tOmOrrOw is anOther dAy apOkAlyPse

[女１人旅] カテゴリの記事

全27件 (27件中 1-27件目)

1

• 

  大島公園海岸遊歩道

  大島に来るようになってから６年目になる。竹芝桟橋から１時間４５分。大島がこんなに近いんだとこのとき初めて認識した。その当時は訪れる人はあまりいないみたいで、高速船の乗船客はまばら。二人掛けの窓際の席にいつも一人で座れていた。大島に通い始めてからちょうど一年半後、エココロが宮崎あおいの表紙の大島特集を出版した。これが大島プチブームの始まりだったんだろうなぁ・・・今では高速船も結構混み合い、週末は東京～大島間の席が取れない事もある。そして最近では窓際に座れた事がない。頻繁に大島に遊びに来ていたわりには、今日初めて大島公園海岸遊歩道を散策した。大島公園から緩い坂道を下り始めると直ぐにサンドスキー場跡地があった。山や遊歩道付近で咲く大島桜を眺めながら、一本道を更に下って行くと海ふるへ抜けるトンネルの横に行者窟へと続く岩場の入り口が見えてくる。

  Apr 7, 2012

  コメント(0)

• 吸い込まれそうな青い空

  大島の空は変わりなく広く青かった。日中の陽射しは強いが、日が暮れると涼しい風が心地よい。寝苦しい東京の熱帯夜とは打って変わって寝心地が良くてぐっすり。夜空は星が輝き、昼間は日本列島の形をした雲がのんびりと三原山から浮上して行った。地盤から送られてくる強いエネルギーが空っぽだった身体にどんどん充電されるのを感じる。重くてだるかった身体と心が軽やかになって行く。恵みの島、大島。近くにあって良かった！！感謝・感謝・感謝

  Sep 7, 2010

  コメント(0)

• 

  夏の伊豆大島

  初めて訪れた夏の伊豆大島。海は穏やか、日差しは強く、晴天。　御神火茶屋がある登り口から火口へ向かって歩いた。　内輪からの見晴らしは幻のよう。空と海の間にぽっかりと浮かぶピラミッドは大島から目と鼻の先だがまだ一度も足を踏み入れたことがない利島。利島の先には式根島や新島、神津島が見える。空には沢山の羽が静かに浮遊していた。　お鉢巡りをした後、外輪へ下った。歩いていると大きな溝があった。結構深い箇所もあるので探検心に駆られ降りてみた。フラッシュフラッドに遭遇したらずっと下の海まで押し流されるのだろうか。そんな事を思いながら、溝の中を歩いた。誰もいない。静まり返っている。たまに虫や鳥の鳴き声が聞こえてくる。風が吹くと溶岩砂漠にひっそりと茂る植物がサラサラと音を奏でる。あまりの心地よさに横になると寝てしまった。夢を見た。

  Aug 31, 2009

  コメント(0)

• 

  初夏の大島

  日曜日の大島は夏日。暑かった～…最高に気持ちが良い日でした。いつもお世話になるお宿のオアシスはとってもお洒落。お父さんとお母さんも親切で気さくで楽しくてとっても良い方たちです。愛猫のチャイ君がのんびり一人散歩に出掛けました。私は近くの浜の湯さんへ。海を見ながらの混浴温泉です。

  Jun 10, 2009

  コメント(0)

• 

  上海　SOHO　ダウンタウン

  灰色の雲の下、訪ねた最近人気上昇中の上海SOHO。今は再開発の波に飲み込まれほとんど取り壊されてしまった上海の昔の町並み、Chinese Style、がかろうじて残された一角。ここにはアーチストや小さな独特＆斬新でお洒落な店が軒を連ね昔からの住民と共存する。雨降りの日に足を踏み入れると哀愁の香りに包まれ古の時空へと迷い込む。

  May 12, 2009

  コメント(0)

• 

  ビッグアイランドで越冬

  ビッグアイランドも北半球。従って日本と同じく季節は冬。滞在中は主に曇り空と雨。それでも日本の冬より過ごしやすい。 勿論、ビーチでゴロゴロ読書や暑くなれば海でひと泳ぎ。たまにはホテルのプールサイドでカクテルを飲んでほろ酔い気分。週に数回ファーマーズマーケットで食料を調達しての自炊もあれば、アメリカ自慢のハンバーガーを食べ比べたり、街で人気のレストランでお食事。　　 嬉し楽しハワイ暮らし！

  Apr 21, 2009

  コメント(0)

• 

  伊豆大島の獅子丸くん

  リピートが少ない私にしては珍しく頻繁にお世話になる伊豆大島のお宿オアシスを訪れるのは今年で５度目！初めて訪れたのが去年の５月。それから数えるともう何回になるのやら…何度も訪れているのにもかかわらず大島でやることは大体いつも同じ。毎回島のクサヤ定食を食べ比べ、三原山温泉に入り季節ごとに表情を変える雄大な三原を眺め、波浮の西川寿司で旬の地魚鮨をほおばり、浜の湯から夕日が沈むのを見届けてから魚味幸で島の幸を頂き、そして夜は毎晩オアシスのおとうさんとおかあさんたちと酒を飲み話に花を咲かせる。そんな大島で初めて足を運んだ動物園。元々動物園や水族館など人間の勝手で生き物を閉じ込めている場所は好まないが、行ってみた。東京都動物園だけあってなかなか立派な設備で拡大工事なんぞもしていた。冬眠するゾウガメ君たちの大群バックショットはなかなかキュート。　種類は多くないので殺伐としている園内を、オアシスのおかあさんに勧められた、獅子丸の様子を見ようとロバを探すが姿は見えない。するとあの独特の泣き声が聞こえてきた。泣き声がする方向にたどり着くとひとりぽつねんと柵の向こうにうつむきかげんでいる獅子丸。ろばってなんでこんな身体のバランスの悪い、しかも世界の不幸を全部背負い込んでいます的哀愁が漂う生き物なのだろうか。身体の割合からするとかなり頭が大きくて纏足？と思うほどの足の小さいこと。彼は決して不幸でも悲しくもないのだろうが、どうしても世界一不幸な生き物に見えてしまう。つぶらな悲しげな瞳と対照的な背中のシャープな十字模様にやられてしまった。次からは今までの大島お決まりコースに獅子丸訪問も加えよう。

