テーマ:おいしい焼酎(30)
カテゴリ:焼酎
今、大慌てで焼酎アドバイザーの試験勉強をしています。
試験は12月4日(月)、会場は福岡です。 今日勉強をしていたら、とても感動するお話があったのでご紹介します。 1705年の話です。 鹿児島の指宿に、前田利右衛門という漁師がいました。 どういう理由で行ったのかわかりませんが、利右衛門さんは琉球に渡りました。 当時、鹿児島の土壌は火山灰などで痩せており、毎年台風も来て、作物があまり育ちませんでした。 利右衛門さんは考えました。 ・・・鹿児島の人は貧乏で、ガリガリに痩せている・・・ 琉球の人は、貧乏なのに痩せていない・・・なぜだろう??? そこで見つけたのがさつま芋(甘藷)です。 さつま芋は痩せた土壌でも育つのです。 その頃は、琉球からさつま芋などを持ち出す事は禁止されていたそうです。 利右衛門さんは、こっそり隠してさつま芋を鹿児島に持ち帰りました。 さつま芋はそれまでも、琉球から何度か持ち帰られていたそうです。 でもそれは、珍しいからという、お土産でしかありませんでした。 利右衛門さんは、心から鹿児島の人を飢餓から救いたかったのです。 だから、琉球で栽培方法もしっかりと学んで帰りました。 利右衛門さんは帰ってからも根気強く熱心に、さつま芋の普及に尽くしたそうです。 さつま芋は鹿児島で広がり、これが芋焼酎の元になったそうです。 今でこそ『さつま芋』と言いますが、琉球から渡ってくる前は遠く南米で自生していたとか。 それが長い長い年月をかけて琉球に渡り、鹿児島に渡り、現在おいしい焼酎が飲めるようになったんですね。。。。 またおもしろい話があったらご紹介します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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