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カテゴリ:映画「シネリーブル神戸」でお昼寝
ソ・ウニョン「同感 時が交差する初恋」シネリーブル神戸 ここの所ギャガのアカデミー賞シリーズにはまっていますが、今日は、
ちょっと一息!という気分で韓国映画でした。予告編を見ていて、滝口悠生という作家の「水平線」(新潮社)という小説を思い出して気に掛かっていたので見ました。 「水平線」ではスマート・フォンに過去から電話がかかってくるという出来事を起点にして、戦前、硫黄島で生まれ、戦禍の中で命を落とした人や、戦中から戦後の故郷喪失の人生を生きた人の歴史を、電話を受けた現代の兄妹が、それぞれ、たどり直すという、まあ、ボクなりのまとめですが、作品で、かなり胸打たれた作品でした。その小説が、2023年に読んだ日本の小説ではベストだった印象で心に残っていたこともあって、この映画が予告していた「時間旅行」の設定に興味を惹かれたのでした。 見たのはソ・ウニョンという監督の「同感 時が交差する初恋」でした。心温まる、なかなか後味のいいラブストーリーでした(笑)。 韓国には2000年に製作された「リメンバー・ミー」という恋愛映画、ラブストーリーの金字塔があるそうですが、その映画のリメイク作品らしいですね。ボクは、もちろん、その映画は知りませんが、 「その映画、きっと、ウケたやろうな!」と思わせる「同感」の後味でした。 まあ、上のチラシに写っている主人公の男性キム・ヨン(ヨ・ジング)君の、甘いマスクというか、ノー天気なボンボン顔のイケメンというかに、まず、 アゼン!でしたが、イヤ味がないのがいいんでしょうね。 キム・ヨン君とキム・ムニさんという二人の、同じ大学に通う男女の学生が、1990年代と2020年代の30年程のギャップを越えて、アマチュア無線の無線機で交信、タイムスリップするという設定でした。 それぞれの時代を生きる20代の若い人が、時間と男女という性別を越えて わたしもそう思う! と共感するというお話でしたが、それを見ながら、 よかった! よかった! と老人は笑うのでした。拍手! 二人をつなぐ無線機が、実は同じ無線機だとわかるあたりから、 オシマイはこうなんじゃないの(笑) と結末が浮かぶのですが、ほぼ、 想像通りの結末 に喜ぶ老人というのはなんなんでしょうね(笑)。 監督・脚本 ソ・ウニョン キャスト ヨ・ジング(キム・ヨン) チョ・イヒョン(ムニ) キム・ヘユン(ハンソル) ナ・イヌ(ヨンジ) ペ・イニョク(ウンソン) 2022・114分・PG12・韓国 原題「Ditto」 2024・02・27・no030・シネリーブル神戸no232
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最終更新日
2024.03.05 02:52:25
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