  Dec 3, 2008

  コメント(0)

• 

  本場上海蟹

  １１月初旬、まだまだ上海蟹の季節真っ只中、友人を訪ね上海を訪れました。町はどこもかしこも工事しており、どんどん開発が進んでいる。まるで数年前の東京のよう。しかし中心地からほんの１時間も走れば車窓の外に広がる風景は長閑そのもの。視界に入るのは遥か遠くまで続く青い空と道の脇で蟹を売る露店とさらにその直ぐ向こうに広がる大きな湖。この湖こそが上海蟹の生まれ故郷。車が大きく左に曲がるとそこには何軒もの蟹専門店が派手な看板を空高く掲げている。通されたのは特別室。広い部屋にはソファーと１５人は座れる巨大な円卓。上海蟹が登場するまで珍味から、野菜、地魚料理、点心、前菜と料理が出てくること出てくること。そろそろ満腹感に達しようとした頃、本日の主役の上海蟹登場！　雄と雌を一杯づつ宛がわれた。私はみそがたっぷり入った雄派。雌は卵が濃厚すぎて完食後、胸が苦しかった。飲んで食べて騒いで、残ったのは蟹の殻と残飯と紹興酒の空き瓶のみ…

  Nov 19, 2008

  コメント(0)

• 

  山形県　鶴岡

  ２００８年４月１日、エイプリルフール秋田県泥湯温泉を後にし、湯沢経由で鶴岡へと向かった。この日の宿泊は湯田川温泉。そして鶴岡の一番の目的はというと、アルケッチャーノ！本当は夕飯を食べるつもりだったのだが、なんせ大変な人気店なため、予約が取れず、翌日のランチに特別お任せコースをお願いした。泥湯温泉から湯田川まではバスと電車を乗り継いで約５時間。結構な旅だ。まだまだ残雪が山や畑や線路脇を覆う南秋田から山形の日本海側へ向かうにつれ、雪は消え、畑や田んぼのあぜ道や土手に蕗の薹が群生していたり、野花が咲いていたり、どんどん春になって行く。湯田川温泉はこじんまりとした古の香りが漂う温泉町で実に良くできている。一本のメイン通りの両脇に旅館さんや公共浴場が軒を連ね、温泉街の奥には見事な梅園と散策が楽しめるお寺さんのお山がある。ここにいるだけで十分２日間は楽しめる。鶴岡や酒田、湯殿山や月山までもそう遠くないので、湯田川温泉に宿を取りこれらの名勝に出かけるにも便利だ。なんとも言えない素朴で粋なバス停の椅子が実にかわいらしく良い雰囲気だ。湯田川には泥湯より一足早く春が訪れていた。梅園には小さなピンクや赤や白い色の梅が慎ましく咲いており青い空と鶯の鳴き声に溶け込み美しかった。一人でも気持ち良く宿泊を受け入れてくれたお宿たみや旅館。歴史を感じさせる客室と滑らかで柔らかい掛け流し温泉の湯、そして非常に美味しかった夕食。大変満足いくお宿だった。荒汁のなんとも言えない旨さ。あまりの美味しさに残ったのはこの骨だけ。こんな見事な魚の顎骨を見たのは初めて。博物館に標本として収めたくなった。つい最近、持ち主がこのお屋敷を湯田川に寄付されたそうだ。今は湯田川のお宿の女将さんや主婦の方達が交代で管理しており、入館料を支払えば中を見せてくれる。この時期はまだお雛様が飾られていた。江戸時代から代々こちらのお家に受け継がれてきたお雛様。見せて頂けてありがたい。鶴岡は洋館が立ち並ぶ洒落た町。小樽や函館と似ている。泥湯で温泉に入りすぎたのか、疲れを癒しに来たのに、反対に疲れてしまったためか結膜炎になってしまった事が、目が痒くてたまらないので鶴岡で眼科に行って判明した。旅先で病院のお世話になるのは旅多き私でも３度目。癒されるはずの温泉が仇となった。ところで、山麓の秘湯で和食＆温泉三昧の４日間は実に良い経験となった。この都会から離れたたった４日間の生活でいかに自分が欲深い人間か実感した。無い物ねだりの快楽主義…自然と孤独は大好きだがそれだけではやはり飽きるのでたまには都会に出たい。一生このまま好い所取りの好き勝手をして逝ってしまいたい。鶴岡　イタリアン　アルケッチャーノhttp://www.ques.co.jp/alchecciano/index.html湯田川温泉　たみや旅館http://www.tamiyaryokan.com/

  Oct 26, 2008

  コメント(0)

