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2006年10月10日
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3ヶ月間のFellowship Program(研修)はとっくに終わったんだけど、そのなかで希望者のみ心臓の手術を見学できる日があったので、その日のことを紹介しようと思う。


学生のときのオペ見学ではオペ室でドクターたちの邪魔にならないように後ろからそっとみせてもらった。
長時間たちっぱなしなわりにはドクターのやっていることはなかなかみえなかった思い出がある。


今日はどんな感じになるのかとドキドキしながら行ったら、入っていったのはオペ室でもなんでもなくただの部屋。


いや、ただの部屋ってのは語弊で、部屋の中央はガラス張りのドームになっていて下のオペ室が丸見えになっていた。
手術室からすると天井がすべてガラス張りで上からすべて覗かれている。


さらに手術の局部がモニターに映し出されはっきりみえるし、血圧、心電図モニターなどもついている。
そしてイスつき!!


うちの胸部外科医が、教育のためにこのようなオペ室と見学室をとりいれたんだそうだ。
さらに、実際にオペで使う患者さんの胸部にうめこむペースメーカーやら、弁、人工血管なども展示されてあった。


私たち医療者のほかにもこの医師は毎年3000人の高校生を招待して、このオペを見学する機会を与えているのだそうだ。
大きな目的は禁煙を呼びかけることと、ジャンクフードを食べずに健康的な生活スタイルを築くことを教えること。


腹部や整形のオペは数回みる機会があったが心臓ははじめてなので、ほんとに感動的だった。

胸のまんなかを切り、胸骨を切り、脂肪部分をきりひらくと、心臓が拍動しているのがよくみえた。
今日のケースは大動脈瘤切除をし、人工血管をつなぐというものだったが、外科医の腕は素晴らしかった。

オペ中は心臓の動きを完全にとめて人工心肺の機械が血を循環させる。
アメリカに来て臨床で働いていると日本で働くより数倍の緊張感をもって働いているけれど、外科医って少しの狂いが一人の命を奪ってしまうという緊張と何時間も隣り合わせなんだっていうのがひしひしと伝わってきた。


とくに心臓、血管や、脳などのとっても繊細な部分に関しては相当な器用さ、集中力、が必要だ。


友達にオペ室ナースがいるが、彼女のこともまた尊敬したのだった。


心臓バイパスのオペや弁のケースなどもオペ後の看護をしていくうえでは見学をしてみたいと思ったが、今回の見学でかなりイメージが湧いたし、あとは絵、解説つきの本でも理解できそうだ。


心臓や肺移植のオペこそみたいが、症例はいつできるかわからないし、このような見学のできる手術室では行わないそう。


やっぱり百聞は一見に如かずで、今日の見学で、これまで謎だったことが少し解けてきて、文献を読みやすくなった。


帰りに前々からあるとは聞いていた病院の図書館によった。
大学の図書館には置いてない医学書はオンラインで買おうかと思っていたのだが、すべて置いてあって貸し出しもできたので良かった。


この病院、教育設備も、制度も整っていて、たいへんな面もあるけれど、就職して良かったなとあらためて思った。







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Last updated  2006年10月10日 11時10分42秒
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