韓国で働くママのあれこれ

[韓国滞在記（日本在住時代）] カテゴリの記事

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• 韓国のお葬式

  先週の金曜日に義理の父が亡くなり、急遽土曜の朝の便で韓国へ向かい、昨日日本に戻ってきた。癌だった。3年前に癌と分かってからの闘病生活。あと半年もつかもたないかと医者から言われていたので、私達家族もある程度覚悟していたとはいえ、やはり身内が亡くなるのはつらい。9月中旬に韓国行きを予定していたのだが、義理の父に会う前に亡くなってしまったのが、私としても心残りだ。やっとのことで、土曜の飛行機のチケットをとり、羽田から金浦へ向かい、さらに国内線で浦項空港まで行く。浦項空港に着くと、夫から聞いていた病院の名をつげタクシーで向かった。病院に隣接している葬儀場で葬儀は行われた。（マンション住まいの人など、家での葬儀が難しい場合、病院に隣接されている葬儀場にて葬儀を執り行うことが増えているそうだ。）葬儀場の建物の中に入ると、8畳ほどの部屋がいくつも並んでいる。部屋に入るとなり、韓国の喪服（生成りの麻の韓服）に着替え、そして竹の棒を手に持ち祭壇の前に立ち、「アイゴー、アイゴー」と泣き声を出す。葬儀に駆けつけてくれる来客者の対応にとても忙しかった。韓国にいる夫とも久々に会ったのだが、そんなわけで最初はゆっくり話しをすることも出来なかった。韓国では삼일장といって、葬式は3日間続き、3日目の朝に出棺となるそうだ。（5日間葬儀が続く오일장というのもある。）まるで、日本でいうところのお通夜が3日間続いているような感じであった。私は、土曜の夜に浦項についたので、葬儀場では1晩寝泊りして過ごしただけだったが、私以外の家族や親戚はその前の日の金曜日から2晩泊まっていた。葬儀に来た人達は、礼拝をするのだが、韓国式の礼拝は、まず立って正面を向き、そのまま正座をしながら両手を組み、床につけ深々と頭を手の甲に近付ける。これを2回行い、最期に立って軽くお辞儀をする。その後に、横にいる喪主（상주)にまた同じように礼拝をするが、これは1回。喪主も同じく礼拝をし、訪れた人が喪主へお悔やみを言う。これらの儀礼がすんだ来客の人たちは、祭壇のある部屋とは別の休憩場に用意された食事と飲み物を飲み、語り合う。食事は葬儀場に頼んでおくのだが、来客者への配膳は親族が行う。ある意味、私たち家族より親戚のお嫁たちが葬儀場では忙しいともいえる。こうして食事をし、お酒を飲み語らいながら、帰宅する人もいれば、親族とともに夜を明かす人も。（夫の友人達もみんな来てくれ、その中の数人もその日寝泊りして、次の日火葬場と墓場までついてきてくれた。本当に感謝である。）そうして3日目の日曜の朝、儀礼を終えた後に私達は火葬場へ向かった。韓国では火葬はまだ少なく、とある統計だと、現在は20％ぐらいが火葬だという。伝統的な儒教では土葬であるが、義理父の希望で火葬となったわけだ。家族の間では、最後まで土葬にするか火葬にするかいろいろ話しあったようだが、結局は故人の希望をかなえることに。さて、火葬場から車で40分ほど移動して、義理父の故郷の慶州の山の中にある墓場へ向かう。（慶州公園墓地～경주공원묘원～というところです）韓国では、一般的に家門所有の山に墓地があるのが普通で、義理父の墓の近くに別の親族の墓もあった。雨が激しく振る中、テントを張り儀礼をした。ひととおりの儀礼が終わったあと、自宅へ戻った。既にお昼を過ぎていた。又、3日後にここへ来るとのことである。自宅に着いたとはいえ、祭壇の準備をしたり、親戚達が集まって軽い宴会を始めたので、その食事の用意と女性達は休む暇もない。家についてからも3日間は朝昼晩と祭壇へお供えをして、儀礼をした。3日目の火曜に又墓地へ向かい、最後の儀礼をして一連の葬儀は終わった。本当に慌しい日々だった。義理兄嫁が「こういうふうに葬儀が大変なのは、故人が亡くなって、家族が悲しい気持ちを葬儀の間は忘れる為にわざと忙しくしたのかもしれないね」と、ふと漏らした。本当にそうかもしれない。悲しいのと忙しいのと、いろんな思いで、精神的に疲れた。私は日本に住んでるお嫁として、義理父へしてあげれたことがどれだけあっただろうか。本当にもっと長生きしていてくださったらと思うとやりきれないが、これから残った家族で仲良く暮らしていくのが義理父へのいい供養になるとおもっている。こうして、約5日間ほど浦項（ポハン）で過ごした私はソウルへ向かい、本社へ出社。挨拶周りと、月末だったので少し仕事もしてきた。（簡単な打ち合わせ程度であったが…）帰国前の晩であったので、担当teamの社員たちとご飯を食べる。こうした配慮は、今年3月に駐在を終え本社に戻ったK部長の計らいである。本当にありがたい。今回、本社の社長の名前で献花が送られてもきた。葬儀場の玄関に本社の名前が書かれた献花を見たとき、韓国企業に勤務していてありがたいと思うのであった。人はけして一人で生きているのではない。そんなことを、今回の葬儀で再認識した。

