「春にして君を離れ」は秋に読むべし
さあ 今日は「防災の日」です遅れ馳せながら やがて必ず来る日に備えて残ってるダンボールで ↓こんな感じに 天井までギュッと詰めてみました 確かに 震度5の時 軽めの突っ張り棚 外れてたもんね見た目はよろしくないけど この方が グラグラしないみたいそんなこんなで 本棚周辺を 整理してると 懐かしい文庫がいっぱい中途半端に しおりが挟まれたままものも多数 ヽ( ´ー`)ノフッ今日は その中でも完読できた 特別なサスペンス?を紹介しましょう秋だからね 食欲の 読書のさアガサ・クリスティの作品は ミステリーファンなら 誰もが一度は 読む あるいは 観たことがあるに違いないだけど 山ほどある彼女の作品群の中で犯人も探偵も登場しない小説が6編だけあるんですその中のお気に入りが むふっ「春にして君を離れ」なのです春じゃないじゃないか! と突っ込む事勿れ舞台となるイギリス(バグダッドも)の季節は11月優しい夫 よき子供に恵まれ 理想の家庭を築き上げたことに満ち足りている フツーの主婦ジョーンが 娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会ったイケテナイはずの友人との会話からそれまでの親子関係 夫婦の愛情に疑問を抱きはじめるほら なんか身につまされそうでしょ学生時代に読んだ時は 中年女性って複雑ねぇ~くらいしか 感じなかったと思う今日 読み返してみたら あれっ 涙がデルデル鬱気味? 私もそんな年になっちゃったんかっ!このジョーン 急激にさまざまなことに気づき 反省し 考えていく本人さえ気づいていなかった 心の複雑さも・・・ラストの数行は 鳥肌が立ちますある意味 バイブルにも 成り得ますちなみに私は お茶っこで もち茄子漬けを つまみながら 再読特に 結婚してる女性には ぜひお薦めしたい一冊ですアガサの愛の小説シリーズ ハマってみませんか ↑ハーレクインっぽい表紙になりましたなぁ