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カテゴリ:神隠し あらすじ
神隐 The Last Immortal 第6話「慕情と嫉妬 」 阿音(アイン)の希望で主従契約を解くことにした梧帰(ゴキ)。 しかし梧帰は古晋(コシン)の正体が元啓(ゲンケイ)だと気づき、東華(トウカ)上神が結んだ契約が2人を守るためだと知って断念した。 あきらめきれない阿音だったが、古晋は前輩を煩わせまいと半ば強引に阿音を連れて谷をあとにする。 静幽(セイユウ)山に戻った古晋は阿音に無理をさせないよう自分で傷を癒すことにした。 すると古晋を探していた阿音に見られてしまう。 古晋のたくましい背中は阿音の乙女心をくすぐった。 「もう許してあげる、″飼い慣らし法″は使わないわ、これからは友だちよ」 古晋は慌てて上着を羽織ると、阿音に遮天傘(シャテンサン)を貸した本当の理由を明かした。 確かに孔雀公主は憧れの人であり恩もあるが、貸したのは公主の父親への深い愛情を感じたからだという。 「俺のように父親を失って欲しくなかった」 古晋の父はかつて劫に見舞われた時、妻と息子を残して独りで立ち向かい、古晋は最後に会うこともできなかったという。 「大きな責任を果たそうとするほど自分のために生きられなくなるんだ」 「じゃあ古晋は自分のために自由に生きて!」 古晋と阿音はようやくわだかまりが解け、大澤山で弟子たちといつまでも楽しく過ごそうと約束する。 実は阿音はこの日、気に入った仙君の名を書き留めるために持っていた眷仙(ケンセン)録にこっそり古晋の名を書き入れた。 古晋は翌日、阿音を連れて妖界の賭場にやって来た。 次の目的地は前天帝・晨輝(シンキ)が修練を積んだという帰墟(キキョ)山、主守は娘・晨敏(シンビン)だという。 古晋は今日の賭物が仙妖大戦で紛失した晨家の紋章だと分かり、これを手土産にするつもりだ。 しかし新参者の2人は元手がないからと門前払いされてしまう。 その時、紫月(シゲツ)山で姿を消した鴻奕(コウエキ)が現れた。 「阿音!元気だったか?これからは阿玖(アキュウ)と呼んでくれ、一緒に船遊びに行かないか?」 古晋は阿音につきまとう鴻奕に苛立ちを隠せなかったが、阿音は鴻奕なら妖界に顔が利くと気づいた。 「阿玖、私たちを賭場に入れてくれない?」 「賭場?」 鴻奕は困惑したが、この機会を利用して邪魔な古晋を阿音から引き離そうと思いついた。 鴻奕は元手がなくても顔だけで賭場への入場を許された。 しかしあえて古晋を自分が捕らえた仙奴として元手にするという。 古晋は紋章を手に入れるため黙って従ったが、店に入った鴻奕は阿音の気を引くため、まだ妖丹が痛むと訴えた。 心配した阿音は霊力で治療しようとしたが、古晋が咄嗟に止める。 「阿音、言ったはずだ、その治療術は寿命を縮める」 「阿音の寿命を縮める?」 何も知らなかった鴻奕は驚いたが、その時、賭け事が始まった。 最初の賭物は晨家の家紋だった。 晨家と言えば仙家で最も権威ある名家、しかし白芷(ハクシ)天后が仙妖の戦を起こし、儀合(ギゴウ)から罰を受けて没落したという。 それから200年間、娘の晨敏公主は独りで帰墟山を守っていた。 鴻奕は古晋たちの目的がこの紋章だと気づいたが、古晋は目的を明かさないまま勝負に名乗りを上げる。 すると賭け事で負けなしの賭博王・三眼虎(サンガンコ)が現れた。 古晋は三眼虎が若い公子に目がないと知り、自分の主を賭けると言い出した。 「私の主人はあなたをお慕いしています、あなたの気を引きたくて私をここへ…」 焦った鴻奕だったが、阿音から協力して欲しいと頼まれ、仕方なく同意してしまう。 喜んだ三眼虎は紋章を譲り、仙奴の古晋も解放、鴻奕を連れて自分の閨房へ消えた。 鴻奕の協力で古晋は無事に家紋を手に入れた。 安堵する阿音だったが、その時、次の賭物が登場、孔雀公主・華姝(カシュ)が捜していた碧血霊芝(ヘキケツレイシ)だと分かる。 