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カテゴリ:星河長明 あらすじ
星河长明 Shining Just For You 第21話 諸嬰(ショエイ)と青蘅(セイコウ)公主・七海怜(チーハイリアン)の婚礼当日。 白露(バイロウ)こと葉凌霜(イェリンシュァン)は幸せな七海怜の姿を見届け、祝宴には出席せず南宮をあとにした。 すると回廊で偶然、皇帝と出くわす。 彧修明(ユーシューミン)はいずれ白露にも盛大な婚礼を挙げてやると言ったが、白露は婚礼など望まないと答えた。 「望みがあるとすれば一つだけ」 白露は七海蕊(チーハイルイ)と暮らしたいと願ったが、彧修明はさすがに過去に戻ることはできないと言った。 翼無憂(イーウーユー)のおかげで良質な氷玦(ヒョウケツ)を大量に手に入れた白露。 いよいよ過去に戻る準備が整い、氷鑑(ヒョウカン)台の前の広場に歳正(サイセイ)法陣を敷いた。 「決心したのか?」 「ええ」 雲紋(ウンモン)は白露の決意を確認すると、術を放って″時遡(ジソ)の回廊″を作った。 「無事に戻って来いよ」 一方、諸嬰は越州の租税を増やすという噂を耳にし、慌てて青蘅に報告した。 青蘅は白露に皇帝への口添えを頼むため欽天監に出かけたが、成午(セイゴ)から占術中のため会えないと追い返されてしまう。 ふと気がつくと凌霜は夜北(ヤホク)の秋の大祭りで雪狼(セツロウ)王を倒した時に戻っていた。 『葉子(イェズー)!大丈夫?!』 凌霜は当時の七海蕊と再会、感激のあまり思わず抱きついて泣いてしまう。 恐らく七海蕊は雪狼王に襲われたせいで自分が泣いていると思っているだろう。 …阿蕊、今度こそ必ずあなたを守るわ… その夜、夜北は謝雨安(シャウアン)たちの歓迎の宴を開いた。 そこで凌霜は彧修明が自分を見初めてくれるよう七海蕊に衣を借りておめかし、謝将軍と偽る彧修明に近づく。 「将軍、実はお願いがあるの、皇后になれるようどうか仲立ちして欲しい 野心ではないわ、心から陛下をお慕いしているの、嫁げなければ一生、悔いが残る」 「はお、一肌、脱いでやろう、だがそれなりの見返りがなくてはな… 今宵は付き合ってくれるか?」 「夜伽なんてできないわ!」 「誰が夜伽と?…酒に付き合ってくれと言ったのだ」 凌霜と彧修明は宴を抜け出し、高台で星空の下、酒を楽しんだ。 そこで凌霜は自分が夜北を帰順させてみせると申し出る。 「愛する人を守るためなの」 「愛する人?…ならば公主と陛下、大切なのはどちらだ?」 すると凌霜は酔った勢いで彧修明への想いを告白した。 「私が心に描く陛下は…何事も謀を巡らせ、指揮を執る、相当な切れ者だわ どんな人材も手に入れ、どんなことも成し遂げられる…ねえ、将軍? 陛下のように魅力あふれる人に心を動かされない人がいるかしら?」 彧修明は酔いつぶれた白露の肩を抱いた。 「今だから胸中を明かしたのだな…朕はそなたを皇后にすると約束した 心変わりするなよ?」 翌朝、凌霜は寝ぼけ眼で伸びをしようとしたが、邪魔物に気づいて蹴飛ばし、押し出そうとした。 「白露…押さないでくれ(はっ!)」 「…今なんて?!まさかあの彧修明なの?!」 実は彧修明は青蘅から話を聞いて欽天監へ駆けつけ、成午が止めるのも聞かず乗り込んでいた。 すると白露が七海蕊を救うため過去へ戻ったと知る。 青蘅は何も知らなかったと釈明し、探しに行くと言ったが、彧修明は自ら後を追いかけた。 「私ったら馬鹿ね…どうも話が出来すぎていると思ったわ」 彧修明は和親として葉凌霜を皇后として迎えると伝えた。 夜北の長老たちは困惑しながらも受け入れたが、思いがけず七海蕊が反対する。 しかし凌霜は異存などないと了承した。 同席していた葉景清(イェケイセイ)は呆然、娘の思わぬ運命に腰が抜けてしまう。 その夜、凌霜は過去と同様、謝将軍の天幕に乳茶を差し入れた。 しかし彧修明は酒だと気づいて困惑する。 凌霜は約束を守った陛下に一献し、今度は自分が約束を果たす番だと言った。 「あの時、私は陛下に嫁ぐと言いました」 「覚悟はあるのか?」 「もちろん、陛下を堂々と愛してよいなら嫁ぎます!」 翌朝、彧修明は全軍に″夜北を攻めない″と通告させた。 諸嬰は皇帝が七海怜を娶らないと知って喜び、彧修明もこれで全てうまく行くと安堵する。 一方、可敦・宓嵐(ミーラン)は天幕に葉子を呼んだ。 可敦は夜北で虐げられてきた葉子が晁皇に寝返るのではと心配し、娘から受けた恩を忘れないで欲しいという。 「あなたも夜北の災難を望まないはずよ?」 「夜北の危機は誰もが認識しています、いつか夜北と阿蕊を天秤にかける日が来るかも… その時は阿蕊を選んでください」 「あなたから言い聞かされる日が来るとはね」 七海蕊は葉子が夜北のため犠牲になるつもりだと心配していた。 そこで凌霜は実は晁皇に会ったことがあると明かし、本気で嫁ぎたいという。 「つまり本当に皇帝が好きだと?」 「私が嫁ぐことが最良の選択なの」 「じゃあ天啓に会いに行くわね!無憂哥哥もいるし、2人に会える!」 そしていよいよ凌霜が夜北を出発する日を迎えた。 つづく (((;゚Д゚)))まさか…″阿蘭若の夢″再び?! ←分かる人だけでw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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