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携帯オーディオで史上最高音質？　ソニー MDウォークマン　MZ-RH1（後編）

SONY Hi-MD対応録音再生ポータブルMD【税込】 MZ-RH1 [MZRH1]【ベストバイ0116】こんばんは。前後編に分けるほどの内容ではないのですが、文才がなくやたら長くなってすみません。結局ソニー通販で予約したのですが、１ヶ月待ちの途中でムラウチに入荷されていたのでそっちで買いました。購入前に使っていたのはアイリバーH120（製造終了）というマイナーなmp3プレーヤーでしたが、20GBのHDDにmp3ファイルをエクスプローラで放り込むだけで再生できる便利なもので、光デジタル入出力端子付、ダイレクトmp3録音機能つきという結構な代物でした。ただ、ちょっと曲間のノイズが気になるのと、サイズが大きいことがネックでした。購入したMZ-RH1にCDから無圧縮ファイルを転送して聴いてみると・・・・いやぁ、これはスゴイ！というのが第一印象でした。ノイズが無いに等しいので音の立ち上がりが鋭い。特に女性ボーカルや弦楽器の音がすごく繊細で綺麗、スネアの音がスパァーン！と抜けるといった感じでした。素人の印象ですのでちょっとアレかもしれませんが、「すっごく音いいねー」という感じでした。これは最近懸賞で当たった（！）iPod nano 2GBと聴き比べて再度実感しました。次に古いMDディスクから音楽ファイルをPCに吸い出す作業を行いました。付属していたSonicStage(SS)で取り込むと音がブチブチ切れていてまともに聴けない状態でした。「何じゃこりゃー！」となったのですが、価格コムのカキコミを見るとどうも古いMDレコーダーでの録音とSSの相性のようで、メーカーサポートに連絡すると新しいSSの入ったCD-ROMを送ってくれました。これでやってみると上手く取り込めました。取り込みは1枚10分ぐらい、SSには元がアナログ録音でも自動で曲の波形を読み取る機能が付いていて、有線で録音した懐かしい曲の曲名が自動で出てきたときはなかなか感動的でした。「河合その子 - 青いスタスィオン」とか・・・。難点としてはHiMDディスクを使っても1GBが上限であること、ディスクを多数持ち運ぼうとするとかさばること、操作性に関してはiPodに劣る、などいくつかありますが、音に関しては本当にクリアで素晴らしいので上質ののヘッドホン・イヤホンを使って聴いてみてほしいです。PCM録音もできますのでバンドマンにもお勧めです。下記のメーカーサイトに開発秘話が載っていました。ソニータイマーはやっぱり心配ですが・・・。http://www.sony.jp/products/Consumer/himd-rec/採点：★★★★★（4.5点/5点満点）SHURE シュアー E4C-N

携帯オーディオで史上最高音質？　ソニー MDウォークマン　MZ-RH1（前編）

【即納】SONY　MDウォークマン MZ-RH1-S(シルバー）【送料代引き手数料無料！】ソニー MDウォークマン MZ-RH1「いまさらMD？」と思われる方が多いと思うのですが、このMZ-RH1は元祖ウォークマンから携帯オーディオ機器を開発してきたソニーの技術の集大成とも言える名機です。ポータブルオーディオ機器としては高価に思えますが、実際に非常にお金がかかっている機械で値段以上の価値はあると思います。元々MDが出始めの頃に、友人に勧められDENONのポータブルMD録再機を買いました。もう14年ぐらい前ですね。当時のMDプレーヤーは効率の悪い圧縮形式（元祖ATRAC)と、当時のポータブル機の音質の壁もあり音は安定して聴けるものの決してCDと同等の高音質というものではありませんでした。元々ミニディスクは容量が230MBぐらいで、そこに74分収容するのでCDから3分の1程度に圧縮されるだけなのですが、そこは現代との技術の差があり音質が下がってしまっていたのです。10分の1ぐらいまで圧縮される現代のmp3 128kbps（圧縮率は10分の1ぐらいです）よりも音は悪かったのです。しかしながら、当時はまだPCもCD-Rも普及していなかった時代でした。録音するとデジタルはもちろんアナログ録音でも自動的に曲番が振られ、CDと同様に瞬時に頭出しができ、またカセットテープと違って裏返す必要が無く、またテープが伸びる心配もなかったMDは私たちにとっては魔法のような「デジモノ」だったのです。その後はカセットテープを使うことはなくなり、CDレンタルや有線などの音源をMDに取り貯めていきました。ディスク結構高かったんですけどね。（1枚700円ぐらい）世の中でもゆっくりですがMDは普及していきました。当時はパソコンで音楽を扱うようになるなんて夢にも思わなかったのですが、現在はパソコンと音楽を切り離すことはできない時代になりました。CDは容易にmp3等に変換してファイル化できたのですが、MDはいつまで経ってもPCに落とせるようになる様子がありません。PCに落とすためにはPCとMDプレーヤーをアナログ接続してサウンドボードでキャプチャーするしかなかったのですが、膨大な数のMDを、曲間を自分で切って曲名を自分でつけていく気は全くしませんでした。そこで登場したのが、このMZ-RH1でした。全てのMD音源を直接PCに取り込むことができる初めてのMD機器でした。取り込むことだけを目的に購入することにしました。しかし、発売当初より品薄であったのに加え、口コミで人気が広がりどこも品切れとなり買うことができませんでした。（続く）