  2004.08.27

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• 日本へ帰国

  昨日、寝つきが悪かったため朝起きてもすっきりしない。しかも、鼻もつまってる。ソウルで風邪をひいたようだ。いや、もしかしたら、浦項で風邪をひいただんなに移されたのかもしれない（TT朝からソウルでは雨。7時に旅館をチェックアウトして、空港行きのバスに乗る。バスは時間がわからないから、朝ごはんは着いてから食べることにして、余裕を持って出た。道路があまりこまなかったので、なんと一時間ちょっとで空港に着いてしまった。出国審査をしてからご飯を食べ、ケンタッキ－でコ－ヒ－を飲みながら、日本から持ってきた文庫本を読みふける。半分ぐらい読んだところで、時間になったので飛行機のあるゲ－トまで移動した。飛行機に搭乗する前に、浦項の夫の実家へ電話をした。義理母はいなく、義理父とだんなと話して電話を切った。また日本に到着してから電話しよう…。日本に着いてみたら、日本も雨が降って寒かった。一時間ちょっと電車に揺られ、自宅へ到着。いつもは京成で帰るのだが、今回はJRの快速がちょうどいい時間に出るのでJRを利用した。（JRはなかなか本数がないんだよな～。）これだと、最寄駅から家まで歩いてすぐなので、便利だ。（京成の最寄の駅からだと、家までタクシ－で行くことになる。）夕方に、ほぼ一週間ぶりの我が家に到着。これから一人暮らしだ～と思うと、今まで狭く感じてた家も広く見える。荷物整理を始めようと思ったら、韓国にいるだんなから電話が。さっき、空港でも話したのに…と思いつつ、やっぱりうれしい＾＾*　夜には義理兄夫婦が会社から戻ってくるので、また電話することにして、一言二言だけ話してきった。明日から会社なので、夜は一人ゆっくり過ごした。風邪もひどくなる前にと、薬を飲んで…。10時になったので、韓国へまた電話してみる。義理母と、義理兄嫁と通話し、義理兄はソファで寝てるとのことなので、かわってもらうのは遠慮した。うちのだんなは友達に会いに出かけたとか。楽しく過ごすのはいいけど、飲みすぎには気をつけてほしいな～と、離れてるから余計に感じちゃうな。

