「問題解決スキル」と(セルフ)コーチング
こんにちはっ!湘南太郎。です。さて、今日はちょっとだけコムズカしい(?)ことについて書いてみたいと思う。以前、とある機関のまとまったコーチング学習プログラムを受講した際、私は、この日記上で感想を書かせて頂いた。その中の大きな感想の一つとして、次のようなことを述べたかと思う。「コーチングって難しいっ!(ビジネスで要求される)『問題解決スキル』がついついジャマをして、クライアントが自ら見つけるべき答えについつい先回りをしてしまう・・・」といったようなジレンマを。。。しかし、この習慣は、「コーチング」においても決してマイナスになるわけでないことも、一方でハッキリ認識していたりする。いや、少なくとも「セルフコーチング」においては抜群の効果を発揮したりするわけです。というのは・・・そもそもコーチングも「問題解決」「目標達成」「自己実現」なんかの一つの方法論であったりするわけです(誤解があったらゴメンなさい!)。特に、セルフコーチングにおいては、徹底的に自分自身の深い内面、さらに言えば「潜在意識」を探っていくことが必要になります。一方で、普通のコーチングでは、これをコーチが適切な質問をクライアントに繰り返すことで、一緒になってクライアントの潜在意識への旅をしていくことになるわけですが。。。その際に重要なのが、まさに「問題解決スキル」の基本的なテクニックなんです。言い換えれば、両者の基本的なテクニックは共通するのです。つまり、どちらにおいても、最も重要なスキルとしては次のようなものがあるのです。●「So,what?」スキル :問題の本質にトコトン迫るために「だから何なんだ!?」を繰り返し問い続ける●「So,why?」スキル :同じく、「だからどうしたってんだ・何でなの!?」を繰り返し問い続ける。この辺りのスキルは、確か以下のような本に詳しいので、是非参考にされたい。◎「問題解決プロフェッショナル『思考と技術』」齋藤嘉則 (著), グロービス(監修)○「問題発見プロフェッショナル『構想力と分析力』」齋藤嘉則 (著),○「ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ」HRインスティテュート (著), 野口吉昭 (編集)うろ覚えだが、確かこれらの本でその辺りのことが具体的に、かつ詳細に触れられている。特に、一番目の本はビジネスマンであれば必読の書であるので(?)是非ご一読をお勧めしたい。さて、では、ナゼこうしたスキルが、特に「セルフコーチング」において有効なのだろうか?もはや言うまでもないでしょう(^^;。本来の「コーチング」であれば、この「深掘り」「問題の徹底的究明」をコーチがナビゲートしてくれる。しかし、「セルフ」においては、どうしても深いところまで到達せず「表層」の部分で自分自身の問題点を「これだ」と錯覚し、誤った「対処法」「解決策」を導き出し、それに向かって突き進んでしまうリスクを孕んでいるのだ。その結果、当初導き出した目標やビジョン、テーマに到達するところまで至らず、(本来は正しい「目標設定」でなかったにも関わらず)途中で挫折したかのような敗北感を味わいつつ、頓挫してしまうことが多い。少なくとも、自分の場合にはそういうことがあったのです。これはどういうことかというと、ともすれば、人間というものは、自分の本質、判りやすく言えば、「自分の内なる声」「自分自身の心の底からの欲求」に辿りつくことなく、世間的な価値観、第3者の評価等によって、自分の欲求や願望、進むべき方向を設定してしまうことが多い、ということだ。その結果、途中でやる気を失ったり、集中力が持続しなかったりする。たとえ、達成できたとしても心の底からの満足感が得られないのもこうしたことが原因であることが多い。例えば、以下のような事例が考えられる。○「本当はカリスマ美容師になりたいのに、世間的なモノサシで判断してしまい、大学受験(しかも法学部だったりする!)を志す」○「本当は起業独立を考えているのに、ついつい目先の昇進試験の勉強に取り組んでしまう」○「本当は何よりも家族の時間を大切にして家族に愛し愛されたいのに、ついつい「会社時間」ばかり優先し上司の「寵愛」ばかり求めてしまう・・・(はしご酒!?)」○「育ち盛りで本当は好きなものを好きなだけ食べたいのに、ダイエットをイヤイヤしてしまう」等々・・・・いずれの場合も、本当の自分に正面から向き合っていないことからくる「矛盾」のようなものである。人生において、こうした行動パターンは、誰しも多々あるかと思われるが、「コーチング」や「セルフコーチング」を活用することによって、少しでも、シンプルな本来の「なりたい自分」「ありたい人生」に近づきたいものだ。というわけで、「問題解決」の最も基本的なスキルを活用することによって、本当の自分が見えてくる、あるいは、クライアントの本当の課題に一緒に辿り着くことが出来るのである。従って、以前のコメントと若干矛盾するようではあるが、こうした自分の人生や人の人生において有効な思考習慣を、その時々に応じて常に柔軟に使い分けて、より「充実した生き方」を追求していきたいものである。以上、文体がところどころで変わってお恥ずかしい限りです。時間が無いので今日はこの辺りで、「ドロン」します(苦笑)。あー下手な文章っ!!