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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2023.09.27
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​​セドリック・クラピッシュ「ダンサー イン Paris」シネ・リーブル神戸
​​​​ シネリーブルの予告編を見てからチッチキ夫人が騒いでいましたが、見てきたようです。セドリック・クラピッシュ監督「ダンサー イン Paris」です。​​​​
「少女マンガやったらどうしようって思っていたけど、まあ、大丈夫やったわ。」
​​「なによ、少女マンガて?」
「だから、アラベスクとか知らん?山岸涼子。ガンバルやつやん。」
「ふーん、ガンバルやつでも嫌いちゃうで。」
「まあ、とにかく見といでよ。悪ないから(笑)。」
「なに、その笑い?」
「それに、出てる人、多分、あれ、みんな、本物のプロよ。」​​
 ​​というわけで​、一日遅れでシネリーブルにやって来ました。​​
 本物のプロのなせる業にくぎ付けでした。​​
​​​バレエです!ダンスです!
 ​クラシックとかコンテンポラリーとかいわれても皆目わからない素人のジジイが目を瞠りました。​​​​​​​​パリのオペラ座とからしいですが、クラシック・バレエの、チラシによれば「ラ・バヤデール」という演目の舞台が、練習風景や舞台裏を絡めながら延々と上映されて、まあ、とどのつまりに、映画のドラマのため(?)の事故が起こるのですが、「まあ、そっちの筋書きはいいから、このまま、最後まで映してよ。」といいたくなる迫力でした。​​​​
​​​​​​ 三浦雅士という、昔、「ユリイカ」という雑誌の編集長だった、贔屓の文芸批評家が、90年代に、突如「バレエ評論家」になった時に困惑したことを思い出しました。で、目の前に繰り広げられるシーンに目を奪われながら、
​「なるほどなあ!」​​
​ と、不思議な納得に浸りました。​​​​​​
​​ ところが、後半になって、コンテンポラリー・ダンスの練習風景や舞台の様子が映り始めると、また、少し違ったカンドーに浸りました。​​
​ダンスって、スゴイ!​
 ​まあ、そんな、ありきたりな言葉でしか言えませんが、頭の先から足のつま先まで「美しい」の方へむかって、自由自在に、それも集団で、にもからわらず一糸乱れぬではなくて、優雅で繊細に動いていることが驚きでした。​
​​​​​​​​​​​​​​ 舞台で着地に失敗し足を折ってしまったバレリーナエリーズを演じたマリオン・バルボーをはじめ、登場するすべてのダンサーたち拍手!でした。
 バレエとかダンスとかのドキュメンタリーでも見たかのように感想を書いていますが、映画はもちろん「ドラマ」でした。印象的なセリフや楽しいシーンもあるのですが、やっぱりダンス、バレエのドキュメンタリーなシーン圧巻!でした。​拍手!​​​​​​​​​​​​​
​ 見終えて、映画館を出て、チッチキ夫人に電話しました。​
「オーイ、もう一つ元町回って見るから遅くなるね。」
​「わかりました。で、ダンサーはどうやった?」​
​「( ̄∇ ̄😉ハッハッハ、笑った意味わかったで。父娘ものやないか。」​
「ふふふふ。」
 
監督 セドリック・クラピッシュ
脚本 セドリック・クラピッシュ  サンティアゴ・アミゴレーナ
撮影 アレクシ・カビルシーヌ
美術 マリー・シェミナル
衣装 アン・ショット
編集 アン=ソフィー・ビオン
音楽 ホフェッシュ・シェクター
振付 フローレンス・クラーク  ホフェッシュ・シェクター
キャスト
マリオン・バルボー(エリーズ)
ホフェッシュ・シェクター(ホフェッシュ・シェクター本人)
ドゥニ・ポダリデス(アンリ)
ミュリエル・ロバン(ジョジアーヌ)
ピオ・マルマイ(ロイック)
フランソワ・シビル(ヤン)
スエリア・ヤクーブ(サブリナ)
メディ・バキ(メディ・バキ本人)
アレクシア・ジョルダーノ(アレクシア・ジョルダーノ本人)
ロバンソン・カサリーノ(ロバンソン・カサリーノ本人)
2022年・118分・G・フランス・ベルギー合作
原題「En corps」
2023・09・23・no116・シネ・リーブル神戸no205 


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最終更新日  2023.09.27 10:48:59
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