碧血霊芝は10万年に1度しか採れない貴重な宝で、これが九州八荒で唯一となった。 阿音の心配をよそに古晋は華姝のため再び勝負に名乗りを上げ、見事、賭けに勝つ。 その時、突如、鷹族公主・宴爽(エンソウ)が現れ、古晋から碧血霊芝を奪った。 しかし古晋が咄嗟に宴爽の腕をつかんで奪い返し、2人で争奪戦が始まる。 するとちょうど三眼虎に解放された鴻奕が戻って来た。 内傷が完治していない古晋は劣勢を強いられ、思わず阿音に碧血霊芝を投げ渡した。 「早く逃げろ!」 驚いた宴爽は阿音に向かって鞭を振り下ろしたが、鴻奕が助けてくれる。 鴻奕は狐の妖術で宴爽を惑わすことに成功、阿音は術が聞いているうちに宴爽を乾坤袋の中に閉じ込め、賭場をあとにした。 その頃、青霖(セイリン)の復活で妖族に紛れていた魔族たちが主のもとに集結していた。 青霖は早速、灼影(シャクエイ)に火鳳玉を奪うよう指示、九淵熬獄(キュウエンゴウゴク)の結界を解くという。 九淵熬獄は混沌によって生まれたが、真神の神元が弱り始め、7万年前に緩みが生まれていた。 その際、上神が兵解の法で結界の穴をふさいだものの、今も弱点であることに変わりはないという。 「真神の神元があれば穴を破ることができる 三首火龍の体内に帝眷(テイケン)の神元の一部がある、火鳳玉さえあれば時間はかかるまい 九州八荒に魔物たちを再来させ、三界を滅ぼす!」 ここは三重天にある玄昌(ゲンショウ)宮。 虎族の二殿下・林墨(リンボク)は鴻若(コウジャク)との蜜月の頃を思い出しながら、寂しさを紛らせていた。 その様子を物陰から密かに見ていた青霖は憤怒、姿を消してしまう。 …やっと会いに来たのにまだ鴻若を?… かつて林墨と鴻若は恋仲だった。 林墨は虎族にとって最も大事な心頭虎骨(シントウココツ)を鴻若に贈ったが青霖が横恋慕、思わぬ罠を仕掛ける。 青霖は妖丹が砕けて余命わずかだと嘆き、林墨に嫁ぐことが唯一の願いだと訴えた。 責任を感じた林墨は青霖の最後の願いを聞き入れることにしたが、鴻若は深く傷つき、心頭虎骨を返して別れを告げる。 しかし仙妖大戦で青霖と対峙した鴻若は全て青霖の企みだと分かった。 青霖はとうに魔道に落ち、林墨を騙して罪悪感を利用、結婚したと知る。 実は青霖は同じ九尾狐でありながら公主である鴻若を妬んでいた。 結局、無理やり結婚しても林墨の心には鴻若しかいない。 ちょうどその頃、鴻若の兄夫婦は魔族の企みにより仙族に殺されてしまう。 青霖から残酷な知らせを聞いた鴻若は呆然、その時、儀合が魔道に落ちて同族を殺した罪で青霖を捕らえ、九淵熬獄の極刑に処したのだった。 あれから月日は流れた。 狐族長老の鴻媚(コウビ)は孤独な狐王を心配し、真心は得がたいものだとそれとなく諌める。 確かに鴻若は林墨への恨みを手放したが、今となっては時が経ち過ぎていた。 「成り行きに任せるわ…また彼が来た時に考える」 一方、古晋と阿音は帰墟山のふもとに到着していた。 そこで古晋はこっそり鴻奕の背中に霊符を貼って動きを封じ、別れを告げる。 「本当に行かないの?…分かったわ」 鴻奕が動けないとは知らず、阿音は残念そうに古晋の後を追いかけた。 …グッ、そう簡単にこの九尾狐の身体を封じられると?… すると鴻奕は咄嗟に妖気となって阿音の乾坤袋に隠れてしまう。 しかし宴爽がいることをすっかり忘れていた。 鴻奕は口やかましい宴爽にへき易、術で口を封じてしまう。 古晋は阿音に梧桐の木を感じるか試させた。 すると阿音は不思議とまた梧桐の木を探し当てる。 古晋は難なく4つ目の仙元を手に入れたが、その時、思いがけず怒号が響き渡った。 「誰だ!帰墟山に侵入するとは! つづく ( ˙꒳˙ )え?ベン?!ベンだよね@虎 編集のせいなのか字幕だから仕方がないのかワケが分からないw だからつまらないのかな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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