  2003.11.11

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  今日も市場へ買出し

  今日も市場へ買出し。果物は、家の近くの駅市場（ヨックシジャン）へ。果物と一緒に、新鮮なオジンオ（いか）も買った。今日の夜ご飯のメインは、オジンオの刺身に。水槽に元気に泳いでいるオジンオをお店の人がすくって、その場でさばいてくれる。さっそく昼ごはん時に食べることに。透明ないかの刺身は、こりこりしていてとっても美味だ。（だんなは、東京のいかの刺身は白くていやだといつも言っている。） さて、昨日話題にした、墓祀(ミョサ)の料理。ヒョンニムが会社から帰ってきてから、さっそく取り掛かった。魚類はジョン（お焼き）にして、果物はきれいに洗う。祭祀の料理には、唐辛子とにんにくは使わない。なんでも、ご先祖様がきらうというからだ。こういうことも、韓国で生活しないとわからないことだ。留学生時代に、韓国に住んでたこともあったが、そのときはこういう祭祀のことはピンとこなかった。（今でも、日本に住んでて祭祀に参加しないので、わからないことだらけだけど…。）ヒョンニムは、「普段の祭祀（チェサ）の料理に比べたら、準備することも少ないし、楽だわ」という。一体、祭祀（チェサ）のときはどうなるんだろう？？こうして、料理の準備をしてから、私たち夫婦はだんなの友人たちとの食事会に出かけた。浦項郊外の食堂で、サンギョップサルを皆で食べた。今年、だんなの友人二人が結婚したので、お祝い品を。そして、他の友人にもお茶のお土産を渡した。今回は、あまり人が集まらなかったけど、かえって少人数で濃い話ができたと思う。久々、友人らと会ってうれしかったのか、酒が進んでだんなは酔っ払ってしまった！タクシ－の中で吐き気をもよおしたらしく、タクシ－を泊めてもらった。（タクシ－のアジョッシ、怒る怒る　TT）そんなわけで、タクシ－から降りてからふらふらのだんなを連れ実家に戻った私であった。これじゃあ、日本とぜんぜん変わんないじゃないか！

  2003.11.08

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• 墓祀(ミョサ)の買出し

  韓国に行ってから聞かされたのだけど、今週の日曜日は墓祀(ミョサ)だという！墓祀(ミョサ)とは、男たちが、山に登ってお墓の前で祭事を行うそうだ。つまり、女たちは墓祀(ミョサ)のために、料理をしなくてはならないってことだ。いわゆる祭祀（チェサ）のときの料理の買出しなどはクンジップ（本家）がするので、墓祀(ミョサ)のときの料理の買出しはうちのだんなの実家がするらしい。祭祀（チェサ）の時は、クンジップにみんな集まって料理を作るのだそうだけど、墓祀(ミョサ)の場合、用意する料理はそんなにないので、だんなの実家で作ってクンジップへ届けるという。そんなわけで、竹島（チュクト）市場へ、シオモニと買出しへ。浦項は海に面しているので、海産物も豊富！この竹島市場は、韓国東海最大の常設市場であるという。市場では、サメやカレイ、スケトウダラを買って、家に戻った。明日は果物とトック（餅）を買い、料理に取り掛かるという。しかし、サメを料理に使うのはちょっと驚きだった。祭祀の料理も、各地方、各家ごとで、それぞれ違うらしい。明日、ヒョンニムが会社から戻ってきたら、料理作りをするらしい。なにはともあれ、初めての体験になるので興味津々だ。さてさて、今日は夜、夕ご飯を食べたあと10時ぐらいに家族でヤンニョンチキンを出前。（ヤンニョンチキン＝鶏肉を揚げた後に、コチュジャンや水あめなどでできたたれに鶏肉を絡めたもの。）実は、これで2度目（笑前に頼んだところと、微妙にヤンニョンチキンのヤンニョンの味が違う。私は、今日のお店の方が好み。甘すぎず、ちょうどいい。私は、韓国に行くと必ず1.2キロ太るのだが、これは夜寝る前に食べるヤンニョンチキンのせいだといってもいいだろう＾＾；わかっているけど、やめられない。だって、日本だと韓国ほどヤンニョンチキンが身近じゃないんだもん～。（韓国人街、たとえば職安通りなどに行けば、ヤンニョンチキンのお店があるにはあるけど。）

