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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.02.19
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​アン・テジン「梟 フクロウ」シネリーブル神戸​
​​ チラシの写真をじっと見ていて、​​
​​ええー怖いんちゃうの?!​​
​ ​と、ちょっとビビりながらやって来ました。韓国製エンターテインメントに対する期待もありました。​​
​​見たのはアン・テジン監督「梟 フクロウ」です。​​
​​​ こういうことをいうのはネタバレなのかもしれませんが想像していたほスリリングでもミステリアスでもなくて、中学生ぐらいなら、子供連れで見ても大丈夫な韓国製時代劇でした。​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​ 朝鮮半島では慶長・文禄の役という傍迷惑な侵略が16世紀にありますが、その時、朝鮮を助けた17世紀に滅んで、になりますね、その王朝交代のときに、に対する臣従を拒み続けながら、結局、敗れた仁祖(ユ・ヘジン)という王さんは長男の王子、昭顕世子に人質として取られます。で、数年後に帰国した、その世子の変死の記録が「仁祖実録」という書物に記されていて、韓国では、今でも、歴史ミステリーネタらしいのですが、その事件を映画化した作品でした。​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​ ようやく帰国した世子の変死、​仁祖(ユ・ヘジン)​​は嘆くのですが、実は、その死の現場を目撃した
​​「盲目」の鍼医​​
​ がいて、それがこの作品の主人公、若き天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)です。​​​​​ 
​盲目の人物が、なにゆえ、事件の真相を「見る」ことができたのか???​​
​ というわけです。​
​​​​​​ 答えは「梟 フクロウ」とい題名に最初から明らかにされていて、画面を注意深く(まあ、それほど体操ではなくても)見ていると、映画が始まってすぐに
​「あれ?」​​

 と気付かせてくれますね。で、そこからは「真実」の争奪戦で、まあ、どこの国にもあるんじゃないかと思いますが、「歴史ミステリー」として繰り返し映画や時代小説のネタになる宮廷陰謀ドラマの展開なわけです。​​​​​​
​​​ こう書いてくると、なんだかつまらない映画のようですが、見ていて飽きません。見終わって、そうか、そうか、拍手!でした(笑)。 ちょっとだけ、いらんことをいうと、ここ十年、ほとんど、見たこともないのにそういうのは、ちょっと失礼かもとか思うのですが、テレビ・ドラマみたいでしたね。作品全体の柄が、思ったほど大きくなかったというか、まあ、ボクにはですが、わかりやすいというか、そこが少し不満でしたね(笑)​​​
​​​ もっとも、贔屓のユ・ヘジンという俳優さんが、仁祖という王様を演じていたのですが、なんというか、百面相的熱演で満足したことが後味のよさになったと思いました(笑)。ユ・へジンさんに拍手ですね。まあ、出ている人で、その人しか知らないからでもありますからね、悪しからずですね。​​​

監督・脚本 アン・テジン
撮影 キム・テギョン
編集 キム・サンミン
音楽 ファン・サンジュン
キャスト
リュ・ジュンヨル
ユ・ヘジン
2022年・118分・G・韓国
原題「The Night Owl」
2024・02・15・no021・シネリーブル神戸no224​

​​ ところで、ご覧いただいた皆様、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)

 


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最終更新日  2024.02.24 01:17:28
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