奇妙なゲーム
@アートスフィア(夜)この日、仕事を根性で早めに終わらせた私は、これまた根性で夕方の新幹線に飛び乗り、死にそうな思いでアートスフィアに到着した。到着時刻は開演3分前。汗を拭くまもなく始まる舞台。(一緒に見るCちゃんはまだ来ない)ここまで無理してこの舞台を見に来たのはひとえに事前告知の上手さにはまったと言っても過言ではない。父と息子が同じ女性を愛し、三角関係になる…というジャニーズ出演にしてはショッキングなストーリー。そして、ジャニーズの中では「ミュージカル俳優」の誉れも高い坂本くんが出るということで、期待は高かった。いや、高すぎたのかもしれない。正直な感想としては「期待外れの極み」。歌い始めた瞬間に客がザーっと引いていった遠山景織子のあんまりな歌声。「ポスターのエッチさはどこへ行ったんじゃ~!」と叫びたくなるほどJAROなストーリー。¥1,000も取ったくせにぺラ紙のパンフレット。誉めるところがないんだよ~!確かに坂本くんも細川俊之も上手かった。でも、やっぱり舞台はストーリーだと思う。ストーリーの中心に置きたいのがなんなのかはっきりせず、何を伝えたかったんだか全然わからない。変に哲学論なんか絡めずに、素直にハードでディープな恋愛に重点を置いたほうがよっぽど客も分かりやすい。これだったら年末に見た「MASK」の方が10倍は良かったと、ぼう然としながら帰る羽目に。(しかも最終の新幹線には間に合わなかった)中には「楽しかった」と思う人もいるのかもしれないけど、私の周りは身内全員「金返せ~!」が感想。あ~あ。 坂本くんのはだけたセクシーな胸元を間近で見られたことだけが私の救いでした。