  2003.11.07

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• 韓国で、久々の家族団欒

  昨日韓国に着いた私たちは、お昼を食べたあとシオモニ（義理母）とだんなと甥っ子と4人で家から徒歩5分ほどの市内へ買い物に。買い物を終えてから家に戻った私は、息抜きで一時間ほどPC房へ。ヒョンニム（義理兄嫁）が、何時に会社から戻ってくるかシオモニ（義理母）へ聞いて、その時間になる前に帰った。アジュボニム（義理兄）は、ヒョンニムが来てから40分ほどして来た。これで、久々に家族が揃ったねとシオモニが言う。甥っ子は、義理兄夫婦が共働きをしているので、平日はだんなの実家で預かっていて、義理兄夫婦は会社が終わってから実家に来るというわけだ。ご飯を食べてみんなで過ごしてから、11時ぐらいに自分らの家に戻るとか。甥っ子も今ではそんな生活に慣れたかのように、二人が帰っても泣いたりぐずったりはしない。ふと、私たち夫婦も、将来こうして実家に子供を預けるようになるかもしれないなと感じた。そうしたら、甥っ子と私の子供は兄弟のように成長していくんだろう。韓国では、子供は夫婦だけのものではない。大げさに聞こえるかもしれないけど、その一族のみんなの子供なのだ。前に、台湾人の友人からも、同じようなことを聞いたことがある。日本だって、昔は大家族で同じような感じだったはず。地方では、まだそういうところも多いだろう。ヒョンニムが言うには、最近の韓国でも、こういった大家族という観念より夫婦だけの生活を大事にする風潮も増えてきたとか。私は、母子家庭で育って、親戚もそんなに多くなかったため、大家族の中で育った友人などがうらやましかった。自分の子供は大家族の中で育ってほしいなぁという気持ちがある。でも、実際にそうなったら、面倒くさいことも多いのだろうけど…。

  2003.11.06

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• 釜山から浦項へ移動

  今日は韓国へ行く日。日本出発が夕方の便だったので、釜山には夜8時半に着いた。空港の雰囲気は、金浦空港みたいな雰囲気。どんより暗い。なんともいい感じである。(この感じ、わかる人にはわかる？！）空港に着くなり、だんなの実家のある浦項（ポハン）までのバスの時間にあわせるように、急いで市内バスに乗った。空港から最寄の地下鉄の駅に向かうためだ。最寄といっても、バスに乗った時間は50分ぐらい。東菜（トンネ）市場というバス停で降りて、東菜（トンネ）駅まで向かう。（徒歩5分ぐらい）あ、そういえば、東菜って温泉街じゃあなかったっけ？どうせなら、温泉にでも入って明日ゆっくり行こうよ～と思う私だったけど、だんなはそんな考えなど毛頭ない。バスの時間がぁ～とつぶやきながら急ぎ足だ（＾＾；バスの時間が迫っていたので、急いでホ－ムへ。9つめの老圃洞（ノポドン）駅で降りた。ここは去年も来たところ。総合バスターミナルがあるところなのだ。ここで、浦項行きの券を買って、バスに乗るために走る二人。（夜遅くなると、本数が減るため。）10時25分。30分に発車するので、5分前。セ－フ！しかし、ここで初めての体験をすることになる。なんと、経由先の慶州（キョンジュ）まで、約一時間立っていくことに。慶州（キョンジュ）で人が結構降りたので、浦項までの30分は座ることができた。こうして、浦項のバスタ－ミナルに12時過ぎに到着。タクシ－に乗ってだんなの実家へと向かうと、シプモ（義理父母）が待っててくれた。挨拶をしてから、遅い夕ご飯を食べてたら、甥っ子が目を覚ました。前にここに来たときはハイハイしかできなかったのに、もう立って力強く歩いている。月日の早さを改めて感じた。韓国初日は、こうしてあわただしく過ぎ、疲れた私たちはご飯を食べてすぐ眠りについた。

  2003.11.05

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• とうとう帰国の日

  とうとう日本へ向かう日がやってきてしまった。もう少しソウルで遊んでいたいよ～というのが本音。飛行機の出発は夕方6時だったため午前中は時間がある。寝ているだんなを横目にさっさと身支度をして一人歩いて仁寺洞へ。前から行こうと思っていたショップ「ソリハナ」に立ち寄る。このお店、前に大学の友人とソウルのお店取材に来た際に知人のＩさんから紹介してもらった韓国雑貨のお店。当日行ってはみたものの店は閉まっており、Ｉさんがその後なんと取材まで変わりにしてくれ私の友人に写真などとともに送ってくれたお店なのだ。店長さんにそのことをいうと取材のことを思い出したようで喜んでくれた。それから私たちは30分ぐらい立ち話。最近の仁寺洞はあまりに観光客目的のお店が多くて心痛むといった話をしてくれた。最後に仁寺洞のいろんなお店をみて周ろうと思ったけれどソリハナの居心地が良く結局ここだけで買い物を終え旅館に戻った。シャワ－を浴び終えヘアのセットをしているだんなの準備が終わってから軽く昼ご飯を食べバスで仁川空港へ向かう私たち。鐘路（チョンノ）を過ぎ下宿生活をしていた延世（ヨンセ）大学のある町でもある新村（シンチョン）を通るバス。とっても懐かしい。またソウルに来れるのはいつだろう。次回はソウルでゆっくりしたいな…そんなことを思っていると思ったよりも早く空港に着いてしまった。日本に戻ったら、またいつもの生活が始まるんだ。また二人でがんばっていかなくちゃ。

