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2020年04月22日
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カテゴリ:料理 お菓子作り
​​子供のころ、節分には必ず豆まきをした。
大豆は煎り器で炒る。
この豆が大好きだけれど、歳の数しかもらえなかった。

結婚してからは、節分豆が店頭に並ぶ時期になると、何袋も買うことになった。
豆まきはしなくなったけれど、この時期しか手に入らなかった炒り豆をたくさん食べたかったのだ。

数年前、スーパーの処分品の中に胡麻煎り器を見つけて買った。
もちろん、大豆を炒るためだ。

最近は、毎日のように大豆を炒っている。
大豆がおやつだと思うと、おやつのハードルも低くなる。
実際は、体重にも響き始めているのだが…

今、お気に入りのものは、炒った大豆に砂糖を絡めたものだ。
ティースプーン一杯くらいの砂糖に水を加えて、電子レンジで加熱する。
炒りたての豆をここに入れてかき混ぜるだけのものだ。

この砂糖を、和三盆、黒砂糖、てんさい糖の中から気分で選んでいる。
仕上がった豆に、ココアをまぶしたり、抹茶をまぶしたりもする。

火加減や炒り具合で、甘さも硬さも変化する。
砂糖の種類や加熱時間で、飴状になったり、カラメルになったりもする。
その組み合わせも気分次第だ。

​好きなものを自分で作れることを幸せに思う。​

煎り器を使うようになって気づいた。
入る豆の量だ。
子供の頃、私は7人家族だった。
炒り器に入る豆の量が、食べられる豆の量を制限していたのだ。
子供だけが歳の数で、他の家族に歳の数だけの豆は無かったのだろう。

子供の記憶って、その程度のもののようだ。
手書きハート手書きハート
​子供時代のココロの記憶は事実とは無関係に根強いのだ。​




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最終更新日  2020年04月22日 22時35分03秒
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