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カテゴリ:日々の戯れ事
どういうこと?! いったい何が起こったのか分らなかった。
手も足も真っ白で硬直し、ハアハア言いながら倒れている夫。おろおろする娘。 「…だめだ…息が出来ない…救急車は…まだ…?」 苦しそうだが意識はある。 トイレでもどしている内、息苦しくなり、這うようにして娘の部屋まで行き娘を起こした。 そこで力尽きたらしい。 そうこうしてるうち救急車到着。この騒動におじいちゃんも起きてきた。 救急隊員は手際よく二階から病人を運び出す。(担架って椅子の形に折れ曲がるの。知ってた?) しかし、しかし、心配なのは息子!! 今もベットで唸ってる。 そりゃそうだよ。結局病院で貰った胃腸薬も吐き気止めも投薬してない。 「奥さん、乗ってください。」って言われても。 とりあえず、吐き気止めの座薬を注入! たしか30分後に薬を飲ませるんだった。 眠そうな娘に託す。 「今、元気なのはあなただけだから。アンタだけが頼りなのよ。お願いね。」 「分った。大丈夫だよ。早く救急車乗りなよ。」 う~ん、普段はわがままで自己中な娘が、やたらとしっかり見える。(さすが私の娘!?) 後ろ髪ひかれつつ救急車に乗り込んだ私の第一声。 「あの~、私乗らずに後ろから車で追いかけてもいいでしょうか?」 これには救急隊員も目がテン…になってた。(やっぱりだめか。) だって息子が心配で、何かあったときすぐに帰れないと困る。 目の前の瀕死の夫より残してきた息子…。いや、夫は絶対大丈夫だと思ったから。 当然ながら却下され救急車に同乗。かかりつけの医者は?ときかれ、思わず、 「今、S病院から帰ってきたとこなんですけど。」 「じゃ、S病院でいいですね。」 …しまった。またあの医者の顔見るのか。でもそこが一番近いし…。 なんとも複雑な気分のまま、車はS病院に到着した。 今日で終わらそうと思ったんだけど… …やっぱつづく… …そろそろ飽きた? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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