  2002.11.11

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• 帰国前にソウルへ

  昨日3時までだんなの友人たちと飲んだため二人とも疲れていたのだが、朝9時頃起きた。（遅い？！）韓国の国内線の時間が早い時間の席しかなかったため1時半発の飛行機に乗ることに。本当は3時が良かったのにもう席がないのでは仕方がない。だんなが自分で予約すると言ってたかた安心して任せていたのに。（もうだんなには予約関連はまかせないことにした＾＾；）起きてからは荷物を再確認、軽くお昼ご飯を家族と食べて、お義兄さんの車でシオモニ（義母）と私たち夫婦4人で空港に向かった。浦項空港は1年半ぶりだったのだが、前からずっと行なわれていた工事が終わって建物はすっかり新しくなり近代的になっていてびっくりした。一階でチェックをし、荷物を預け、シオモニとお義兄さんと最後の別れの挨拶をしてから飛行機へ。ソウルまで1時間で着く。金浦空港へ着いてからインタ－ネットサ－ビスコ－ナ－へ行き旅館の検索をした。ソウルでいつも泊まるところは数カ所あるのだが、もっと便利なところはないかなと探して1軒の旅館をみつけた。さっそく空港から電話をして地下鉄で市内まで移動。旅館のある駅から旅館までの道はすぐわかったのだが場所が探しにくい。来ている方向でいいかなと念の為近くで食堂の内装工事をしていたおじさんへ聞いてみた。おじさんは道を教えてくれたばかりか、なんと寒いだろうとホットコ－ヒ－までだしてくれるではないか。久々ソウルでの人情を感じた瞬間♪旅館までの道は合っていて、おじさんの言ったとおり数件先の食堂の路地へ入ると入り口があった。宿泊費を前払いして部屋で少し休んでから友人との待ち合わせの仁寺洞（インサドン）のコ－ヒ－ショップに行った。旅館からは徒歩圏内である。私たちが一番のりかな？と思ったら友人家族が既に来ていた。友人の息子Ｎくん（2歳8ヶ月）がすごく成長していたのでびっくりした。1年前に会った時より当たり前だが背ものびおとなっぽい顔に。もう赤ちゃんではなく子供になっているというか…友人は私と同じ国際結婚をし、奥さんは韓国人である。Ｎ君もお母さんといる時間がながいからかいくら友人が日本語で話しかけても韓国語がでてくるのだ。だから私もＮ君と韓国語で話すことに。（さてどっちが韓国語がうまいのでしょう？？）その後Ｉさん、Yさん、Sオンニと今日会うメンバ－みんなそろったところで仁寺洞（インサドン）は高いというＩさんの提案で鐘路（チョンノ）まで歩いて移動し食堂へ。後から先輩のKさんもわざわざ水原（スウォン）から来てくださり皆で楽しくお食事を。Kさんからは明日がペペロディだとのことでペペロのプレゼントまで頂いてしまった。（ペペロディ＝日本のポッキ－みたいな韓国のお菓子を親しい人たちで贈りあう日）食事も終わり軽く飲もうと行った2次会のお店は犬がいるドッグカフェならぬドッグ居酒屋！階ごとに犬がいて、最後に会計をした2階では大きなシベリアンハスキ－がいた。初めて真近でみたけどほんとにでかい。顔なんて私よりでかいかも（笑皆と別れてから夫婦でソルロンタンを食べて旅館へ戻った。明日は日本への帰国の日。まだソウルで遊びたいけど仕方ない。

