カリフォルニア滞在記<嵐を呼ぶ男>
カリフォルニア滞在記、第2回目です。(^^) 到着してから3日めの金曜日、朝ご飯を食べ終るとすぐ「プールに入りたい~」攻撃が始まりました。家のプールの良いところは、親が一緒に入らなくてもいいって事でしょうか。プールサイドにノンビリ座りながら見ているだけでも大丈夫なんです。もちろん、ピグも浮き輪さえあれば、ひとりで大丈夫って事もあるんですけどね。去年までだったら、一緒に入らないと怖がったと思うけど。ワタシは、義姉とお喋りしながら、プールサイドのお洒落な椅子に座り美味しい~コーヒーを飲むひととき。素敵な朝でしたぁ~。やっぱり、屋外で過ごす時間って言うのは気持ち良いですね。プールとはいえ、水があると見た目は涼しいし。何より、リッチな気分を味わいました。(^^)その夜は家族が集まって夕食会。普段は料理をしないと言う義姉が作ってくれたメニューはベジタリアン・ラザーニャ、グリーンビーンズのガーリック炒め、サラダ、ガーリックブレッド(市販のモノですが、美味しい♪)とデザートにはピーチ何とかって言う(名前は忘れちまった)のとアイスクリーム。お腹がはちきれそうでしたわ。(^^)食べ物は美味しくて良かったんですが、ワタシにとってこういうパーティはちょっと苦痛です。何故かというと、集まるのはいつも家族だけではないんですよね。この時も、義姉の家族にもう一人の義姉、義兄の家族とその娘のボーイフレンド、ポパイ達兄弟が幼い頃お世話になってたベビーシッター(と言うか、乳母みたいに近い存在の女性で、彼女は家族同然)義姉の旦那さんのお母さん(すぐ近所に住んでる)と義姉の昔からの親友にそのお母さん・・・と、総勢18名でした。家族だけならまだしも、義姉の旦那さんのお母さんとか(この家族、苦手なんです)義姉さんの友達とか、親しくない人、初対面の人がおられるだけで緊張度はアップ。まぁ、こういったパーティに友達の友達とかが集まるのはアメリカでは極々自然な事なんですけど、まだまだ慣れる事ができないワタシです。翌日の土曜日は、義兄夫婦に、湖にヨット遊びに連れてもらいました。↓こんなヨットです。 若い頃、日本でもヨットに乗せてもらった事はあるんですが、その時のとは違って、何と言うか、そりみたいに2本の足(?)が付いててその上にキャンバスみたいな生地が付いてて、そこに乗っかる様なタイプです。(名前聞いたけど、忘れました。^^;)こういう形のヨット、確か、映画「ジョーズ」にも出てきたような・・・。一応2人乗りなのに、4人で乗ったもんだから、沈んでました。(^^;)義兄の家から車で3、40分ぐらいの所に、湖があるんです。そこへ着いた時には、ものすごい良い天気で、暑くて日焼けが心配なほどでした。しかーし!時間をかけて組み立て、ポパイと子供たちが乗せてもらって帰ってきた時に何やら向こうの方で、黒雲とストームが見える・・・!最初は雨が降ってるんだろう・・・と思ったのですが、雨ではなく、砂嵐(ダスト)の様だ!しかも、かなりの勢い!と言う事で、慌てて帆をおろしてたたみ、日陰を作るために組み立てたタープも片づけお昼のために折り畳みテーブルの上にならべた食料品も慌てて車に入れ戻しかけたところでものすごい突風が吹き始めました。小さな子供なんか飛ばされそうな勢いです。おまけに、砂が飛んできて目に入ります。最初は片づけを手伝っていたワタシも、子供たちを駐車場に連れて行き車内に非難させましたよ、もう。(車内はうだるような暑さで、ワタシには耐え切れなかったけど子供たちは平気で座ってました。不思議。)そんなこんなで、一時は大変だったんだけど、「エキサイティング!」と半ば喜んで興奮していた義兄とポパイ。(笑)男ってやっぱり、いくつになっても子供ですね。しばらくして、砂嵐もおさまり、雨がしとしと降ってきましたがそのおかげでずいぶん涼しくなって、良かったです。もう一度ヨットを組み立て、今度はワタシが子供たちと一緒に乗せてもらいました。風はあんまりなかったけど、楽しかった~。やっぱり気持ち良いですね。後からやってきた、義兄の娘2人とボーイフレンド、ポパイに会いにやってきた友達とその友達、結構大人数でピクニックをし、その後、夜8時ぐらいまで遊んでもう~ホンットに疲れました。帰りの車の中で、子供たちもぐったりとダウン。ヨットに何度も乗せてもらい、他の時間は、湖で泳いでばかりいた坊主達。そりゃ、疲れるわな~。ワタシの場合は、気疲れだったんだけどね。(^^;)次の日、日曜日は、また朝からプールで泳ぎ、お昼を食べてから、アリゾナに向けて出発しました。車の調子がちょっと悪かったので、余裕を見て早めに出たのですが車を休ませるために、途中、パームスプリングスにある、馬鹿でかいアウトレット・モールに寄って、しばらくウロウロすると暑さでしんどくなりました。砂漠の真ん中のモールなのになんで屋外を歩く様な形になってるんや!と、暑さのあまり腹が立ちましたよ、ホント。で、帰りも州境のガソリンスタンドで給油&ウェンディズで早めの夕食をとり、アリゾナに入って山道に入ると、またもやものすごい嵐の様な雨と風。アリゾナは広くて何もないところが多いので、はるかかなたで雨が降ってたり、雷が鳴ってるのがはっきり見えるんです。その嵐の中に車が入っていく・・・と言うのがかなりスリリングで面白かったです。「天空の城ラピュタ」で、パズー達が、ラピュタのある暗雲に入っていくような?そんな感じ・・・。(ちと大袈裟だが・・・)嵐に入ると、妙に興奮するのが、男達で、車内はずっと賑やかでしたわ。今回の旅行では、「雨男」程度じゃなく、「嵐を呼ぶ男」だったポパイです。(↑なんでもポパイのせいにするワタシ・・・。^^)