テーマ:暮らしを楽しむ(388271)
カテゴリ:ひと
久々に実家へ帰った。
バス停でバスを待っている間におばあさんと話す。 嫁ぎ先から実家のお墓参りをしたら、そのままとんぼ返りだそうだ。 駅前の花屋さんにいい花があったと教えてくださった。 実家に着けば、母の不満の嵐。 冷蔵庫の中の野菜はいつも傷んでいるので、とりあえず、茹でたりするけれど。 嫌いなものは食べない。 枝豆は固いと文句を言う。 水を流しながら、茹で汁を捨てることも気に入らないらしい。 気が重くなり、しばらく来ないでおこうとまた思う。 デパートに呼び出せば、そっちの方が気が晴れるらしい。 けれど、父には会えない。 時々、会いに行こうとまた思い直す。 私のこころを支えているものは、ずっと変わることの無い父の愛情に違いない。 帰りの電車に慌てて飛び乗ったのはいいけれど、停車駅を確認していない。 窓から駅の電光掲示板を覗き込んでいると、隣の女性が停車駅を教えてくださった。 私が降りる駅も確認して、降りるまで気にしてくださった。 先日も別の電車で。 隣の車両へ行くドアがどうしても開かない。 しばらく格闘していたら、 「開けましょうか。」と女子高生が開けてくださった。 哀しい事件や信じられない出来事に、世も終わりか・・と思いたくなる時もあるけれど、 私を取り巻く世間は今も愛に満ちていることに気付く。 自分の家に着くころは、自分の存在の周りにある感謝すべきことにいろいろ気付く。 母はああいうカタチでしか、子供のために何かを与える術を持たないひとだったのだ・・と今にして思う。 それはとても哀しい生き方にも思えるけれど・・・ にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月13日 20時36分31秒
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