  2002.11.10

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  浦項最後の1日

  明日のお昼にソウルに飛び立つため、今日は浦項（ポハン）で過ごす最後の日だ。昨日のけんかが良かったのか（？）今日は家族で浦項周辺の観光スポットへ。浦項にはもう5.6回きているが初めての観光らしい観光。お兄さんの仕事が終わってから家族で食事をし、車で良洞マウル（ヤンドンマウルマウル＝村）、玉山書院（オクサンソウォン）、宝鏡寺（ポギョンサ）へ行った。良洞マウルでは、韓国の昔の家屋の様子がわかるようになっていた。思ったより、小さな地域であった。この村にも今でも実際に人が住んでいるので、庭で洗濯しているおばさんもいた。自分の村に観光客が来るなんて、落ち着かないだろうなぁ。その後、このあたりに住む人の結婚写真の野外撮影の舞台としても有名な玉山書院へ。ここは、本当に自然のコントランスが素晴らしい。私たちの野外撮影も、うち合わせのときはここでといった話しもあったが、当日違う場所にて変更されてしまったのでどんなとこなんだろうと是非来てみたかったのだ。さっそく、野外撮影をしているカップルを見つけた。目があうと、女性はちょっと恥ずかしそうだった。自分も数日前に撮ったばかりなのでその気持ちはすごくわかる。そんな素敵な景色をみてから、お寺まいりへ。宝鏡寺というお寺で、そんなに大きくはなかったけれど、周りが山に囲まれていて登山客の人で賑わっていた。次回は山登りもいいなぁ… 夜は、む－ちゃんの学生時代の友人たちと食事の約束をしていたために、7時ごろ待ち合わせ場所へ向かった。久々に、みんなと会い、楽しく食事ができて本当に楽しかった。さて、今までもそうだったが、今回特に感じたことは年月の移り変わりのはやさ。私たち夫婦は、皆と日頃会わないので、こうしてたまにみんなと会うと、余計に年月の過ぎ去っていくことの早さを痛切に感じてしまう。たとえば…去年結婚したばかりだったLさん夫妻に6ヶ月の男の子が産まれていた事、Oさんの奥さんの妊娠、Cさんが前に付き合ってた女の子と別れたこと…しかも新しくお見合いで知り合った女性と来年結婚すること、Jさんの二人目の子供がもうすぐ産まれること…。ふと、私たち夫婦の日常生活にこの一年なんらかの変化や進歩があったのだろうかと思い起こしてみるのだが、ほとんどなかったと言ってもいいだろう。強いて言えば、だんなが本当にほんの少しだけ会社で昇進したことぐらいだろうか。また一年後には、この浦項で同じメンバ－と又会うことになるだろう。そのとき、自分たち夫婦がどれぐらい成長しているかと考えると、もう少しいろんな面で頑張らなくてはと思う。

  2002.11.09

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• 買出し

  日本に戻るにあたってシオモニとだんなと3人で市内まで買出しに出ることにした。だんなの実家のあるアパ－ト（マンション）は市内にとっても近い。歩いて5分ほどで着く、浦項でも本当に便利なトンネ（町）なのだ。そのため本当にショッピングをするのにも楽である。それなのに…こんな環境にありながらうちのだんなはぜんぜんどこにも連れて行ってくれない。日本で韓国へ行ったら浦項付近の観光スポットに連れて行くと言っていたのはうそだったのか！野外撮影で郊外に移動したぐらいしかないじゃないかぁ！いつも浦項に来てもほとんど家で過ごすなんて…（泣一日ぐらいどこかに連れて行け～！すこしむかむかしていた私はシオモニの前だということはすっかり忘れだんなに文句を言い出した。しばし軽い夫婦けんかを始める私たち。日本語と韓国語が混ざった私たち夫婦のけんかにシオモニが「あんたたち二人で買出しに行きなさい。私は家に戻るから」という。「いえいえ、お母さんが帰ってしまったらもっと雰囲気悪くなりますから。」と私がひきとめ、とりあえず３人で市内のロッテリアで休憩。私がドリンクを注文しに行き、その間シオモニに何か言われたのか、だんなが「明日、お義兄さんの仕事が終わったら一緒に家族で午後出かけようね」と言う。それで少し気持ちがおさまった。3人で食料品などを買出しして家に戻るとシオモニがミッパンチャン（惣菜）の下ごしらえの準備を始めたので私も手伝った。だんなも参加しまるでお料理教室のように（笑日本に帰ってからも韓国の味を出せるようにとメモ帳にレシピを書く。前に来たときに作り方を目でみて覚えようと思ってそのまま日本に帰ってきたらすっかり忘れてしまったという苦い経験からである。事実上今日が家族でとる最後の夕ご飯であるため（明日はだんなの友人との飲み会がありその次の日にソウルへ向かうため）作る料理も数多かった。夕方にお義姉さんも来て一緒に準備を始めた。夕ご飯後家族で軽く飲み会をした。お互いリラックスもしたせいか結構深い話を家族同士語らった。日頃は電話でしか話さないのでこうして実際に顔を見せてゆっくり語らうことの大事さを痛感。今度家族でこうしてゆっくりできるのは又一年後になってしまうのだなぁ。それなのに今日の昼に夫婦けんかなんてシオモニの前でしてしまって悪かったなと反省。

