宝塚月組「大阪侍」(初日)
@日本青年館(15:00)いや~!楽しかった~!私基本的に石田先生の和物好きなんだと思う。今回ムード歌謡風やら演歌風やら入れててあまりにベッタベタだったけど、関東人のイメージする大阪ってああいう部分があるから(関西の人すみません…)それはそれで楽しかった!キャスト見た段階で「これは絶対前の方で見るの!」と心に誓ってた「大阪侍」ですが、芸達者な皆様の期待に違わぬ熱演ぶりに「取れてよかった前方席」と心から思いました。あ、フィナーレにびっくり。和装であんだけ洋舞踊るとは思いませんでしたよ。群舞中盤の真ん中でマギー・きりやん・エリさんがトライアングルになったときには惚れ惚れしてしまいました。すーてーきーっ!以下キャスト別に。・きりやん@又七っあんとってもきりやんに合ってる役だなという印象。真面目で真面目で、でも真面目なだけじゃなくてちょっと崩したり、ちょっと悪いことしてみたりもできる柔軟な人。恰好良かったー!主役という柱がどーんと立ってて多少ぶつかってもびくともしない安定感があるから、脇の皆さんが思い切って暴走してるなーという印象。殺陣のお腰も座っててほんっと恰好良かったです。・まやさん@渡辺先生&大和屋@チャルさん「出てきただけでおかしい」ってのはすげぇなーと思いました。最強。でもお二方とももちろん芝居が素晴らしい方々なので、締めるところはしっかり締め、締めたかと思えば途端に緩ませる緩急の付け方が素晴らしかったです。脱帽。・エリさん@黒門とにかく最後の挨拶が素敵っ☆「大阪侍組組長の嘉月絵理と申します。どなた様もお控えなすって」と仁義切ってくれたんですよ!「せっかく東映の方が来てらっしゃるので教えていただきました」とおっしゃってたような…。とにかくもう、極道物映画小説大好きな私はほんとにエリさんにマジ落ちしそうになりました。・すえこはん@高麗屋&数馬@もりえちゃん&衣絵@麻華りんかちゃん唄いだした瞬間の動作の俊敏さとパンチの効いた歌声が素敵でしたよすえこはん。もりえちゃんはあんなにコミカルな役だと思ってなかったのでビクリツしました。「大阪チャチャチャ♪」はしばらく記憶に残りそうです。衣絵はあまりにインパクト強いメイクだったので、あとでパンフ見て本気でビクリツ。ものすげー可愛らしいお嬢さんだったんですね…いやはや。・あーちゃん@豆奴とにかく美しかったです。しっとりした色気があって、いいなぁと。私が又七っつぁんだったら多分こっちを選んでたでしょう、個人的好みで(笑)・マギー@玄蕃ビジュアル美しいわ歌迫力あるわ。そんでフィナーレでダンス始まるとこの人は目立つなぁと。あ、途中で官軍士官した後の衣裳や小道具見て「これはやっぱり竜馬で使われてた物なのだろうか…」と思ってしまいました。マギーいいなぁ。・マサキ@政なんつーかこう、声も女の子声だし、動きもまだまだ男役じゃないし、それでもひたすらキラキラしてる持ち味はすげーなぁと思いました。思えば最初に月組見たときに気になったのもこの子(と越リュウ先輩)だった。キラキラのまま突っ走ってほしい。・ねねちゃん@お勢可愛いなぁ。そしてデカいなあ…と(笑)所作とか台詞回しとか、やばいところはいっぱいあるのにとにかく元気で可愛くていじらしくて、なんかあんまりそういう部分が気にならずに「かわいいわあ」とウハウハしながら見てました。意外にきりやんともお似合いで新鮮だった。全体的に笑いの多い演目でありながら、ふと色々と考えさせられたりちょっとウルウルさせられたり、非常に楽しめました。1回しか見られないのが残念です。-------------------------そういや思い出した。きりやんしょっぱなの客席登場時、進むルートの通路を目指す遅刻のお客さんしかもおじさまが!(笑)きりやんが生き生きといじり倒し、おじさまが恐縮しまくり、客席はドッカンドッカン沸き、きりやんのマイクは一瞬途切れ(えー)とにかくそこでもうお客のハートをがっつり掴んだOPでした。おじ様、前から2列目くらいだったのがまた(笑)つーかホタル嬢、そゆときはもっと手前で待たせなきゃダメよー!