わたしのブログ

越後は朝から終日、雨模様となった。
昨日、午後から知人が来訪。ノートパソコン持参で尋ねてきた。
知人は当方より、はるかに年配である。
そのパソコンはどうしたのか？　と尋ねると「某量販店」から買ったという。
「買った」は良いとしても、まったく使い方が判らないという。
ただ「電源」の入れ方は判るという。

Windows Vista のパソコンにインストールされていた「初心者ガイド」を見ながら、2時間ほど説明を行ったが、5ページ程で帰宅時間となった。続きは後日ということで、最後に電源の落とし方（シャットダウン）を教えて終了。教えるにも、判りやすい技術が必要であることを痛感する。

Mac を使い始めて22年になる。購入当初、お店の方から1時間程マウスの使い方やデスクトップについて説明を受けた覚えは有るが、以後は専門雑誌から「知識」を仕入れ、不明な点はマニュアルを読み、「領域」を拡大してきた。
ネットに接続したのは、ずっと後になってからである。
購入した機種は、LC2、LC475、Power Mac 8600/120、Mac mini、Mac Pro　と続く。
OS は漢字トーク6.0.7に始まり、漢字トーク７、漢字トーク7.5.5、Mac OS 8.6、Mac OS 9.0、Mac OS X と続き、現在は、Mac OS X 10.6.2 Snow Leopard となっている。

顧みると、良くも悪くも「漢字トーク7」の Updete のやり方は「度」を超えていたと思う。
Apple商法に泣かされたユーザーも多いはずである。
「ユーザーを大切にしない」という「意志」を感じた程である。
このような事を記載すると、反論が有るかも知れないが、過去の当事者の一人として、またユーザーの一人として「書き留めて」おかなければならない。

Windows のノートパソコンは昨年3月から使っている。
今秋、Windows 7 に Ver.up している。従って使用歴は極浅い。
そこに、Linux 系の OS である Ubuntu をインストールし、時々「切り替えて」使っている。
Windows についての感想を申し述べるなら「使いにくい」、「どこに何があるのか判らない」、「Windows 7 の価格は高すぎる」というのが率直な感想である。
多くの Windows ユーザーが開発元であるマイクロソフトに対し、意見や苦言を伝えていないことに根本的な問題が有るように思える。過去の「遺物」を清算しないことには、より使い勝手が向上するはずもなく、迷路のような状態から抜け出せないユーザーも多いはずである。
ただ単にメールやネットができるなら「OK」というユーザー側の考えや、世の中の風潮があるようであるが、個人の考えている表現の具現化という手段をパソコンに求めているなら、Windows は評価するに値しない産物である。

Mac にも同様な事が言える。ただ奇抜さを求めて商魂たくましく今後も続けていくなら、ユーザーの反発を喰うことになる。多くのユーザーの意見を取り入れ、「昇華」していく努力やフィードバックが必要であろう。

　撮影　2009年12月10日16時07分　1/640　F8.0　ISO100