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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2019.09.02
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​​​​文アーサー・ビナード 絵ベン・シャーン「ここが家だ」(集英社) ​​

​​​​ ​和合亮一​​「詩の礫 起承転転」​の中で、​「『米美術館、福島だけ貸し出し拒否ベン・シャーン巡回展』によせて」​という詩に出会いました。おそらく、2012年の三月にツイートされた150行ほどある全体の、前半60行ほどを、ここに書き写します。​​​​
「『米美術館、福島だけ貸し出し拒否ベン・シャーン巡回展』によせて」
ベン・シャーンよ
あなたは
何を想う

あなたの手がけた絵が
福島に届けられないのだ
私は悔しい

ベン・シャーンよ
あなたは
何を想うのか
あまりにも悔しいではないか

「米美術館 原発の状況考慮」

米国の美術館
七館が
所蔵作品
六十九点を

福島へ
出品停止
あまりに悔しくて
指が
震えて
キーが打てない

​​​ベン・シャーンよ
あなたの精神は
このようにも
あなたの精神の外に置かれている
人間とはかくも恐ろしい
芸術すら
殺していく

私は
今年の七月に
福島県立美術館の展示室で
あなたの絵に
再開するのを
ずっと
心待ちにしていたのだ

昨年の十二月に
葉山の美術館で会った
全ての
あなたの真顔と
横顔に会うことを
あなたの作品の一つ一つと
約束してきたのだ
そのはず
だったろう

あなたが
裏切ったのか
あなたの
絵が裏切ったのか
あなたの未来が
私たちを
裏切ったのか

ひどいじゃないか
ベン・シャーンよ

いや
ベン・シャーンには
何の罪もない
ならば
問う

なぜ
ベン・シャーンの
全ての絵が
福島には来ないのか
(以下略)
​​
 ​​ちょっと、中途半端な引用で申し訳ありません。福島での開催が予定されていた​ベン・シャーン​の巡回展覧会が、放射能汚染を理由に中止されたことが話題になったことを、ボンヤリ覚えていました。​ベン・シャーン​という画家についても、そんなに詳しく知っているわけではありません。我が家の​愉快な仲間たち​が読んだ​「ここが家だ」​という絵本を知っていただけです。​
 ​和合亮一のこの詩に出会って、棚から取り出しました。第5福竜丸といっても、もう知らない人の方が多いかもしれません。1954年、太平洋の果て、ビキニ環礁付近でマグロ漁をしていた日本の漁船の名前です。
 1954年3月1日、漁の最中に、アメリカの水爆実験に遭遇し、23人の船員たちは、全員が死の灰を浴びたそうです。被ばくした船員たちは、全員、放射能病を発症し3月14日に焼津に帰ってきます。

​ 船員たちの最年長、無線長の久保山愛吉さん(40歳)が、9月22日に亡くなります。アメリカの画家​ベン・シャーン​が、この事件の始まりから終わりまでを絵として描き、​アーサー・ビナード​という詩人が文を書いたのがこの絵本です。​

​​​​焼津の 家には おくさんと
かわいい むすめが 3人
​​かれを まっていた。​​​​​​
9月22日 久保山さんの 心臓は とまった
「原水爆の 被害者は
わたしを最後に
してしてほしい」といって
​​かれはなくなった。​​​​
​​ 1954年というのは、今年65歳の、ぼくが生まれた年です。映画「ゴジラ」が生まれた年でもあります。​​日付を読んでいて、そういえば​3月14日アインシュタインの誕生日だったことも思い出しました。
​ この絵本を読み返していると、和合さん「怒り」「哀しみ」が、よくわかるような気がしました。少し難しいです。でも、小さな子供たちに、読んであげてほしいと思います。(S)​
​​
​​​​​追記2019・12・08
和合亮一「詩の礫 起承転転」へはここをクリック​してください。​​

追記2022・05・16
「核兵器」について、「戦争」について、安易というか、ご都合主義というか、1954年にうまれて、「戦後民主主義」・「高度経済成長」の時代を生きてきて、その時その時に、「それはないやろ!」と、のんびり考えてきた「ことば」が、リアルだとか、現実主義だとかいう枕詞をつけて飛び交う世の中になりました。「徴兵」とか「愛国」とかいう「ことば」も、遠慮なく流通しているようです。
「ほんとにいいんですか?」
頭に浮かぶのは、その一言ですが、「ホント、大丈夫ですか?みなさん!」
​​​

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最終更新日  2022.05.16 18:07:08
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