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2010年12月17日
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『妻を看取る日』 を観た

随分前から予告をしていたドラマだ。連れ合いがいるときに、「ちょっと観ておきたいね」と言ったら、「そうねぇ あなたの方が長生きしそうだものね」と軽口をたたいていた。

ガンで妻を失った医師の実話だ。昨日までいた人が居なくなったら、その喪失感はいかばかりだろう。今はとても考えられない。想像を絶するものだろう。「妻を看取(みと)る日」1.jpg

知り合いの医師で同じような体験をした人がいる。彼は学会先で妻の突然の死を知らされた。奥さんが亡くなって数年経ってから仕事関係で知り合った人だ。家に何度かおじゃまする機会があった。家の中は手をつけることができず、奥さんの生前のままの状態であるという。何かに触れると思い出が甦り、不安になり、とどめなく涙がでてきてしまうので手をつけられないと言っていた。

ドラマの原作は国立がんセンター名誉総長・垣添忠生の『妻を看取る日』(新潮社刊)だ。まだ読んでいないが読んでみたい。

お迎えはどっちが先か分からないが、いつなんどき死が突然やってくるか分からない。僕が残されたら、その時、絶望の淵から這い上がることができるだろうか。

妻を看取る日2.jpg






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最終更新日  2010年12月18日 09時37分06秒
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