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カテゴリ:映画「シネリーブル神戸」でお昼寝
ウッディ・アレン「サン・セバスチャンへ、ようこそ」シネリーブル神戸 40年ほども昔に見た、まあ、内容は全く覚えていませんが、イメージだけはある「アニーホール」とか「ウディ・アレンの愛と死」とかの監督ウッディ・アレンも88歳だそうです。そのウッディ・アレンの新作が「サン・セバスチャンへ、ようこそ」です。サン・セバスチャンというのは映画祭で有名(?)なスペインのリゾートのようです。
「ウッディ・アレンやし!」 そういう気分でやって来たシネリーブルでした。 久々に、アホらしさを堪能して、納得!(笑) でした。 ハゲの小男リフキン教授(ウォーレス・ショーン)とグラマラスを絵にかいたような美女スー(ジーナ・ガーション)の夫婦という設定です。まあ、それだけで結末が予想できるようなものですが、予想通りの結末に笑うしかありません(笑)。 で、もう一つ笑えるのは、まあ、こっちの方がこの作品の肝だったと思いますが、リフキン教授は映画学の先生ということで、自らの不安や期待、まあ、いってしまえば妄想を好きな映画のシーンの夢として体験するシーンでした。88歳のウッディ・アレンの映画史回顧的妄想の表白ですね(笑)。 で、一番笑ったのは、美しい女医ジョー(エレナ・アナヤ)との、 まあ、やっぱりそれはあり得ないね! としかいいようのない期待に胸を膨らませて歩いているシーンに、クロード・ルルーシュの「男と女」の、あの有名なテーマ、 シャーララ♪シャラララ♪シャラララ♪ が聞こえてきたところですが、いやはや、なんとも、ようやりますね(笑) 帰ってきて、調べてわかりましたが、引用されていたのはこんな映画の、まあ、ボクでも アレだ! とわかる有名なシーンばかりです。 「市民ケーン」(オーソン・ウェルズ)・「8 1/2」(フェデリコ・フェリーニ)・「突然炎のごとく」(フランソワ・トリュフォー)・「男と女」(クロード・ルルーシュ)・「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール)・「仮面ペルソナ」(イングマール・ベルイマン)・「野いちご」(イングマール・ベルイマン)・「皆殺しの天使」(ルイス・ブニュエル)・「第七の封印」(イングマール・ベルイマン) こうして並べてみると、そこそこ見たことがあることに我ながら感心しましたが、映画を見ていてすぐに分かったのがフェリーニの「8 1/2」の存在感あふれる女性たちのシーンだったことに、まあ、我ながら笑いました(笑)。 映画、映画とたいそうに騒ぎながら(騒いでませんけど)の映画館徘徊ですが、覚えているのは奇怪ともいうべき 女性たちの デ、デ、デーン としたシーンなんですよね(笑)。 なにはともあれ、まあ、いろいろあった方ですが、お元気そうなウディ・アレンさんに拍手!でした(笑)。 監督・脚本 ウッディ・アレン 撮影 ビットリオ・ストラーロ 美術 アライン・バイネ 衣装 ソニア・グランデ 編集 アリサ・レプセルター 音楽 ステファーヌ・レンブル キャスト ウォーレス・ショーン(モート・リフキン大学教授・作家) ジーナ・ガーション(スー妻) ルイ・ガレル(フィリップ映画監督) エレナ・アナヤ(ドクター・ジョー・ロハス) セルジ・ロペス(パコ) クリストフ・ワルツ(死神) 2020年・88分・G・スペイン・アメリカ・イタリア合作 原題「Rifkin's Festival」 2024・01・26・no010 ・シネリーブル神戸no217 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.31 22:31:35
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