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カテゴリ:こころ
ミワさんが「心に残る一枚の絵」を募集していらっしゃるので、
私は「一枚の絵」ならぬ「一枚の額」を‥ 11年前、長男が脳腫瘍のために和医大病院に一年間入院していたことは以前に書いた。 患者の入れ替わりの早い大学病院で、個室に3ヶ月間、他の部屋で9ヶ月間、お世話になった。 長男が重篤だったころ、手当たり次第に癌関係の本を読んだ。 そういった本から派生して、良寛和尚の六然観を知った。 良寛和尚のこの言葉がずっとずっと心の支えになっていた。 長男が智辯和歌山中学1年の習字の時間でお世話になったI先生が、当時ちょうど夫の在任校に いらっしゃったので、この良寛和尚の六然観を色紙に書いていただけないかとお願いしたら、 気持ちよく応じてくださり、きれいな額に入れて「Nくんのお見舞いに」と下さったのだ。 それから、その額は我が家の玄関の顔となっている。 良寛和尚の六然観があれば、どんな辛いことも悠然と対処できそうな、そんな気 がするのである。いや、そうしたいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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