1年。
多分、病院に通い始めたのは去年の今頃。朝起きれない、憂鬱な気分が1ヶ月以上続いていた。 元々、鬱になりやすい性格だと思う。 異動して1年が経っていて責任にある仕事もこなすようになっていた。自分のキャパなんて小さいものだったのに、それをオーバーしてやっていたんだと思う。 遅刻も目立ち始めた。それでも上司達は変わらない。自分の中で限界を感じたから精神科受診を自ら決めた。誰に相談もしなかった。出来なかった。 1年。長かったようで短かった。自分の病院に入院したり、休職したり、異動したり。それで夏は過ぎていった・・・ 今はあの時間も大切だったんだと思う。久しぶりのどん底。もうあんな体験はしたくない。やっと少しずつ、明るいほうに歩いてきている実感。薬も最小量。睡眠剤も随分減った。最近はてんかんの薬だけで寝ていることもある。自分の気持ちの中でも回復してきている感じはある。薬だけじゃない。周囲の支えが結局はあった。友達とのメールのやりとり、不安になった時の電話、実際に見舞いに来てくれた友もいる。家族も口には出さないけど、今でも心配してくれていると思う。 もちろん、ずっと上向きじゃない。今でもぐらぐらした気分の時もある。落ち込んだり、イライラしたりすることもある。それでも1年前と比べれば・・・ ゆっくりと、焦らず、マイペースで