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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
フランソワ=クリストフ・マルザール「ロール・ザ・ドラム!」元町映画館 予告編を見て「いいかも?」という気がしてやって来ました。2024年10月22日、火曜日の元町映画館でした。
ウーン、1970年代という時代背景も、スイスの山岳地帯というか、ワインの産地の農村で、イタリアからの出稼ぎ地帯とかで、お話を引っ張るネタが音楽ですからね、なかなか興味をそそられて、好みのパターンだったんですが、どこか 突っ込み不足! の印象でしたね。 音楽好きの村の生活、婦人参政権で揺れるカトリック的男権社会、村を捨てて出て行く若者と残された老人、二世代に渡る親子の葛藤という背景というか、設定というかも面白いし、教会のお賽銭泥棒の娘、男前でトランペットの名手の出稼ぎ青年、その上、愛嬌のあるブルドッグ君という登場人物のキャラも悪くない、にもかかわらず展開の詰めが甘いというか、中途半端で、 「で、なにがあったの?」 という肝のところが 「わかってくださいネ!」 という観客まかせになっていて、まあ、そういう作り方なのでしょうが、どこか端折られている印象なのですね。 で、人と人の組み合わせを見ているだけで、なんとなく、結末が読めちゃうのが、まあ、コメディというか、人間喜劇というかなので、しょうがないのですが、 安易かな(笑) という感じ。いい話なんですけどねえ。 筋のわかっている吉本新喜劇を見ている感じで、ひょとしたら、スイスでは、かなりな俳優さんたちなのかもとも思いましたが、ザンネンでした(笑)。 でも、まあ、このノンビリ感はキライじゃないのですね。先日、トルコの田舎を舞台にした「二つの季節しかない村」という作品を見ましたが、背景の雰囲気が似ていて、見終わった後は真反対の印象だったのが面白かったですね。まあ、そういうわけで、ちょっとだけ拍手!(笑)。 監督・脚本 フランソワ=クリストフ・マルザール 脚本 ニコラ・フレイ 撮影 セブリーヌ・バルド 編集 ニコラ・イスレア 音楽 ニコラ・ラベウス キャスト ピエール・ミフスッド(アイロス) パスカル・ドゥモロン(ピエール) ザビーネ・ティモテオ(マリー=テレーズ:アイロスの妻) ジャン=リュック・ビドー(ロベール) ピエール=イザイ・デューク(マルキュス) フランソワ・フローレ(ギュス) アンドレローラン・ブイヨー(ジョルジュ) アメリ・ペテルリ(コリネット) ジュゼッペ・オリッキオ(カルロ) ベルナー・ビールマイアー(アンリ) 2019年・90分・スイス 原題「Tambour battant」 2024・10・22・no135・元町映画館no262
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最終更新日
2024.10.28 09:58:07
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