|
カテゴリ:たのしみは
たのしみは 昔の人も 伊勢詣り 仲間とともに 旅をしたとき
三春、斎藤の湯に浸かっていた時に地元の人らしき80歳位の年輩者の会話に「歳をとると身体のあちこちに痛みは出てくるし、いいことは何もないよ!」と聞こえてきました。 私だったら、よく温まるこの温泉に入れることはいいことじゃないのかな。途中で、うどん屋さんで美味しい天ぷらを口にできるのも楽しみの一つがセットになっています。日常のちょっとした楽しみを見つける「パレアナ思考」を知っているからかもしれません。大きな楽しみは滅多に巡ってこないと考えるならコツコツ日々に小さな楽しみを見つけることが上手くなった方が日常が楽しくなるではありませんか。 昔の人は日常どんな楽しみがあったのだろうか⁉️江戸時代、藩や幕府の厳格な統制の中、年貢米の取り立てがあったなかにおいて庶民は何を楽しみに生きていたのだろうか。 郡山市には江戸時代に守山藩がありました。その守山陣屋に御用留帳(政務日誌)の記載には、伊勢講や湯治などの旅行の許可、祭礼の折の芝居興行の許可、賭博の摘発、飲屋での喧嘩沙汰の裁定などの記載から庶民の暮らし向きの一端を知ることができます。 江戸中期、1759年、宝暦9年には守山藩内から10組29名の農民らが約80日の伊勢詣での記録があります。正式に届けを出さずに伊勢詣でをする輩もずいぶんあり、帰村すると菩提寺に駆け入ったとある。「目明し金十郎の生涯」(御用留帳の解説書)阿部善雄著・中公新書 要するに、自分たちで伊勢講や湯治などを企画計画して、みんなで楽しみをつくりだしていたわけです。こうありたい、あんなこともやってみたいし行ってみたいと思ったら計画すればいいわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021/08/26 04:46:58 PM
コメント(0) | コメントを書く
[たのしみは] カテゴリの最新記事
|