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ソーメン二郎のそうめん道

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2021.06.05
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カテゴリ:ご当地そうめん



私、ソーメン二郎がそうめん研究家として活動を始めて8年目になりました。活動を開始した頃と比べてコロナ禍の2021年はそうめん業界がどのような現状にあるのか、私的な8年の活動ではありますが思い振り返りながら記しておきたいと思います。

これが活動のきっかけになった最初のインタビュー記事(日刊SPA!「そうめんは不当に格下扱いされている!」そうめん研究家の熱い思い)です。

この記事が掲載された2014年は、そうめんを扱うテレビ番組、ネットメディア、雑誌など少なかったです。スーパー、コンビニでは全国流通の「揖保乃糸」が多く並んでいるだけでそのほかのご当地そうめんはほとんど並んでいなかったです。揖保乃糸以外は、機械麺のリーズナブル価格のそうめんが並んでいるのをよく見かけます。この記事をきっかけに、テレビやラジオ番組に驚くほどたくさん出演させてもらうようになりました。8年間でテレビ、ラジオ、新聞、ウェブ記事、イベントなどメディア出演は300以上になると思います。その結果、メディアで紹介されたそうめんやめんつゆなど関連商品が店頭やネット通販でよく売れるようになりました。今までそうめんの取り扱いがなかった東急ハンズでも全店展開でそうめん売り場が立ち上がりました。そうなると小売店がそうめん製麺所と口座取引が始まり毎年バイヤーは夏になると仕入れてくれるようになります。揖保乃糸を始め、三輪そうめん、小豆島そうめん、島原そうめん、五色そうめん、半田そうめん、白石温麺、大門そうめん、南関そうめんなど全国各地のご当地手延そうめんが続々と小売店で見かけるようになりました。

さらに、メディアの影響よりもっと大きな影響があります。お天気です。気候が今までより圧倒的に温度が高く暑くなり猛暑の日が続くようになりました。25度を超えるとそうめんが無性に食べたくなるようになりますね。さらにGW前あたりには猛暑が始まり、4月29日にはスーパーにそうめん売り場を見受けるようになりました。そうなると、テレビやラジオ番組ディレクターさんは、いち早くそうめんがもう売っている、早いな!と私に連絡をくれるようになったのです。今までは、7月になればそうめん特集が放送されることが多かったのですが、放送も前倒しになって6月早々に放送するために5月中に収録をするというテレビ番組収録も前倒し傾向になってきました。8年間、そうめんの番組をやっていると内容もマンネリ化していきますので、ディレクターさんは芸人さんらとの新ネタそうめん企画を私に提案されてくるようになりました。私もレシピを考えそうめんレシピ本を発売したりと新ネタを考えていくようになり非常に良い循環が生まれてきたように思っています。ただ、手延そうめんを作る製麺所の職人さんらの高年齢化、後継いない問題、通年食べてもらうためのレシピと流通販路の問題など早急な課題解決が山積みです。しかしながら、ネットのグルメ系サイトやYouTubeには夏になればそうめんレシピが溢れかえってます。イシイのおべんとクン・ミートボールでお馴染みの石井食品さんがそうめんとめんつゆのコラボ商品「そうめんTO YOU」を販売開始されました。そうめんじゃない方の企業がそうめん関連商品を企画してもらえる時代になったのです。

そうめんと言えば昭和の時代は、百貨店でのお中元の販売で潤っていました。木箱に入った高級手延
そうめんは飛ぶように売れたのです。しかしながら年賀状と同じようにそうめんのギフト文化はすっかり衰退してしましました。贈らない、もらわない。手延そうめんはもともとは宮中の高級料理です。お世話になった方とのご縁が切れないように(そうめんを延ばしても切れないように)と縁起物のそうめんを贈る文化がお中元です。そうめんは白い糸のようで実は赤い糸なのです。この白い糸、赤い糸が切れないようにこれからもそうめん文化活動をやっていきたいと今、思っています。厳しいコロナ禍で乾麺全体が売れたようなのですが夏だけでなく年中そうめんを食べてもらえる食文化にしなければいけません。1200年続いているそうめん文化を絶やす訳にはいかないのです。でも楽しくやらないといけませんね。そうめんは小麦だけに楽しい小麦ケーションをやっていきたいものであります。(ソーメン二郎)







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最終更新日  2021.06.05 12:47:52



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