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カテゴリ:気づき
初めは自分が人前で詩吟を吟じるなんて想像の他だった。歌謡曲だって人前で歌うことは無かった。ましてやカラオケなんてもっての外だったわけです。幼少時風呂で父親の手から滑ってお湯の中に沈没して中耳炎になって耳鼻科通いしたが完治せずに耳が聞こえにくかったわけです。音楽の時間、ピアノの三連和音がまったく判らなかったので音楽は諦めていたわけですが、後年になって骨導音でもって音を聴き分けられると知り、諦めなくともいいことがわかったのです。人よりも多少時間はかかるが諦めずに反復反復を繰り返せばなんとか成ると気がついたわけです。 気がつけば、あとは実践あるのみ。やってみればわかるわけです。従来、ちょっとやってみてうまくいかないとすぐに諦める。諦めっぷりが良かったわけです。やったことないことが最初からうまくいくなんてことはないわけです。掛け算九九の暗算も覚えるのに2〜3ヶ月、毎日毎日暗唱を積み重ねて覚えたわけです。呪文のようにして反復して覚え込んだわけです。 詩吟も漢詩を誦じて覚えるわけですが、初めての漢詩6行も、しかも吟調も一緒に誦じなければならないわけです。約6ヶ月で覚えるわけです。180日。覚えるには一吟千回読みが基本と言われています。平均すると1日6回は最低読むことになります。審査日には誦じて吟じることになります。覚える気になってやればなんとかなるものです。 一番幼かったころの記憶は、自転車に乗った父親の背中におぶられて隣の館林市の耳鼻科に通った折に東武鉄道の線路の下を通過した次点の映像。もうひとつ、母親の姉の背におぶられて散歩に水立から十三軒方面に向かう畑道、だいぶ遠くに来たようなので「もう家に帰ろうよ」と声をかけた夕方の映像。これがワンツー・フニッシュで蘇ることができる幼かったころの記憶です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023/07/15 12:00:23 AM
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