forcepaeオプションをつけてFlora 220W NC1にLinux Lite 2.0 betaをインストールした
Ubuntu 14.04LTS系の派生ディストリビューションのbeta, RCが出てきている。基本的にUbuntu 14.04LTSはnon-PAEなカーネルはサポートしない、っちゅうことになってます。派生ディストリビューションが独自ビルドすれば話は別なのですが... Windows XPのサポート終了と共にPentiumM機がジャンク市場にドドっとなだれ込んできて叩き売られてる今日この頃、これらの子羊達にインストールできる派生ディストリビューションはないか、と期待しつつ色々試してます。今回はLinut Lite 2.0 betaをFlora 220W NC1(PentiumM 1.5GHz, メモリ768MB)にインストールしてみました。期待しつつブートするものの、やはり、PAEが無いからダメぴょ〜ん(かなり意訳)、とメッセージが出ました。が、そのメッセージの前に何やら期待させるような文言が!ERROR: PAE is disabled on this Pentium M(PAE can potentially be enabled with kernel parameter "forcepae"- this is unsupported, may cause unknown problems, and will taint the kernel)エラー:このPentium MやとPAEが無効やねぇ。("forcepae"っちゅうカーネルパラメータを使うとPAEが有効にできるかも?でも、サポートしてないしぃ、よう分からんトラブル起きるかもしれんし、カーネルが汚れるかもしれんよ。)(かなり意訳(^^; taintのニュアンスがよう分からん。)おぉ、裏ワザやろうと何やろうととにかくインストールできるならやってみまっせ! でも、一応裏を取っておかんといかんので調べるとEnablingPAEっちゅうことでコミュニティのヘルプに載ってました。具体的にはカーネルオプションの--の後にforcepaeをつければいいらしい。早速、Linux Lite 2.0betaをブートし、最初のカウントダウン画面でTABキーを押してブートオプション画面を表示させました。更にもう一度TABキーを押すとブートオプションの変更ができるので、(オプションが続く) quiet splash -- forcepaeと一番後ろにforcepaeを追加します。これでブートすると... おお、無事にブート完了。NumLockがオンになってるのが相変わらずうっとしいけど、気にせずインストーラを起動しました。が、やはり日本語フォントがけちられてるので、一旦インストーラを終了。Terminalを開いて、sudo apt-get updatesudo apt-get install fonts-vlgothicを実行。この後、再度インストーラを起動すれば日本語でインストールが進められます。インストール完了したら再起動。この状態では日本語環境がインストールされてないので、[Settings][Language support]で日本語をインストールして、日本語を最上位に持ってきます。で、Apply System wideしときます。あと、NumLockを外すのに、~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/keyboards.xml中、<property name="Numlock" type="bool" value="false"/>とします。この後、リブートして、Ibusのインプットメソッド設定でanthyを選べば日本語入力もできるようになります。っちゅうことで、今回はLinux Liteのみならず、PAEが無いぞ〜、に悩まされるPentiumM機にとって非常に有用なforcepaeオプションを学習できました。:-) 同じ技は他の派生ディストリビューションでも使えそうです。Linux Lite 2.0 betaのデスクトップPentiumM 1.5GHz、メモリ768MBあるとストレスなく使えてます。ナカナカいい感じ。--- 18:00 ---コメントになぜか返信できないので本文に追記。年末年始でバタバタして回答遅れました。すいません。forcepaeは元から付いてるオプションの最後に付けてみてください。あと、quiet splashを削除してブートすれば、テキスト画面にメッセージが出てどこまでブートが進んでるかわかります。--- 1/3 21:30 ---