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カテゴリ:NLP
一昨日の「言葉」と「体験」についての続きです。
またまた、前振りですが。。。。 小説を読んでいて、まるで自分が主人公になって、 その場にいるような感覚を味わった人は少なくないと思います。 私は、ハリーポッター等を読んだ時、その場の情景がありありと 目の前に浮かんできて、全くの擬似体験をしてしまいます。 (NLP用語では、サブモダリティーと言います。) なので、映画などを観ると、本を読んだ時に自分の心に描いた情景と 映画のシーンが微妙に違ったりして、違和感を覚えてしまうことすらあります。 同じ言葉でも、受け取り方は人それぞれなのだという、証拠です。 同じ映画を観ても、受け取り方は人それぞれなので、 正に無数の受け取り方があるということですね。 (NLPでは、DDG(distortion:歪曲, deletion:省略, generalization:一般化)と言います。) また、人生論などの本を読んでいて、「ああ、なるほどな~」 と思っても、1週間もしたら忘れてしまう事って、ありませんか? それは、その言葉にあなたの実体験が入っていないからです。 いくら沢山本を読んで「気付き」を得られたとしても、 あなたがその言葉を「体験」しなかったら、 一過性の言葉として、いつか消え去ってしまう運命にあるのです。 (ここでいう「体験」とは、過去の出来事の場合もあるし、 現在進行中、または、将来起こるであろう事柄の場合もあります。) リーディングやチャネリングも同じです。 「へ~、そうなんだ~、ふ~ん」 で終わらせたら、それだけの事で終わってしまうのです。 その言葉に辛辣に向き合って、疑問を持ち、熟考し、 自分の納得のいくような形としなければ、全く意味がありません。 例え、それが他人と違っていても、それを気にする必要はありません。 それは、あなたにとっての「現実」であり、他人のものではないからです。 でね、本題の、「言葉」と「体験」についてですが、 「言葉」の集合体である本には、人類の叡智が詰まっています。 例えそれがフィクションだとしても、物語を通じて あなたの心に訴えかけ、あなたは何かを感じ取っているからです。 しかし、本を読むことは、人々が書き残した体験(のサマリー)を 読む人のフィルターを通じて「気付き」という体験にするので、 書き手の情報が読み手に渡るまでに、膨大なロスが生じるので、 ある意味、効率が悪い、かも知れません。 「体験」は「言葉」よりも、強烈です。 人は言葉でしか体験を伝えられませんが、 1つの体験は多くの言葉を一掃してしまいます。 でも、「体験」するには、物理的に肉体をそのような状況に 置かなければならないので、時間的な制約があります。 NLPでは、実際の体験も、想像上の体験も、 脳の中では区別がつかない事を利用すれば、 実際の体験を、想像上の体験で 覆す事は簡単だと考えています。 インナーチャイルドワークも、ほとんどが、 過去の体験に、別の側面から光を当てて、 過去の体験を書き換えることに焦点が置かれています。 コペルニクスが地動説を提唱した時、 人々は、彼を狂人扱いしましたが、 今ではそれが常識になっています。 一方で、占星術は天動説の時の手法ですが、 地動説が常識となった今でも、 新しい手法なども取り入れ、 十分に機能を果たしています。 本を読むのも良いけど、その情報を丸呑みせず、 「体験」として、自分の物とする方が、 結局は早くて効果が高い気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 28, 2007 01:33:40 PM
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