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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.02.26
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​​ダニー・ボイル「スラムドッグ$ミリオネア」シネリーブル神戸
​ 今日は「ギャガ・アカデミー賞受賞作品特集上映」という企画の2本目2009年ですから、一番古い作品、「スラムドッグ$ミリオネア」を見ました。インドの監督の映画だとばかり思って見終えましたが、ダニー・ボイルというイギリスの監督の作品だということを、最近、ちょっと親しくなってうれしい、シネリーブルの受付嬢に教えられ、
​​二度びっくり!​​
 でした。
 一度目は、もちろん、見終えて、なんというか、あまりのうまさ、
​面白さにびっくり!​
​ でした。アカデミー賞監督賞、作品賞ほか、あれこれ取ったという作品だそうですが、
​​さもありなん!​​
​ の納得ですね。
 映画製作の当時、だから、まあ、今となっては10年以上も昔のことなので、あやふやですが、そういえばクイズ・ミリオネアって、日本でもあったなあ、とか思いながら見始めました。インドミリオネアで、お金の単位はルピーです。ちなみに、1ルピー1円80銭くらいだそうです。だから、賞金の価値は二本より高いんでしょうね(笑)。
 文字を読めるかどうかも怪しいスラムで育った少年がクイズに挑戦して、最後の1問に到達したところで、詐欺を疑われて警察の取り調べを受ける。そこから映画は始まっていて、最初からの1問ごとに、少年が、何故、答えを知っていたかがフラッシュバック・シーンのように描かれていくという段取りです。
 昨日見た「イミテーションゲーム」で、同性愛の罪で捕まった天才数学者が、戦争中の体験を供述するという段取りと、ほぼ同じでした。昨日は天才数学者の悲劇でしたが、この映画はスラムで暮らす少年と少女の冒険活劇でした。
 シャマールサリームという主人公とその恋人ラティカという3頭のスラムドッグが、ムンバイ、まあ、ボクたちの世代はボンベイという名で知っているインドの大都市のスラム、裏社会を舞台に生き延びていく様子を描いているのですが、その
​​社会描写が凄まじい!​​
​ ですね。シャマールという、多分、ハイティーンの孤児の少年が、今日まで生き延びることができたことがまず奇跡的だと驚かせながら、一か八かで答え続けながら、一問、一問、答える度に、出演者の失敗に期待しながらも、自らにはかなえられない一獲千金の夢に興奮しながら、、テレビにくぎ付けになる小市民たちに、最後には大逆転するという展開は、ものの見事に70歳の小市民もスクリーンにくぎ付けにしましたね。
​ これが、公開の頃のチラシのようです。敗北も納得です。上手いものです。拍手!​​
やるなあ!インド映画って、こういう展開か!?
​ とか何とか、びっくり半分、納得半分で出てきたロビーで最初に書いた二度目のびっくり体験でした。
「これって、インドの監督なの?」
「いえ、ダニー・ボイルはイギリスの監督です」
「ええー?イエスタデイの人か。」
 ​まあ、見たこともないのにいうのは変ですが、実にインド映画っぽいと思ったのですがちがうようですね。インド映画初体験はまたの機会ですね(笑)。
監督 ダニー・ボイル
原作 ビカス・スワラップ
脚本 サイモン・ビューフォイ
撮影 アンソニー・ドッド・マントル
美術 マーク・ディグビー
音楽 A・R・ラフマーン
編集 クリス・ディケンズ
キャスト
デブ・パテル(ジャマール・マリク 弟)
フリーダ・ピント(ラティカ 恋人)
マドゥル・ミッタル(サリーム・マリク 兄)
アニル・カプール(プレーム・クマール 司会者)
イルファン・カーン(警部)

2008年・120分・イギリス
原題「Slumdog Millionaire」
公開日 2009年4月18日
2024・02・20・no024・シネリーブル神戸no227​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​

 



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最終更新日  2024.03.16 22:03:15
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