前世療法とは ブライアン ワイス「前世療法」より 3
前世療法とは ブライアン ワイス「前世療法」より 3 つづきです。ワイス博士はキャサリンに年齢退行を試みましたが、なかなか上手く行きませんでした。彼女は恐怖心が強く、今の恐れの原因となる出来事は、何一つ思い出せませんでした。それでも努力を重ねるうちに、少しずつ断片的な記憶がよみがえってきました。そのひとつは彼女が5歳の時、プールに突き落とされて、とてもこわい思いをしたことです。しかし、彼女はこの出来事の以前からすでに水がこわかったそうです。キャサリンの母親はうつ状態で、父親はアルコール依存症でした。家の外の交友関係はうまくいっていましたが、なかなかひとを信頼することが出来ませんでした。彼女はカトリック信者で輪廻転生という考えを信じるどころか、ほとんどその知識自体ありませんでした。キャサリンは友人の医者のエドワード・プールにワイス博士に会って診察してもらうことをすすめられました。エドワードはなぜかキャサリンのことを理解できるのは、ワイス博士しかいないと思っていました。 キャサリンはエドワードに勧められたあともワイス博士の診察を受けることをためらっていましたが、別の友人の医師に強引にすすめられてやっとワイス博士に会うことを決心しました。こうしてワイス博士とキャサリンは出会い、この出会いによってキャサリンの人生だけでなく、ワイス博士の人生も大きく変わっていくのでした。第一章の要約終わり