• 

  春の泥湯温泉

  今年の３月下旬、秋田県泥湯温泉へ湯治に出かけた。上野発の夜行に乗り、ローカル線とバスを乗り継いで泥湯温泉に到着したのは上野を発ってから約１２時間後だった。時間に追われ、時間をきって生活する慌しい都会から離れてのんびりお天道様の動きと共に行動する幸せを実感した泥湯温泉での湯治生活。硫黄泉や硫黄のガスが充満する地獄の入り口では注意看板がやたらと目に付く。それは、泥湯温泉で数年前に硫黄ガスの中毒で家族３人が死亡する事故が起こったからだろう。周囲を見渡せる温泉神社へ上がると、集落の全景が眼下に広がる。全景とは言うものの実に小さい。人口何人くらいなのだろうか…小さな集落には古民家が軒を連ねる。温泉宿がほとんどだが、営業しているのか分からないほど静まりかえっていた。人で賑わう奥山旅館。母屋と離れがあり、お風呂も３ヶ所に点在する。奥山旅館の奥は４月だというのにまだ雪が深く、この時期まだ道路は通行止め。湯治部屋は質素だがとても清潔。１人で泊まるには十分の広さだ。しかも４泊５日８食付でこの時期はなんと１人約１７０００円。季節の素材を活かした、素朴な田舎料理は薄味でなかなか美味しかった。http://www5.ocn.ne.jp/~doroyu-o/夜になると裸電球の街灯が燈り、真っ暗な秘湯をふんわりと橙色に優しく照らす。扉の湯のマークと裸電球が昔の香りを漂わせ、まるで大正か昭和初期にタイムスリップしてしまったかのような奇妙な感覚に見舞われた。扉の湯は裸電球に照らされ、廊下に影を落としていた。奥山旅館での４泊５日は温泉と読書と散歩と食事と昼寝から構成される毎日だった。一日何度温泉に入った事だろうか…入りすぎは良くない事は知っていたが、朝起きたらまずは温泉に入り、朝食から戻ったら温泉、読書に飽きれば温泉、昼寝から起きれば温泉、散歩から戻れば温泉、夕食に行く前に温泉、床に着く前に温泉、夜中目が覚めたら温泉と、何につけても温泉に入っていた、これぞ温泉三昧の５日間だった。そしてこの温泉三昧の結果、次の目的地である鶴岡･湯田川で…

  Oct 25, 2008

  コメント(0)

• 

  東北　酒と絵灯篭の町　湯沢

  今年は花見真っ只中の東京に後ろ髪を多少引かれながらも一人東北へと向かった。目指すは山形県の県境に近い秋田県泥湯温泉奥村旅館。　新幹線で新庄まで行きそこから奥羽本線で湯沢駅に向かえばいいものを、上野発の夜行列車に乗り、乗り継ぎの悪い余目で陸羽西線と新庄で奥羽本線に乗り換え湯沢駅へ降り立ったのは上野を発って12時間後だった。宿のチェックインの時間まではまだ時間があったので、日に数本しかないバスの時間を確かめ、いざ湯沢の町散策へ。湯沢は酒造りと絵灯篭で知られる町だ。まずは観光情報を得るために市民プラザへ行くと、親切なボランティアガイドさんがいた。その方に絵灯篭や酒蔵、湧き水と湯沢の観光スポットを案内していただいた。ガイドさんと別れた後は名物の稲庭うどんの老舗でうどんを食べて、バスの時間までまだしばし余裕があったので洒落た喫茶でコーヒーと自家製ケーキを平らげた。これから４日間は山麓の秘湯で湯治生活。喫茶店の並びに健康食品屋があったので、嗜好品を少しだけ買い込み、バス停でバスを待った。 泥湯温泉へは湯沢から更にバスに乗り継ぎ約１時間。しかし４月上旬ではまだ泥湯行きのバスが運休のため、宿の送迎がある泥湯までの途中にある施設まで行くバスに乗った。

  Apr 29, 2008

  コメント(0)

• 

  クロアチアの食

  ひたすら名物を食べ歩いたクロアチアの旅。これはほんの一部。　　スプリットにてコルクラ島にて　　　ドゥブロヴニックにてプリットヴィッツァにてザグレブにて　　　ひたすら食べた２週間。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どれもこれも素朴で優しい味だった。

  May 14, 2007

  コメント(0)

• 

  古都　スプリット

  宮殿の白い塔は旧市街のシンボル。どこにいても良く見える。宮殿とは言うものの、その建物は今では住民の住居だったり、お店だったり、飲食店だったり、宿だったりする。普通に人々がそこで生活をしているのだ。崩れかかっている外壁の修復作業がゆっくりと進められている。宮殿の中を歩いて回ると修復が必要な危険地域はいくらでもある。地震が来たら一発だ。　　旧市街をくもの巣のようにはりめぐる細くて暗い路地はまるで迷路のよう。細い路地のカフェの入り口には壁にへばりつくようにテーブルや椅子が置かれている。入り口は小さくても中に入るとどの店も広々としている。内装もそれぞれ独特でお洒落だ。　　　　　　　　　　　夕方、旧市街の雑踏から海辺へ出た。するといつのまにか人々は海が一望できる通りに軒を連ねるカフェへと移動していた。夕日が海と街を紅色に染めるこの時間は海岸通りは人気の場所のようだ。いたるところから観光客や地元民が集まり、ベンチや波止場に腰を下ろしたり散歩したりと思い思いのひと時を過ごしている。万国共通、おばちゃんはパワフル。スプリットのおばちゃん、おばあちゃん達は海辺に沿って作られた憩いのスペースのベンチを陣取り井戸端会議を炸裂。偏見かもしれないが、着ている素朴でカラフルだったりレトロながらのワンピースからくるのか、スプリットのおばちゃん達の方が日本でよく話題の中心となっているおばちゃん達よりもどことなくかわいらしかった。　　　　鳩やカモメがいるところには必ずいる、餌をあげるおばあさん。そのおばあさんはヨタヨタと大きな袋を何個かかついで波止場の先端に向かうと、そこに座り込み夕日が沈むまでずっとカモメに餌をやっていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夕日を浴びるおばあさんは絵になるな～…

