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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2023.12.30
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​​ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」シネ・リーブル神戸
 SSC、シマクマシネマクラブ2023年最後、第15回例会です。見たのはロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」でした。​​​
 シマクマ君は初めての鑑賞ではありませんが、M氏は初めてだったようです。作品はM氏の希望リストから選んだのですが、以前、ご一緒した「覇王別姫」をご覧になった時に紅衛兵による糾弾シーンなどに対して「非人間的で見るに堪えない」というような感想をおっしゃっていたので、この映画の殺伐とした殺人シーンをどうご覧になるのか、ちょっと心配しましたが、それほどでもなかったようで、不思議な気がしました。
 映画はウワディスワフ・シュピルマンという実在のピアニストの体験記の映画化で、ナチスの侵攻ユダヤ人狩りをかろうじて生き延びたポ-ランドのユダヤ人ピアニストの逃亡生活の実録映画ですが、主人公が体験する恐怖と不安、絶望リアリティは、ナチスの軍人や、ナチスに協力することで身の安全を守ろうとする市民たちの殺伐とした振舞い、街角で殺された、その姿勢のまま放置されたり、積み上げられた死体がその場で焼かれたり、それぞれのシーンを
​​いかに殺伐と描くか!​​
​ ということに支えられているかの作品で、ボクは、この殺伐さは、この作品に限らない監督ポランスキーに独特のものだと思うのですが、味もそっけもない、だから、まあ、何の躊躇いも感じさせない暴力的シーンに満ちています。
​​ポランスキーの怒りが充満しています。​​
 で、映画全体を、殺伐としたいやな感じから救っているのは音楽ですね。
​「ああ、ショパンやな」​
​ そう感じる、スタジオでの録音シーンから始まり、戦争が終わった後、ショパンの協奏曲が演奏されて、映画は終わりますが、最も印象的なシーンは、隠れ家の隣の部屋から聞こえてくるショパンと、ほこりをかぶったピアノを弾いたつもりになって聞こえてくるベートーヴェンでした。
 隠れ家の部屋で、音を立ててはいけないシュピルマン(エイドリアン・ブロディウワディ)が弾いたつもりになるのは、ベートーヴェンピアノソナタ「月光」でしたが、彼がその時、ショパンではなくベートーヴェンを弾いたことに、多分、大した意味はなかったのだと思いますが、胸をうたれました。 作品の底には、実に、冷徹に現実を振り返っているかのポランスキーの祈りが響いているかのようで、見ているボクはその
​​祈りが音楽として響いてくるのを、今か、今か、と待っていた2時間30分でした。​​
 隠れ家に潜んでいるピアニストは、偶然、音楽を理解するナチスの将校ホーゼンフェルト大尉(トーマス・クレッチマン)に救われますが、その将校が、戦後ソ連の捕虜になり収容所で死んだことを、生き残ったピアニストは知ります。
 家族を皆殺しにされ、逃亡を支えてくれた人々をすべて失い、最後に敵であり恩人であったナチス将校の死を知ったピアニストに出来ることは、ただ一つ、音楽を、ピアノを、より美しく奏でることだけでした。
 ショパンの大ポロネーズの演奏で映画は終わりますが、2023年の世界
​​ポランスキーの祈り!​​
​ は届くのでしょうか。
 まあ、そんなことをフト思い浮かべたりもしたのですが、ポランスキーには、やっぱり、拍手!でした。
監督 ロマン・ポランスキー
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
脚本 ロナルド・ハーウッド
撮影 パベウ・エデルマン
美術 アラン・スタルスキ
衣装 アンナ・シェパード
編集 エルベ・ド・ルーズ
音楽 ボイチェフ・キラール
キャスト
エイドリアン・ブロディウワディ(スワフ・シュピルマン)
トーマス・クレッチマン(ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉)
フランク・フィンレイ(父)
モーリン・リップマン(母)
エミリア・フォックス(ドロタ)
エド・ストッパード(ヘンリク)
ジュリア・レイナー(レギーナ)
ジェシカ・ケイト・マイヤー(ハリーナ)
ミハウ・ジェブロフスキー(ユーレク)
2002年・150分・PG12・フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス合作
原題「The Pianist」
2023・12・26・no160・シネ・リーブル神戸no213・SSCno15​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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最終更新日  2024.01.14 11:34:08
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