神様のパズルと涼宮ハルヒの憂鬱
ニュータイプの表紙はハルヒでしたね。キャスト未定ってキャストはどうなることやら。やはり広橋さんのハルヒはありえるのか?さてさてタイトルの神様のパズルと涼宮ハルヒの憂鬱神様のパズルは映画が公開中。見に行く予定は無いですが結構前に、小説は何故か読んでいたので。。。なんと言ってもこの神様のパズル。涼宮ハルヒの憂鬱と展開がそのまんま一緒だぁと感じた作品。それ故に、「涼宮ハルヒの憂鬱」がやりたかった事はキャラクター作品などではなく、「神様のパズル」と同じはずだったんだろうなぁと感じた作品です。自身も度々、キャラクターとしての涼宮ハルヒに疑問を投げかけるような日記を書いてきましたが、ソレを強く感じる作品。ハルヒを読むなら知っておいて欲しい気がする作品なのですよ。・「神様のパズル」とは留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。僕は穂瑞と同じチームで、宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが・・・(神様のパズル 機本伸司 裏表紙より)・涼宮ハルヒの憂鬱との共通点あらすじでもわかる、沙羅華との出逢いがなんとハルヒと似ていること。沙羅華もハルヒと同じく、他人から見れば扱いにくい人間。ソレが主人公の一言で、何故か興味を持たれる。加えて沙羅華の宇宙が作れることを証明するって言うのがハルヒの宇宙人や超能力者を求める行為と似ている気がしてくるんですよね。どちらも世界はどんなものかを追求している。そしてクライマックスも同じなんですよ。沙羅華は自分が今の世界に適してないと考え、宇宙を作り出そうとする。(注:沙羅華には実験で宇宙を作り出そうとしていた。)宇宙を作り出すなんて世界を作り出そうとしたハルヒと一緒じゃないですか!!そして主人公の説得で、今の世界にいる事を決めるところまで。。。・人間原理実は「神様のパズル」でも「人間原理」という言葉が使われているんですよ。共通点の中で一番驚いたのがこの「人間原理」「神様のパズル」では主人公がゼミで学んだことを「保障論」として、人間原理に似たような論文を書くことになります。憂鬱では小泉が言うセリフですが、何故に展開が同じ作品で「人間原理」?って思わずには要られない。つまり、両作品は同じ考えで、同じストーリーを描いたものであるって気さえしてしまうんですよね。それは世界の証明とソレによる自己の証明と、自己の確立が世界の証明であることのパラドックスってところでしょうか?ってな感じに「涼宮ハルヒの憂鬱」って作品性を考えてしまうわけなんです。新作アニメでも、ハルヒというキャラに囚われず、作品で勝負して欲しいですね。