  Nov 12, 2006

  コメント(0)

• 

  旧ユーゴスラヴィアへ

  アドリア海に面する国クロアチアは随分昔からドイツ人が好んで休暇を過ごす南の国。南北に長く、沿岸には大小数千の緑色の美しい島々がぽっかりと浮かんでいる。約１５年前の紛争時代後は観光客の足も遠のいていたが、ここ数年はまた常連のドイツや各国のヨーロッパ諸国のみならずアジアやオーストラリアからも多くの観光客が訪れる人気のリゾート地として開花した。イタリアよりも物価は安く、まだまだ観光ずれしていない親切な国の人々は南の国の気質で明るく情熱的だ。強い太陽が降り注ぐ国。治安は大変良く、物を取られたり騙されたりする心配が無い。昔からイタリアやギリシャなどの近国からの影響もあり食文化は大変豊か。イタリア系からオリエント系、そして東欧系までと肉や野菜や新鮮な魚介類を使った料理のレパートリーは実に広く飽きさせる事はない。そんなクロアチアを２週間旅した。ベルリンから首都ザグレブに入りそのままバスで海への玄関口、古都スプリットへ。この町で２日間過ごした後、船に乗りマルコ・ポーロが生まれ育った島コルクラ島へと向かった。そしてこのコルクラ島が今回の旅の中で最も気に入った場所となった。　アドリア海の真珠と言われるユネスコ世界遺産に登録されている城壁の町ドゥブロヴニックは紛争時にボスニアの爆撃にあい、その美しい姿を一度失った。当時の美しい姿を取り戻そうと忠実に修復されたドゥブロヴニックは確かにその美しさを持って蘇ったが、残念ながらなんの魅力を感じない。完璧すぎる美しさと観光化により個性を失ってしまったのか？！その昔、紛争前まではきっと真珠と呼ばれるに値する長い歴史が漂う非常に美しく豊かで魅力的な共和国であっただろう。　１９６０年～７０年代ドイツで空前の大ヒットとなったカール・マイの作品「ヴィネトゥー」が撮影された場所プリットヴィッツ湖。壮大で息をするのを忘れてしまうほど美しい景色が広がる。　　　　　　　　　首都ザグレブは紛争の痛々しい面影を今でもところどころ残していた。しかしそこに住む人々の表情にはつい十数年前この地が戦場だった事も、何千人が家や家族、全財産を失ったり近隣諸国に逃げなければならなかった事も、悲惨な時代の爪痕は残っていない。ザグレブで見つけた日本。まずは市民の台所、旧市街の市場で発見したドルチェの箱。グレープフルーツは日本から輸入されている？そして映画専門書店のウィンドウに堂々と置かれた北野武監督の本。クロアチア語にまで翻訳されているとは驚き！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く…

  Oct 29, 2006

  コメント(2)

• 日本　秘湯の宿

  心に残る温泉宿長野の満山荘、ご夫婦で営む小さな温泉宿。お洒落で粋な素敵な宿。露天風呂から見渡せば、連なる山脈と広い空。ご主人が造る旬の食材を生かした食卓は目も舌も喜ぶ品が並ぶ。そして奥様が揚げるお座敷てんぷらは熱々でホクホク。美味しい地酒と工夫を凝らした旨い料理をゆったりと流れる時の中でゆっくりと頂く。ほろ酔い気分で空を見上げれば満天の星。至福の時…日本は美しい、日本は美味しい…日本を離れると実感する日本の素晴らしさ！日本にはいい湯、いい飯、いい雰囲気の素敵な温泉宿が数多くある。新築や改築などせずに風情あるお宿が私が帰国した時にも残っているように心底祈る。

  Jul 8, 2006

  コメント(2)

• 

  more than just a surf trip!

  　　　　丁度ひと月前、まだベルリンが春の到来を待ち望んでる頃、一人ポルトガルへと向かった。ポルトガルのペニーシュ＆バレアルと聞けばサーファーなら知っているサーフ天国の地。風がどこから吹こうが、満潮干潮がどうであろうが、気圧がどうしていようが、この辺りには必ずどこかには波が立つ。それも良い波が！　　さすがにラジットとジジにはまだまだ入れないが、プラヒーニァ、カンティーニョ、ミドル・オフ・ザ・ベイ、そして誰もが憧れるスーパ・テューブスで波に乗り、叩きつけられ、もまれた。激しかったがその分、波に乗れた時の無意識の中の高揚感と集中力は最高潮に達した。大西洋の水は冷たかったが、波に挑む精神がアドレナリンを放出したからなのか、寒さはさほど気にならなかった。天気が良い日は水から上がれば太陽の日差しが冷えた身体を温めてくれた。　サーフキャンプがあるバレアルからペニーシュの町まで自転車で約２０分。城壁に囲まれた町と言うよりも村だ。ここには毎日朝から昼頃まで開かれる村の人の食卓市場へ数回食料調達へ行ったのと魚専門店へ食事に行ったくらいだった。特にどうって事ない村だったが炭火で焼かれた魚はどれも非常に美味かった！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オッラ！、人々は日に焼かれて浅黒い。深く刻まれた笑い皺が妙に優しげだ。すれ違う度にまるで知り合いのように挨拶をする土地の人々。こちらも自然と頬が和らぎ、笑みが浮かぶ。　毎日波乗りができる幸せ。気が合う連中と共の生活。共に起き、食事を取り、海へ行き、波に乗り、語り合いそして毎晩床に就く。永遠に続いてほしい変わらぬ日々は永遠に続いてはくれない。　ベルリンにもやっと春が訪れた、例年と変わらず。ただ今年は少し寄り道をしすぎたのか、遅い訪れだった…次はいつまた波乗りに行けるのだろう…秋口には行こう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  May 1, 2006