  2002.11.08

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• お兄さん夫婦の家へ遊びに…

  今日は、朝ご飯を食べてから起きないだんなをおいて、PC房（インタ－ネットカフェ）に行ってきた。日頃パソコンと常に接している日常を過ごしているので、そろそろ禁断症状が出てきたのだ（笑午前中をPC房で過ごして、昼ごはん時に又家に戻り、起きてきただんなと車で5分ほどのお義兄さん夫婦の家に遊びに行った。ちょうど、去年私たち夫婦が韓国へ来ていたときに引越したところで、引越し前日にお掃除を手伝ったところだ。部屋がどんな風になってるのか、興味しんしんだ。当たり前だが家具があるのもあって、一年前とはぜんぜん違って見える部屋。赤ちゃんがいるせいか、子供グッズでいっぱいだ。だんなは、お義兄さんに頼まれていたパソコン設定に取り掛かり、私は甥っ子と遊び、お義姉さんは家の家事に大忙し（笑その後仕事が終わったお義兄さんが義父母をつれ帰ってきた。この日は私たちのリクエストによりチャンポンとチャジャンミョンの出前をした。だんなが、「日本で食べたら高いから思いっきり味わう」と私たち二人の分を大盛りで頼んだ。こんなに、食べれないと思ったのだが食べきってしまった。韓国に来てからというもの、シオモニからいろいろ「あれも食べろこれも食べろ」と勧められて、胃も大きくなったいるのかも知れない。

  2002.11.07

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• 今日は結婚写真撮影日♪

  今日は結婚写真撮影日♪朝早めに起きて軽くご飯を食べだんなとスタジオへ。メイクとドレスの着替えが終わるとまずは野外撮影をしに車で移動。お昼にスタジオに戻ってきてからは室内撮影にとりかかった。撮影が終わったのは夕方５時近く。前々から結婚写真アルバムを作りたかったので本当に今日の1日楽しく有意義に過ごせた。結婚して2年半。初めてカップルらしきことをしたなぁ～と感じた。撮影が終わってから写真スタジオを紹介してくれただんなの友人夫婦と夕ご飯を食べに行く予定だった。友人夫婦は二人とも共働きなので時間が遅くなるので一旦私たちは自宅に戻って友人夫婦が車で来るのを待って食堂に向かった。「本当は家で準備するべきなのにごめんなさい」とすまなそうに言う奥さん。でも共働きなのでし方がない。私たちも同じ共働きなので事情はわかる。しかも奥さん今妊娠３ヶ月だそうで体調もあんまり良くないらしい。食事の後、友人夫婦の新居に行ってお酒を飲みながら4人で（奥さんは妊娠中だからオレンジジュ－ス＾＾；）楽しく語らった。酔った勢いかだんなが「俺たちの結婚式のときはいろいろ助けてくれよ～」とか友人に言っている。今まで結婚式しなくてもいいじゃないと言っていた非協力的なだんな。しかし地元に来たせいなのか熱く語っている。だんなは浦項ではなく慶州でしようと言い出した。日本から来るお客さんのため、浦項より歴史的な情緒を味わえる慶州でということらしい。浦項から慶州まではそんなに遠くもないし韓国側の出席者も負担にならない。とはいえソウルから行く場合にはどちらも変わらないかもしれないが。 ともかくうちのだんなも今までなんにも考えてないようで結構考えてたんじゃん…。ちょっと感動した私であった。（単純？）PS：結婚写真アルバム作成の詳しい体験談は　　後日アップする予定です＾＾

  2002.11.06

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• うち合わせに..

