祈り
3月11日あの激しい揺れの後から石巻の雄勝の叔母夫婦と連絡が取れなくなった。報道を見た叔母の子供から『津波の被害で家がない』との連絡が入っただけ。親戚で手分けをして、避難所の掲示板画像から叔母夫婦の名前を探した。膨大な画像の中から叔母の名前を必死に探した。6日目、叔母から連絡があったと朝日が見え始める頃、メールが入った。その数時間後、災害用伝言版に登録していた大船渡の友人から『無事です。自宅にいます』のメッセージが届いた。甚大な被害が絶えずテレビで流れる中、ただひたすらに祈った長い6日間だった。あの日から『生きる』という事を意識して日々を過ごしている。東日本大震災におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申しあげるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申しあげます。