  コメント(0)

• 

  surf trip into

  ２００５年のイブ、カナリヤ諸島フエルテヴェントゥーラ島へと向かった。ベルリンを出発したのはまだ辺りが真っ暗な早朝。フランクフルトとマドリッドで２度のトランジットを経て漸く到着したフエルテでは常夏の暖かで湿った風が出迎えてくれた。空港から目的地までは更にバスで１時間半の小旅行。海辺のルートをとらずバスは内陸の道をひたすら南下していく。車窓には途中、泥壁と赤い瓦屋根の素朴な家からなるいくつもの小さな集落が映っては消えていった。翌日からサーフィン。天気良し、気温良し、水温良し、波良し！イブもクリスマスも大晦日も元旦も感得はしているがここに滞在する誰にもなんの意味もない。波乗りはセラピー。誰もがただ一途に波を観察し波に乗り、疲れたら浜辺で休む。波の音を聞きながら。フエルテは風が強い。そして丁度新月と重なるこの時期波は高い。満ち潮の時刻は白波だらけ。サーフには向かないが押し寄せるその巨大な白い物体にただただ圧巻。　　元旦は海に入らず波＆サーファーウォッチング。カメラを片手に波乗り達の写真を取り捲った。深いブルーと滑らかな波。３人が同時にテイクオフ and go。かっこいいー！気分爽快。身体が疼く。海辺を囲む岩山を散歩していると乾いた荒野で双子を見つけた。こんな砂漠でもがんばって生きている。自然は強い。日中の強烈な日差しは暖かで心地が良いが日が落ちると急激に冷え込む。青い空と輝く太陽は幸福そのものだが、この夕日の美しさに感銘し涙がどこか深い部分から湧き出しいくつも流れ落ちた。このような感動を追い求め我々は日々生きているのではないだろうか？！そう思うとフエルテは生命の源である感動が溢れるほど豊かに散りばめられた島だった。

  Jan 19, 2006

  コメント(0)

• 

  Napoli

  建物の塗装は剥げ落ち、路地にはごみが山積みとなり、物乞いが町を徘徊する。陽気で活気溢れるナポリの下町情緒は太陽と青空のもとそう見えた幻なのか…曇り空の下に広がるナポリは寂れた悲しい街の貧困と斜陽の印象を一見受ける。しかし一歩街の雑多に足を踏み入れるとそこは貧しいながらも陽気で元気なナポレターナが目が合うと人懐こい笑顔でCiao!と挨拶をし、人やモーペットや車が忙しなく細い路地を行きかう。貧困に蝕まれながらも陽気で活気溢れるナポリも遠い昔、ナポリ王国の首都として裕福な黄金の時代を迎えた事もあった…征服・男の浪漫なのかアレクサンダー大王はひたすら東へと遠征を続けた…　　　　　丘の上から見下ろすと家と家が犇くナポリの町並みの向こうにベスビオ山が雨雲の中から姿を現した。活火山であるベスビオは嘗て噴火をした際にポンペイやその周りの村々を一瞬のうちに消し去ったと言う。現在も活動を続けるベスビオ山では火山の研究が熱心に進められている。今の時代、約１週間前に噴火を予測できるそうだ。　　　　足を伸ばしてナポリからソレントへと出掛けた。鈍行電車の窓の景色にはベスビオ山がひたすらついてくる。近くの景色が変われどもバックにはかならずベスビオ山。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春から秋に掛けて避暑地として賑わう小奇麗なソレント。そんなソレントとナポリは約１時間半の距離。たった１時間半だが貧困の差は激しい…止む事を忘れた雨が強弱と降り続くナポリの市街地を散歩すると目に付くのは野良犬たち。屋根の下の一角では野良犬たちが仲良く眠りについていた。　　　　　　　ナポリの街は何でもあり。気取らないただひたすら生きる事に夢中な人たちが集まる街。少々ガサツだが微笑ましい。　　　

  Dec 6, 2005

  コメント(0)

• 

  砂漠の三日月

  砂漠にも生命が宿り・表情があり・時間が流れる。しかし砂漠での時間のあり方はワタシが慣れ親しんだ時間とは異なっていた。青白く凛冽した砂漠はアッラーの光と共に死の世界から目を覚ます。色も音も香りもない、無の世界はアッラーが放散する恵みの光により生命を呼び起こす。砂漠はひとたび日の光を浴びると幾度も表情を変化させ、また風の力を借り、生きた痕跡を残し続ける、死を迎える日没まで。そして旧套を終えた砂漠はアッラーと共に今日もまた眠りにつく。　　　　　砂漠で見つけた生命、源にやっと辿りついた気がした。強く逞しく根を張り生きている。　　　　　風に揺れる細い枝先が筆となり、　　砂に心覚えを刻む、　　今日の自分の生存を証明するかのように。　　アッラーと共に変化する砂の色、砂漠色。　優しく暖かく、まるで母体にいるような、深い懐かしさが遠い記憶を思い起こさせる。　穏やかな気持ち、静かな心。夜明けの静けさに目が覚めた。遙か遠くの東の空、地平線には眠りから覚めたアッラーが薄っすらと光の筋を落とす。西の空を見上げると鏡に映った三日月が浮かんでいた…