  明日結婚写真アルバムを作成することになっているので、昼間甥っ子へのプレゼントを買いにおもちゃ屋さんに買いに行った後一旦自宅へ戻りそれからだんなと写真スタジオへ向かった。外観を見たときに正直ほっとした。結構きれいで洗練されていてよさげなスタジオ（笑）だったから。中に入ってサンプルのアルバムを観ながら担当者の人と軽く打ち合わせに。そしてしばらくするとこのスタジオの社長さん（だんなの友人の友人である。女性だった。）と細かく打ち合わせに入った。他人のアルバムを見ながらわくわくしてきた。とうとう明日だとおもうとうれしい。だって韓国に来たのってこの結婚写真アルバムがメインなんだもん（笑

  2002.11.05

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• 韓国へはじめての船の旅

  今まで20数回日韓を行ったり来たりしている私だが今回は初めての船の旅だ。もともと韓国へは10月に行く予定ではあったが友人の結婚式が九州で行われるしこういった機会もなかなかないのではと夫婦二人で11月に九州と韓国へ一度に旅立つことに。韓国への船の旅…今回はJR九州の高速船ビ－トル号で行くことにした。泊まっていたホテルからタクシ－に乗り10分もしないうちにビ－トル号乗り場のある博多国際フェリ－タ－ミナルへ到着した。博多から釜山まで３時間弱で着いてしまう。船が出発する前に波が高くて大変揺れる可能性があるとのアナウンスのとおり船はすごく揺れた（ＴＴ幸いにも私たちは2階の席だったのでそれでもまだよかったようだ。一階の人たちが船酔いして一階のトイレが込んでしまっているので2階のトイレまで駆け込んでくる人も結構いた。私も軽い船酔いになってしまいぐったりしているとだんなが元気に話しかけてくる。こういったときはほっておいてほしいんだけどな。しばらくすると揺れはだいぶおさまり陸地が見えてきた。だんなは「ほら！もう釜山だ。早いね～。」と。時計を見るとまだ到着まで一時間弱ある。とっさに「対馬だよ。テマド（韓国語で対馬の意）。」と答える私。横を乗務員の女性が通ったので聞いたらやっぱり対馬だった。いや～しかし本当に大きな島なんだなと感じた。この島のおかげで大陸からの風を防ぎ船が揺れないのだという。日本より韓国へ近いこの島は韓国文化の影響も深く受けているという。いつか旅行で訪れたい。さて対馬もすぎてしばらくすると又陸地が見えてきた。どんどん近づいていくにつれ懐かしい釜山の街並みが見えてきた。無事ビ－トル号は釜山港に到着。しかしまだまだ移動は続く。これから夫の実家である浦項まで又バスで移動だ。釜山港国際旅客埠頭に着くとすぐ近くの地下鉄一号線中央洞（チュンアンドン）駅から高速バスタ－ミナルのある老圃洞（ノポドン）駅まで行く。韓国の高速バスは大体10分おきに出発するので本当に便利だ。バスタ－ミナルの食堂でキンパップ（韓国海苔巻き）とうどんを食べてバスに乗り込んだ。途中慶州を過ぎ一時間半ほどで浦項に到着！懐かしい浦項の町並みがなんだかうれしい。そこからタクシ－でだんなの実家へ向かった。着いたらシオモニ（義理母）がまだ仕事から帰ってきていなかったため、代わりにヒョンニム（義理兄嫁）が食事の用意をしているところだった。また安東チムタックという鶏を丸ごとぶつ切りにしジャガイモ、ニンジン、春雨などと甘辛く煮込んだ安東地方発祥の鶏肉の料理も近くのお店から配達して準備してくれていた。安東チムタックは2年程前から全国的に広まり今では数多くのチェ－ン店ができている。私も大好きで5年ほど前に今ほどはやる前本場の安東で食べたこともある。ヒョンニムと一緒に食事の準備をしていたらシオモニも帰ってきたので家族で私たちの日本の生活についてなどの話をしながら楽しく夕ご飯を食べた。さて今回韓国に行って変化があったのは甥っ子＠9ヶ月が誕生していたこと。私とは血こそつながってないけれどそれでもやっぱり甥っ子。かわいかった～。

  2002.11.04

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