魚沼方言辞典(2)
過去リンク:魚沼方言辞典(1)推定通用人口:約3~4万人推定通用地域:新潟県十日町市北東部、旧中魚沼郡北部、小千谷市東南部、北魚沼郡西部、旧南魚沼郡北部。魚沼方言の特徴:この地域には、富山県東部の方言と類似または共通すると見られる話し言葉、イントネーションが多数ある。オレは言語学者でもねぇすけ、なんでこっけんなってらんかの理由はわからね。言い回し使用例:(特に動詞は口語の会話の中でさらに変形活用する場合多し)「まんま」:ごはん。飯。「食卓」を総称的に表わす場合もある。「やま」:通常は「山」のことであるが、「土地・所有地」を指す場合がある。「こーこ」:たくあん。「たっぽ」:田んぼ。「こんき」:耕運機。「めっぱつ」:ものもらい。「かんもす」:かき混ぜる。かき回す。「きもやく」:腹を立てる、イラつく。「肝妬く」から来ている。「しゃぐ」:(人を)叩く。はたく。「じゃみる」:赤ちゃんや子供が泣く。夜泣きする。「ごっと」:間違い。手違い。デタラメ。「ぶちゃる」:捨てる。「たまげる」:驚く。びっくりする。「こちょばす」:くすぐる。「ぶちる」:アザになる。内出血して腫れる。「ごーぎ」:凄く。すさまじく。「そうやん(か)」:そうなんですか~。そうだったのか~。「すっけなん(そっけんがん)」:(否定的に)そんなもの、そんな取るに足りないもの。「ねぶって~」:眠い。眠たい。(ねぇ、私をぶって~、ではないw)「こうぇえ」:「こわい」の口語。(食べ物が)硬い。「おっかねぇ」:こわい。怖い。「めごい」:可愛い。愛らしい。「しゃっこい」:(食べ物が)冷たい。人格には使わない。「こちょばってぇ」:くすぐったい。「~しゅう(~しゃん)」~をする。~になる。例:さて、どうしゅうかな(さて、どうしようかな)なんかしゃん?(何かするんですか?) 国が内部から崩壊しゅうゾ。(国が内部から崩壊してしまいますよ。)「~てら」~している。~しています。例:すっけなん、わかってら~。(そんなの、わかっています。)「でこ」大して(~ではない、と否定的に使う)例:そら~、でこ難しくねぇこっつぉ。(それは大して難しくないですよ。)「~こっつぉ(~こってね)」動詞の末尾に付け加えて文意を強調する。例:そっけはや走らんねこってね。(そんなに早く走れないですよ。)「~どー」「~こっつぉ(~こってね)」と同意、同様に使う。語感としてはより強い。例:ごーぎテキトーなんどー。(凄いテキトーなんですよー!)green mailerのコメントばっかどー。(green mailerのコメントばかりですね!)