  Oct 22, 2005

  コメント(0)

• 

  温泉天国日本を懐かしむ

  　　加仁湯の露天風呂から見た紅葉する扇岩味覚の秋・紅葉の秋・ハイキングの秋！！日本の秋は素晴らしい♪温泉好き、紅葉好きの私としてはこの時期無性に日本が恋しくなる。歳を重ねるにつれ感動を忘れていた私が伝説と不可思議を湛える鬼怒沼から見た眺めに久しぶりに感動を実感した。その日は天気に恵まれた。雲ひとつない空そして澄んだ空気。遠くに見える山並みが海に浮かぶ島のように見えた。沼の水面は微動だもせず空を映していた。日光沢温泉の女将が持たせてくれたおにぎりとたくあんを鬼怒沼で食べた。日光沢の女将が漬けるたくあん、これが非常に旨いのです！＜奥鬼怒温泉郷　日光沢温泉＞白濁した滑らかな湯。【内湯】男女別【野天】混浴・女性専用※女性一人での宿泊まったく問題ありません！女夫渕温泉駐車場から徒歩約2時間。手前にある八丁ノ湯や加仁湯は宿泊者向けの送迎のサービスがある。両宿とも野趣溢れる温泉とバラエティー豊かな温泉で大人気だ。手白澤温泉も日光沢温泉と同様送迎サービスはないがこの温泉郷の中でもっともモダンで洗礼されている。日光沢温泉の鄙びた温泉宿は観光客向けでは決してないが温泉好き情緒好きにはたまらないお宿。八丁ノ湯・加仁湯・手白澤温泉・日光沢温泉、奥鬼怒温泉郷の湯宿は多様多彩。全てそれぞれの源泉を持ち湯は勿論掛け流し。　愛犬と共に鬼怒沼へ向かった。登山中かなりはしゃいでいたので　彼はちょっとお疲れのよう。日陰で休息！この時期、日光沢温泉に1泊して鬼怒沼登山がお勧め！早朝５時の朝食後、温泉に浸かってからおにぎりを持って鬼怒沼を目指す。沼までひたすら登り約2時間。帰りは日光沢に立ち寄りひと息。筋肉痛防止にゆっくりと温泉に浸かるのも良し。昼過ぎ、お宿に預けておいた荷物を持って女夫渕温泉駐車場を目指す。女夫渕温泉から帰路途中栗山町役場手前にある「北の路」さんに立ち寄り、手打ちそばと季節の天ぷらを是非味わっていってください。こちらも感動します！デザートの手作りケーキも美味しいですよ。

  Oct 16, 2005

  コメント(0)

• 

  チュニジア　トゥニス編

  チュニジアの首都トゥニス。イスラムの主張が鮮明に繁栄する旧市街メディーナ、そしてコロニアル時代に持ち込まれた対照的な西洋文化がイスラム文化と反映し合う新市街。それに伴い街で見かける人々も対照的だ。メイン通りでは典型的な装いをした人はほとんど見かけないがメディーナの奥や裏路地に行くと頭に布をかぶり身体をしっかりと衣裳の下に隠したイスラム女性が買い物袋を片手にのんびりと路地を行く姿を目にする。　　　　　 　　　 イスラム圏にも関わらず敵国アメリカを象徴するコカコーラは当たり前のように浸透している…非常に残念！　西洋人の観光客で溢れる旧市街のメイン路地。近い昔の植民地時代そして今、大量に押し寄せる西洋人に対してトゥニスの人々は何を思い何を感じているのだろうか…なんとも表現しがたい哀愁に浸った。 観光客の混雑から逃れるためメディーナから脱出し、雑然とした賑やかな横道へと吸い込まれていく衆人の流れに付いて行くことにした。　　 流れの先には小さな店舗がぎっしりと道の左右に軒を連ね、その辺りは多くの地元民で活気が溢れていた。路面には日用品が敷き詰められ、中には売り物なのか粗大ごみなのか区別がつかない代物まであった。喉が渇いたのでスタンドでフルーツシェイクを頼んで飲んだ。何処の水で洗ったのか解らないような薄汚れたジョッキに入って出されたが、バナナと桃とオレンジとアボガドにミルクを入れてジューサーでシェイクされた１００％フレッシュシェイク！かなり美味しかった～。しかも日本円で約５０円とは多分れっきとしたボリなしの地元価格。安！メディーナや観光客相手の店だとこうはいかない。もともとの値段設定が高いか、ボラレルかまずいずれかでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしてこちらはトゥニスの「シャンゼリゼ」沿いに建つ劇場。日陰あるところに地元民！日陰に腰を下ろし、熱く照りつける日差しの中を汗をかきアホのように行きかう観光客を涼みながら観賞中？！

  Oct 15, 2005

  コメント(0)

