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カテゴリ:想い出 あれこれ
6本の柿木 僕には友人の家の秋に赤く色づいた実がいっぱいなる柿木が羨ましくてならなかった。中学生の頃に父が停年して建てた家にはさほど大きくはないが庭が付いていた。僕は柿を植えることを提案した。それから数年して柿木の実がなる頃には僕は見向きもしなくなっていた。 それから40年近く経って、縁があってこの里山の家を購入するときに、真っ先に目についたの大きな柿の木だった。秋にはアンポ柿が実って干し柿にできると教えられると気持ちが大きく動いた。購入を決める前に柿木の実がなる頃にもう一度訪れた。柿木にいっぱいの実がなっていた。ここにしようと決めた。 去年は幾分少なかったが、今年は大きな実が沢山なった。3本がアンポ柿で干し柿にする。2本が渋柿で焼酎抜きにした。そして1本が甘柿でそのままいただいている。手の届く所に柿の実がある。小さいときの願いが叶った。
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