、コスト的にバイオエタノールが相対的に安くなってきたことが議論を活発化しているようです。 また、地球温暖化防止の観点からも、バイオエタノールへの代替が検討されています。 バイオエタノールは、農産物の生育段階で二酸化炭素を吸収しているので、燃焼させても地球温暖化に影響しない、というのがその理由です。 この点に関しては、もう少し研究がいると思います。 とうもろこし等の生産、発酵、蒸留に必要となるエネルギーの大きさとのかねあいもあると思います。 それでも、カリフォルニア大学の研究グループによれば、とうもろこしによるバイオエタノール代替による二酸化炭素の削減割合は13%あるそうです。 いずれにしても、石油資源に依存する世界のエネルギー供給を多角化することは人類が持続的に生存していくためには必要だと思います。 静岡の運送会社は、ディーゼルトラックの燃料に廃油を使用しています。 なたね油やごま油から作った燃料で走るトラックです。 廃油の排気ガスは、香ばしい香りがするとか。 素敵ですね。 (R)バイオディーゼル改訂新装版