• 

  チュニジア　スィディ・ブ・サイドゥ編

  カルタゴからバスで北へ約２０分。山の中腹に白と青がまぶしい集落スィディ・ブ・サイドゥが見えてくる。村はカップ・カルタゴの崖の傾斜面にへばりつくように佇み、崖の１００ｍ下には空と交わる青い地中海が広がる。　　　　　　　　　画家パウル・クレー、アウグスト・マッケとルイス・モイエーがチュニジア旅行時たまたま立ち寄った際、この村の美しさに魅了された。　　　　　　　　　　　彼らが１９１４年にスィディ・ブ・サイドゥを訪れた際に受けた印象は強かったようだ。その後この村をモティーブに描かれた作品は数多い。白い家に青い扉と窓枠、そして芸術的に細工された鍛鉄の格子。中でも背景に尖塔を描いた「カフェ・デ・ナッテ」は世界的に有名である。　　　　　　　　　光と影　　暑と涼　　静と騒　　喜と悲　　　　　　　　　　　　　　対照的な空間に入り込むとそこは出口のない迷路。一瞬をそのつど永遠に彷徨い続けるような不思議な感覚の中、ただぼんやりと自分の後に着いて行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  Oct 2, 2005

  コメント(0)

• 

  チュニジア・1日観光バスツアー編

  ツアー前半　　バルド博物館とカルタゴせっかく北チュニジアに来ているので伝説の古都跡カルタゴを訪れる事にしました。早朝７時に観光バスがホテルに迎えに来た。私以外にホテル・シンドバットからは夫婦１組が参加。きっと参加者はあまりいないのだろうななんて思っていたらとんでもない。ハマメットのホテルを数軒周ると結局参加者で大型観光バスはなんと満席！びっくりした～。いるんですね、現地バスツアーに参加する人って…ハマメットから観光バスで約１時間。まずはローマ時代のモザイク画コレクションで有名なバルド博物館に到着。　　　　　　で、またまたびっくり～！博物館の駐車場には観光バスがずらりと並び、博物館の入り口には既に長蛇の列！　　　　　　　　　　　　　　　どこからこんなに観光客が集まってくるんだろう…　　　　　博物館の展示品はおもしろいのですが、なんといっても人の多さに圧倒され、出勤ラッシュ並みの混みように自由に身動きも取れず…そして「バルドに行ったら絶対見ておかないと！作品」を急ぎ足でちら見した後カルタゴへと向かいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローマ時代のモザイク画は驚くほど美しかったですよ！あぁぁ～もっとゆっくり見たかった、でもあの人・人・人じゃ無理～。そして毎日混んでいるらしいので１人で行ったとしても時間をかけてゆっくりは見られるだろうが、あの人・人・人は避けれらないようです…カルタゴへはバルド博物館から観光バスで約３０分。こちらもまさかまた人だらけ？と懸念していたらガラガラでした。空いている理由は直ぐに解りました。だって面白くないんです…　　　　　　　　　　　ガイドさんの話によると紀元前８００年に王位継承問題で実兄にティロスから追われたフェニキアの王女アリッサがこの地に首都カルタゴを築き、カルタゴは数百年の間隆盛したと伝えられているそうです。　　　　　　しかし後にカルタゴはローマ人に滅ぼされ、そしてその跡地に築かれたローマ人の都市はアラビア人によって西暦７００年に侵略されます。アラビア人はローマ人の都市から大理石や柱などをモスクの建築材料として持ち去りました。　　　　　そのためカルタゴの跡地にはほとんど何も残っていません…　　　　　　　　　　地中海に面するカルタゴはいったいどれほど美しく裕福な首都だったのでしょう…Nie wieder Busreise!!現地ツアーには２度と参加しないと強く自分に誓うと共に、長く壮絶な1日は終わりました。★↓にここでは紹介していないチュニジアの写真をアップしました：http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=675742&un=105042

  Sep 18, 2005

  コメント(0)

• 

  ★需要高まる女性の１人旅?!★

  多くの女性が男性と同様に職業を持ち自立するこの時代、女性の行動範囲は広がる一方です。それでも女性の１人旅に対する偏見は一昔前と未だあまり変わらないようで不便さを感じる事が度々起こります。最も困難なのはなんと言っても女性1人での宿泊ですね。去年の秋に温泉と紅葉の旅がしたくて老舗の温泉旅館に予約を入れようとして断られてしまい、結局この時は中禅寺湖湖畔にあるアマチュアカメラマン常連の温泉宿に泊まりました。まぁ仕事柄断られるのは慣れてはいましたけどね…　　　　　　　　　　　　　　　　旅番組を制作していた都合上１人でロケハンに出掛ける機会がよくあったんです。そんな時もホテル以外での宿泊は面倒でした…お宿に予約を入れる毎、まず大体は断られるんです。そんな時には必ず明るい声で自殺じゃないですよ出張ですって言っていました。　　　　　１人で行動する女性数が上昇するこの時代、女性の１人旅の需要は確実に高まっているはず！今後は女性が１人で自由に気持ちよく旅ができるよう、日本もどんどん環境が改善されますように…

  Sep 15, 2005

  コメント(2)

