テーマ:食べ物あれこれ(50374)
カテゴリ:魚介類について
買い物帰りのカーラジオでTBSラジオの「キラ☆キラ」を聞いていたら
面白い投稿が紹介されたよ? 結婚してびっくりしたことに、夫が骨のある魚が食べられない、ってこと。 魚は全て母親が骨を抜いてくれていたのだという。 な~るほど。骨を抜いてもらって魚を食べる子供がいることは 知っていたけど、そういう子供たちが結婚する年齢になったのだ。 おいらの子供の頃は魚に骨が付いているのは当たり前だのクラッカー。 骨がのどに引っかかることもよくあったよ。 そう言う場合は 「ご飯を噛まずに飲み込め」 とよく言われたものだよ。実際にそれで骨が取れる。 で、この奥さん、インターネットで骨なし冷凍の魚を購入している というのです。おお、涙ぐましいね。 しかし、「夫に骨付きの魚を出すタイミングをねらっている」 ということを言っていた。よかった。よかった。 神足裕司さんが、 「すっごくおいしい魚を出せばいいんだよ」 と言っておりました。その通りだ。 それでは骨抜き冷凍魚はどのようにして加工されるのでしょう? そこで牛乳に相談だ、じゃなくて中国へ行ってみよう。 ここは日本の水産大手の中国工場。 まずはアラスカ産スケソウダラ。 手作業で三枚に下ろす。表面に残った皮を機械で除去する。 次に手作業で血合いの部分を取り除く。 こうして完全な白身にする。 その後の工程には驚きますよ?(青文字が引用) 下から蛍光灯の光の当たる傾斜のかかったガラステーブルの上に 切り身を広げると、肉片を透かしながら、毛抜きを大きくしたような ピンセットで透けて見える小骨を一本一本引き抜いていく。 そればかりではない。そうまでして、骨抜きを施した切り身を、 今度は一枚一枚中国人が手で触って骨が残存していないか 確認しているのだ。 「骨を残しては、絶対にいけませんから!」 両手に挟んだ切り身を、上から下へと指先で送り出すようにして 感触を確かめる。 次はアラスカ産のアブラカレイ。 これを頭、内臓、背骨を綺麗に取り除くと、やはり下から光をあてがって、 小骨を丁寧に引き抜いていく。この光景が、まるで手術を施している ように見えるのは、背骨を取るために切り離されたカレイの"腹"の部分と、 肉厚の上方部分が対のセットになって作業を進めているからだ。 次の触診による骨抜きチェックも、平べったいカレイの腹部と上方部の それぞれを両手で挟んで丁寧に上から下まで指先で確認しては、 やはり対で送り出す。 すると、次の工程では背骨を取り除いた断面に何やら粉を振り掛け、 まぶして、そこに霧吹き状に水をかけてから、なんと分断されたはずの 腹部と上層部分を再び合体、もとの魚の形に接着させていたのだ。 「骨なしカレイですよ」と案内役が言った。 この本の筆者は別の中国工場では日本で水揚げされた秋刀魚や鰯の 加工現場を見たことがある、という。 案内人は「絶対に骨を残してはいけない」と再三言っている。 それは少しでも骨が残っていると日本人が文句を言ってくるからだ。 では、骨抜き魚は何がきっかけで作られるようになったのでしょう? 水産加工関係者の言。 最初は病院からの注文がきっかけでした。お年寄りが骨を取って 食べることは大変で、中には手をつけない人も出てくる。 そこで医療食として骨なしが登場したんです。これが次に 病院から学校給食で出されるようになり、外食産業が目をつけた。 こうして量販商品として成立していった。 医療食で留まっていたらよかったのに。 なんで学校給食にまで? こうして日本人は骨抜きにされてしまったのであります。 【出典】 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月29日 16時39分15秒
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