• 

  チュニジア・ナブール編

  陶芸やケラミックで有名な町ナブールはハマメットから北へ約１０キロ。陶芸品および石彫り、金・銀・鉄細工や籠、織物など職人の手により作られる数多くの品々を扱った店が軒を連ねるチュニジア屈指の職人の町です。６時のモーニングコールで起床。朝食後ホテルのコンセルジュにナブールへの行き方を聞いてみた。　すると案の定タクシーで行くように勧められる…　　　　　　　　　　そんなの嫌～！とりあえずホテルから幹線道路に出てみると道路脇に人が立っているのを発見！きっとバスを待っているのだと思い聞いてみるとその通り。一緒にバスを待つ事約２０分。バス停の案内も何もないこの場所にアラビア文字とアルファベットでＮａｂｅｕｌと行き先が記されたバスが止まった！！＊なんでこの人ここにバスが止まるって知ってるわけ～？！＊それは地元民だから…バスは停車をするごとに人が乗り込みかなりの混雑状態に。窓を開け放ち走っているもののかなりの暑さ。汗が額や体のあらゆる汗腺から滴り落ちる…暑さと体臭にやられ限界に達する直前、ナブールの町に到着。ふ～…そう言えば現地人の体臭が強い印象はあまりない。それよりも西洋人の観光客の方が体臭強烈なのよね！毎週金曜日の早朝から町の一角で開かれる「マルシェ・シャモー」＝「らくだ市場」にはあちらこちらから地元の人々に混じり大勢の観光客も惹きつけられ訪れます。ハマメットが青い色と白い色ならナブールは茶色。小道の両脇に軒を連ねる店はどこも同じ様なキッチュが並ぶ。ラクダは売られていない事は承知できたものの砂漠の遊牧民の浪漫を想像して訪れたワタシとしてはかなり期待はずれ…　　それでもせっかくなので市場を散策…　　　観光客向けの商品がずらっと並ぶ市場から人込みが一際目立つ脇道を除くと砂埃に紛れて地元民達がせっせと行き来している。奥へ進むと地元民用の市場が開かれていました。市場には豊富な種類の色とりどりの野菜や果物が売られていました。　　　　　　　 　　　　　「ラクダ市場」の名称を持ちながらラクダの売買は既に数年前に廃止となり、現在では羊や鳥などの食用家畜の売買のみのようです。　　あぁぁぁ～、この羊ちゃんも食卓用なのね…一休みしようとローカル色の強い店に入り、男性ばかりが寛ぐ（イスラム圏特有）バールでミントティーを１杯。なんと驚きコップ１杯２０円弱。これが観光客も訪れる目抜き通りのサロン・ド・テェでミントティーを頼むとポットに入り、ちょっとしたお菓子付きで約１５０円。そしてホテルで頼むとコップ１杯のミントティーが約１８０円。チュニジアは観光が最大の財源らしいからよしとするか…

  Sep 11, 2005

  コメント(3)

• 

  チュニジア・ハマメット編

  　　　　　　　　　　　　☆Ｍｅｄｉｎａ★メディーナ☆　　　　　　遅い朝食を済ませてから　　　　　　　　　　　　　　　ハマメットのcentre・メディーナへホテルから約３キロ、たしか方向はこっち…なんとなく道路沿いを歩き出す。交通量の多い事、息が苦しい。　　　　　それでも周りの雰囲気とKANで方向さえ間違わなければ辿り付けるものなのです。　　　　　　　　　　　　排気ガスを吸う事約３０分。　　　　　　　　　　　　目の前が開け海辺に出ると砂浜に「駐船中」の　　　　　　　　　　　　カラフルな釣り船にまず引き寄せられます。　　　　　　　　　　　　そしてその先に突き出る塞の中がメディーナ…　　　　　　　　　　メディーナ＝旧市街。今では住居となっているのは奥まった路地裏のみ。残念ながら庶民の生活はほとんど目にする事はできません。ガラクタを売る店や観光客向けのカフェがメイン路地を陣取っているのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　それでも人の流れから外れると　　　　　　　　　　　　静かで穏やかな時間が流れる空間へと迷い込む。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白い色・青い色・茶色…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柔らかい優しい色　　　　　　　　　　　　　　　　浅い籠に鮮やかな色の花束を並べて売り歩く　　　　　　　　　花売り少女ならぬ花売り男。　　　　　　　　　そして空はどこまでも青く雲は綿飴のように白く白い砂浜には小波がたち海は地平線で空の青と混ざり合う。　　暑い日差しの中を散歩した後はイルカに誘われて砂浜のバーで一休み…

  Sep 10, 2005

  コメント(2)

• 

  チュニジア・アヴァン

  　　　　　　　　　　　　　　　極楽・天国・桃源郷　　　青い色は海と空と建物の扉や窓枠の色…　　　　　　　　　白い色は雲と建物の壁とあの人の笑顔から覗く歯の色…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上げ膳据え膳＆シエスタ付き。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チュニジアで１週間の夏休み！　　　始まりは小さな漁村。現在は人気の観光地と化したハマメットに建つイスラム風の部屋が居心地良いコテージ式の静かな老舗ホテルシンドバット。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしてなぜかイスラム圏であるチュニジアの赤ワイン。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飲みやすかったな～…　　　　　　チュニジアの首都トゥニスのスークや　　　　　　　　　　　　　　　　有名なバルド博物館は欧米人の観光客で入り乱れ、まるで日曜日の原宿・竹下通り並みの混雑ぶりだった…　　　　　　　　　やはり旅先では何も考えず本能にまかせて迷子になってみるのもおもしろい。ガイドブックなどに従わずただ地元民の流れを辿って進めば彼らの生活が多少なりとも見えてくる。　　　　　　　　　　　　 　 Info感じが良いスタッフと美味しい食事、白い砂浜沿いに佇む落ち着いた雰囲気の老舗ホテルシンドバットは日常で疲れた心身を癒すためだけにチュニジアを訪れる際にはお勧めの滞在先！http://hotelsindbad.net/gr/index.htm

  Sep 7, 2005

  コメント(2)

全27件 (27件中 1-27件目)

1